南相馬市で新築住宅を検討している方にとって、見逃せないのが補助金制度です。
住宅取得に対する支援だけでなく、結婚や移住といったライフイベントに合わせた補助も充実しており、条件次第では数百万円規模の支援を受けられるケースもあります。
ただし、それぞれに細かな要件や申請期限があるため、事前に内容を理解することが大切です。
そこで今回は、南相馬市で活用できる代表的な補助金と利用時の注意点について分かりやすく解説します。
南相馬市で新築するときに使える補助金

南相馬市で家を建てるときに使える補助金制度をご紹介します。
それぞれの要件なども解説しますので、活用できそうな制度をチェックしましょう。
補助金① 住宅購入等世帯定住促進事業奨励金

南相馬市で住宅を新築・購入した世帯に対し、定住促進を目的として支給される奨励金です。
新たに家を建てる場合はもちろん、中古住宅を購入した場合にも対象となります。
主な要件
奨励金を受け取るための主な要件をご紹介します。
- 対象世帯(※)に該当していること
- 住宅取得後に居住していること
- 5年以上定住する意思があること
- 市税の滞納がないこと
- 自治会に加入すること
対象世帯は次の4つのいずれかに該当している必要があります。
| ①多世代同居世帯 | 子とその父母・祖父母・曽祖父母の3世代以上が同じ住宅に居住する世帯 |
| ②近居世帯 | 親子と子の祖父母が居住する住宅の最短直線距離が約1000メートル以内にある世帯 |
| ③多子世帯 | 同居する18歳以下の子が3人以上の世帯 |
| ④移住定住世帯 | 下記のいずれかを満たす世帯 ・転入後、5年以内に住宅を取得し居住する夫婦 ・住宅取得後1年以内に転入した世帯で、申請時点において夫婦のいずれかが満43歳未満の世帯 |
対象世帯の要件以外は、特に難しいものはありません。
奨励金の額
新築・中古住宅ともに、基本は一世帯あたり100万円です。
ただし、下記条件に該当する場合は奨励金が加算されます。
- 移住定住加算:25万円
- 特定区域加算:25万円
- 空き家解体加算:50万円
| 移住定住加算 | 旧避難指示区域で住宅取得した場合 |
| 特定区域加算 | 転入後から5年以内に住宅を取得した場合 |
| 空き家解体加算 | 空き家を解体し、その敷地に新築住宅を取得した場合 |
すべての加算要件に当てはまる場合は、最大で200万円の奨励金を受け取ることができます。
申請方法
大まかな申請の流れと方法をご紹介します。
- 住宅取得・住民票移動・登記
- 入居
- 申請
- 市の審査
- 交付決定
- 奨励金振込
入居後の申請となるため、奨励金の活用を検討している方は計画的に家づくりを進めましょう。
申請期限
新築住宅を建てた場合の申請期限は次の通りです。
- 登記表題部の新築日から1年以内、かつ2027年3月31日まで
ただし、予算の上限に達した時点で受付を終了します。
この制度の詳細は下記ページをご参照ください。
補助金② 結婚等新生活支援事業助成金

南相馬市での結婚・パートナーシップに伴う新生活にかかる費用を支援する制度です。
若年世帯の定住促進を目的としています。
住宅の新築以外にも、引越し費用や家具家電の購入費なども対象です。
主な要件
主な要件をご紹介します。
- 2026年1月1日~2027年3月31日までに婚姻届等を提出し受理された夫婦であること
- 夫婦とも39歳以下であること
- 夫婦いずれかが申請時において市内に住所があること
- 過去に同制度の利用がないこと
- 市税の滞納がないこと
- 自治会に加入すること
該当年度に入籍した夫婦が対象で、年齢にも制限があります。
助成金の額
助成金の額は、一世帯あたり最大30万円です。
ただし、夫婦ともに29歳以下の場合は最大60万円に加算されます。
助成金の対象となるのは、次の費用です。
- 住居費:住宅の新築・購入費、賃貸住宅の賃料など
- 住居改修費:取得または賃貸した住宅の改修費用など
- 引越し費用:結婚に伴う引越しにかかる費用
- 家具・家電購入費:新生活で使う家具・家電の購入費用
家具・家電は南相馬市内の店舗で購入したものに限るなど、それぞれ細かな要件があるため、詳しくはホームページをご確認ください。
申請方法
南相馬市役所の「こども家庭課こども企画係」の窓口へ、書類と印鑑を持参して申請します。
申請期限
2026年度の申請期限は、2027年3月31日までです。
年度末は申請が混み合うため、早めの申請をおすすめします。
詳細はこちらのページをご確認ください。
補助金③ 福島県12市町村移住支援金

