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南相馬というこの町で生まれて、この町で向きあい、この町で目指していること-2018年第二弾

前回からの続き・・・

私たち家族も郡山の避難先から地元へ帰還し子供達も馴染みの学校へ通い始めましたが環境の激変に順応するまでは色々と驚きがありました。
毎朝、小学校にバスがきて仮設校舎への送迎へ間に合うよう送り迎えをし、買い物できる場所・時間に制限があり、病院などは常に大混雑で通常の生活など遅れるような状況ではありませんでしたが、やっぱり地元の風景や馴染みの顔を見れるとホッとし徐々に癒され勇気が湧いてきました。
嬉しいことに双葉郡から避難されたお客様から連絡をいただくことが多くなり、新たな生活向けてのお手伝いを相談をいただけることにこれまでの姿勢が評価いただけたことに感謝し、慣れない土地での生活を馴染んでいただけるよう南相馬市のお話をさせていただきました。
段々と避難先から地元へ戻り復興需要で忙しくなり始めて、順調かと思った矢先・・・。基礎工事で長年一緒に仕事をしてきた社長から「これ以上ペースが上がると職人も高齢でついていけない・・・」家造りの基礎となる工事が悲鳴をあげていました。実際、地元には仕事に来ているが実際の生活は避難先で通勤で1時間かかりながら現場入りしている職人さんが多く皆が疲労困憊していました。
色々と考え試行錯誤もしましたが「一番はお客様の為」を最優先し受注制限をさせて頂く事にし無理な高望みはせず一棟一棟丁寧にを心がけました。
すると、これまで殺伐していた社内や現場が気持ちの余裕を持てる様になり笑顔がみえる様になりコミュニケーションも良くなりました。
 

この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。