土地の大きさによって土地の価格が大きく変わります。
市街地で探そうと思うと、土地の「坪単価」が高いので、土地をできるだけ小さく買うか、坪単価の安い土地を探すこととなります。
坪単価が相場より安いと言うことは、それなりに理由があります。
・日当たりが悪い
・北側道路
・旗竿地(奥まった土地ってことです)
・道路が狭い
・便利が悪い
などなど
条件が悪ければ「坪単価」は下がります。では、条件がいい(坪単価が高い)土地ってどの様な土地でしょう。
・南側道路(日当たりがいい)
・角地(家に挟まれない)
・便利がいい(小学校が近い)
などなど
一般的にいい土地が欲しいと思うのが皆さんの望むことかと思います。
では「いい土地」が本当にいい土地なのかを検証してみましょう!
「いい土地」は坪単価が高いです。
南側道路の土地でしかも角地。便利もよく誰もが欲しいと思う土地。坪単価が15万円で70坪・総額1,050万円で売り出されています。
「悪い土地」は坪単価が安いです。
旗竿地で日陰も多く、家に囲まれたプライバシーも保てなくて、誰も買いたくない土地。坪単価が8万円で70坪で・総額560万円で売り出されています。
「いい土地」と「悪い土地」では明らかに総額が490万円もの違いがあります。
しかし、この「いい土地」に、これまでの概念で建てた家が建つとどうでしょう。明るい土地を買ったのだから、リビングの南側には大きな窓を設けて、明るいリビングになる間取りにしたい!と言う要望をハウスメーカーに依頼することでしょう!ハウスメーカーも当たり前の様に、南側からの明るさを重視をしたプランをご提案することでしょう。
家づくりをしながら外構工事の話が進むにつれて、『あれっ?』南側の道路から家中丸見えになってしまった!外構工事でプライバシーを保とうとして、ブロックやフェンスの見積りを取ったら、250万円の外構工事費用がかかることがわかり、住宅ローンの増額をしなければならなくなってしまう事となってしまうのです。
商業地であれば、目立つ様な土地であればあるほどいいのでしょうけど、一般住宅では生活プライバシーの確保が大切となるのです。
無駄な外構工事費をかけなくするためには、これまでの設計概念をすてて、その土地にあった設計をしてくれる工務店やハウスメーカーに依頼する事です。
ローコストメーカーが得意とする「規格住宅」では、土地にあった設計ではなく、またあなたの生活導線などを無視をした、価格重視の住宅を選んでしまえば、プライバシーもなく楽になれるはずの生活も得られないのです。
もし、土地の条件からあなたの最適な住宅の設計をしてくれる工務店・ハウスメーカに出会えられたとしたら
・わざわざ坪単価の高い「いい土地」を買わないでいい
・むしろ、「悪い土地」を安く買って設計力で土地建物の総額をおさえて楽にローン返済ができる
土地を選ぶには必ず工務店・ハウスメーカーと一緒に土地を探しましょう。ただし、土地からしっかりと設計してくれる工務店・ハウスメーカーとです。
そうすれば、「悪い土地」でも、「いい土地」に変わることでしょう!
大きさにおいては、60坪から70坪がベストではないかと、私はお伝えしております。平家でも車は3台は駐車できるはずです。
無駄に大きい土地を買えば、その分ローンが増えますし、固定資産税も払わなければいけないです。それに維持管理で草むしりも大変です。
不動産屋さんは総額が高い物件ほど喜びます。仲介手数料が多くもらえるからで、金額が低い物件をあまりやりたがらないのです。建築のプロでもないので、どの様に家を建てれば、土地を上手に生かせる術は持ち合わせていません。
不動産屋さんに「条件が悪いけど安い土地ありませんか?」と聞いてみてください。きっと掘り出し物が出てきますよ!