南相馬市を含む福島県の指定地域へ、東京圏などから移住し、就業・起業等を行う人に支給される支援金です。
移住する方を対象とした制度のため、住宅の新築に関する要件はありません。
主な要件
支援金を受け取るための、主な要件をご紹介します。
- 移住前は県外に3年以上居住していたこと
- 対象の12市町村(※)に転入すること
- 転入後3か月以上1年以内に申請すること
- 就業または起業などの条件を満たすこと
- 5年以上定住の意思があること
対象の12市町村は下記の通りです。
| 田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村 |
就労や世帯の要件なども細かく定められているため、要件に当てはまる移住なのか詳しく確認しましょう。
支援金の額
支援金の額は次の通りです。
- 単身:60万円
- 世帯:100万円
- 子ども加算:1人あたり100万円(18歳未満)
- 医療・介護・福祉有資格者就業加算:1人あたり120万円
条件に合う場合は、支援金が加算される仕組みです。
さらに、本支援金の交付決定者を対象に、アイリスオーヤマ公式通販サイト「アイリスプラザ」50,000ポイントを受け取ることもできます。
申請方法
大まかな申請の流れや方法をご紹介します。
- 住民票異動
- 対象者登録
- 申請
- 市の審査
- 交付決定
- 支援金の交付
対象者登録や申請前に、就労や起業に関する要件も満たす必要がありますので、計画的に進めましょう。
申請期限
転入後「3か月以上1年以内」に申請が必要です。
また、2026年度においては、2027年1月29日が申請期限となり、予算に達し次第受付を終了します。
詳細はこちらをご確認ください。
▷関連コラム:
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南相馬市の新築に関する補助金を活用する際の注意点

南相馬市での家づくりで、補助金を活用する場合の注意点を解説します。
期限を意識して計画的に進める
補助金はそれぞれに「申請期限」が定められており、タイミングを逃すと受け取ることができません。
特に住宅関連の補助金は、「入居後〇年以内」「転入後〇か月以内」など、住宅取得や引越しのスケジュールと密接に関わっています。
また、予算に達すると期限よりも早めに受付を締め切ることが一般的です。
そのため、家づくりの計画段階から「いつ完成・入居するのか」「いつ申請するのか」まで逆算して考えておくことをおすすめします。
スケジュールを整理せずに進めてしまうと、気づいたときには期限を過ぎていたというケースもあるため、早めに確認しておきましょう。
他の補助金との併用可否を確認する
南相馬市の補助金は複数ありますが、すべてが自由に併用できるわけではありません。
制度によっては、同じ費用に対して重複して申請できない場合や、国・県の補助金との組み合わせに制限があるケースもあります。
一方で、条件を満たせば複数の補助金を組み合わせて活用できる場合もあり、うまく活用すれば大きな支援を受けることが可能です。
事前に「どの補助金が併用できるのか」を整理しておくことで、無駄なく最大限に制度を活用できます。
申請実績のある地元の住宅会社への相談がおすすめ
補助金の申請は書類の準備や要件確認などが多く、初めての方にとっては分かりにくい部分も少なくありません。
そこでおすすめなのが、補助金の申請実績がある地元の住宅会社に相談することです。
地域の制度に詳しい住宅会社であれば、活用できる補助金の提案はもちろん、スケジュール管理や必要書類のアドバイスも受けることができます。
結果として、申請漏れやミスを防ぎ、スムーズに家づくりを進めることにつながります。
おわりに
南相馬市で家を建てる際は、さまざまな補助金を活用することで、費用負担を大きく軽減できる可能性があります。
ただし、それぞれの制度には申請期限や要件があり、事前の確認と計画的な準備が欠かせません。
賢く補助金を活用して家づくりを進めるためには、制度に詳しい地元の住宅会社へ相談することをおすすめします。
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