新築を建てる方の中には、ルンバのようなお掃除ロボットを採用する方もいますよね。
お掃除ロボットを使うなら、専用の置き場所を作ると使い勝手が良くなります。
ちなみに、ルンバ置き場は「ルンバ基地」と呼ばれています。
今回はおすすめの置き場所と、ルンバ基地を作るときのコツや注意点を紹介します。
公式が発表するルンバの設置条件
アイロボットの公式ホームページが掲載している、ルンバの設置条件を初めに理解しておきましょう。
設置場所の条件を簡単にまとめます。
- 近くに障害物がない広い空間に置く
- 両脇は0.5m以上、正面は2.4m以上の空間を確保
- 平らな床に設置して段差から1.2m以上離す
- Wi-Fiの通信環境が良い場所に設置する
これらの条件を満たしている空間に、ルンバ基地を作りましょう。
ちなみに、クリーンベースが付いたルンバの場合は、本体上部に0.3mの空間を確保しなくてはなりません。
フタを開けてバッグの交換をできるようにするするためです。
ルンバの機種によって必要な空間は異なりますので、ルンバ基地を作る前に購入するモデルを決めてくださいね。
ここがおすすめ!ルンバの置き場所6選
注文住宅を作るなら取り入れたい、ルンバ基地の場所を紹介します。
①収納の下部
ものを出し入れしにくい収納の下部を利用して、ルンバ基地を作りましょう。
オープンタイプの収納なら、扉を開け閉めしなくても、ルンバを稼働させることができて便利です。
収納の内部にもコンセントをつけることは可能なので、目立たない位置に施工しておきましょう。
②階段下
階段下スペースを有効活用する方法もあります。
ホームベースがコンパクトなタイプのルンバなら、階段の1段目の下にもすっぽりと収まります。
収納として使いにくい1~4段目の階段下をルンバ基地として活用しましょう。
③テレビボードの下
テレビボードの下もルンバ基地として活用できます。
専用の空間を作らなくても、コンセントを施工するだけでルンバ基地を採用できる点がメリットです。
フロートタイプのテレビボードの場合は、下部の空間を活かしてみてくださいね。
ただし、ダウンフロアのリビングだと段差ができてしまい、ルンバがうまく作動しない可能性があります。
ロボット掃除機を使いたいなら、なるべく段差のないフラットな間取りを採用しましょう。
④小上がり和室の下
小上がり和室の下のスペースを、ルンバ基地にすることができます。
一般的には、畳下に引き出し収納をつけて空間を有効活用するケースが多いですよね。
畳下の一角をオープンスペースにして、中にコンセントを施工すればルンバ基地が完成します。
⑤ウォークインクローゼットの中
ウォークインクローゼットなどの目立ちにくい位置に、ルンバを置いても良いでしょう。
LDKにルンバが見えないためすっきりとした印象を与えることができます。
ただし、ウォークインクローゼットが2階にある場合は、1階の掃除ができないため注意が必要です。
また、間取りによってはWi-Fiの接続環境が不安定になることもあります。
ウォークインクローゼット内にルンバを置くことも想定しながら、ルーターの場所を考えると良いでしょう。
⑥洗面台の下
洗面台の下にルンバを設置する方法もあります。
造作洗面台を採用する場合、本体の下部をオープンスペースにすることも可能です。
上の画像のような、カウンタータイプの造作洗面台なら、収納の下にルンバを置くことができますね。
ルンバ基地を作るときのコツや注意点を紹介
ルンバ基地を作るときのコツや注意点を紹介します。
①購入するルンバのサイズを確認する
ルンバは商品によってサイズが異なります。
あらかじめ購入する機種を決め、ホームベースと本体が収まるようにルンバ基地の寸法を設計しましょう。
注意点は、ホームベースの両側に0.5mの空間を確保する点です。
ルンバ自体は収納できても空間が狭いと、掃除後にルンバがホームベースへ上手く戻らないことがあります。
ただし、実際には0.5ⅿの開けなくても問題なく使用できることが多いようです。
ルンバ基地の幅を狭くする場合は、自己責任で行ってくださいね。
②扉はつけないほうが使いやすい
ルンバの使い勝手にこだわるなら、ルンバ基地には扉を付けないことをおすすめします。
扉があると使うたびに開け閉めしなければならず手間です。
また、ルンバを稼働しているときも扉周りが掃除しにくくなることがあります。
ルンバを見えにくい位置に置きたいなら、リビングから死角になる場所や洗面所などに設置することをおすすめします。
リビングのルンバ基地を隠したいなら、来客時だけ目隠しできるロールスクリーンなどをつけても良いでしょう。
③コンセントはルンバ基地の奥側に施工する
ルンバ基地には、ホームベースと電源をつなぐためのコンセントが必須です。
コンセントはなるべくルンバ基地の奥側に施工するようにしましょう。
なぜなら、ホームベースや本体よりも手前側にコンセントがあると、コードが障害物になってしまうことがあるからです。
コードが邪魔だとルンバ基地周辺の掃除ができなかったり、上手くホームベースへ戻らなかったりする可能性があります。
ルンバのコンセントは頻繁に抜き差しするものではないので、奥の方へ施工して邪魔にならないようにしてくださいね。
コードが奥でまとまっていた方が見た目もすっきりしますよ。
④ルンバ基地の近くにゴミ箱置き場を作ると便利
ルンバは使用後に毎回ごみを取り除くことを推奨されています。
クリーンベースのあるルンバは、ゴミを自動で排出してパックに溜めてくれますが、その他の機種は手動でゴミを捨てなければなりません。
少しでもゴミ捨ての手間を省きたいなら、ルンバ基地のすぐ隣にゴミ箱置き場も作っておくことをおすすめします。
ルンバは壁内に収まっていても、ゴミ箱だけが出っ張っていたら見栄えが悪いですよね。
ゴミ箱もすっきりと収納できるように空間を作りましょう。
⑤収納をたくさん作って床にものがない状態を保つ
ルンバを採用するなら、効率的に掃除できる環境を作っておくことが大切です。
せっかくルンバ基地をしっかり作り込んでも、床にものがたくさん置かれた部屋では、ルンバが正常に作動しません。
ものは収納内にしまったり壁に掛けたりできるように、間取りの工夫を行いましょう。
床にものがなければ、スムーズにルンバで掃除を行うことができますよね。
部屋もすっきりして見えるため一石二鳥です。
また、家具の脚は10cm以上のものを選び、カーペットは厚さ2cm以下にして、ルンバが部屋中を掃除できるようにすることもポイントです。
ルンバに合わせて間取りや家具を考えてみましょう。
【おわりに】
家事を時短できる家電として大人気のロボット掃除機「ルンバ」。
ルンバ専用の置き場所を作ることで、すっきりと収納することができます。
公式が発表している設置条件を守り、使いやすい位置にルンバ基地を作りましょう。
また、ルンバを動かしやすいような環境を作ることも大切です。
床にものを置かない工夫や、ルンバの邪魔にならないような家具選びを行ってくださいね。
アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。
ルンバ基地を採用したマイホームを建てたいという方はぜひお気軽にご相談ください。
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