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アトリエ建築家が設計したデザイン住宅研修 in静岡!vol.1

これから住宅会社が取り組まなくてはならない「性能」

数年前は家を買おうと思う年齢層は30歳前半から40際前半の方々でしたが、現在では30歳以前の方々も住宅を購入するボリュームが増えて来ました。若年世代の方々に応える住宅のあり方について本気で向き合うべく視察研修へ。
静岡に到着会場へ。座学ではこれから迎えるべく市場傾向や2020年から省エネ性能適合の義務化も視野に入れた商品開発などを今のうちから取り組む必要性などを学びました。
「性能」って住宅に求められている?
東日本大震災を経験し住宅の耐震性能に関してパナソニックビルダーズグループに加盟しテクノストラクチャー工法で耐震構造について多く学び身に付けてまいりましたが、住宅の性能は耐震だけではありません。
住宅性能表示制度では10区分32項目あり、構造の安定・火災時の安全・劣化の軽減・維持管理・更新への配慮・温熱環境(省エネ性)・空気環境・光、視環境・音環境・高齢者への配慮・防犯などがあげられます。これらを数値化することにより住宅の性能がわかり資産価値を高めることとなります。
これを30歳前半の方々が理解をし家づくりをするとなると非常に困難です。

1000万円台〜の憧れの建築家住宅

この研修(見聞会)での最大の目的は、実際に建てた建築家住宅の視察でした。ただでさえ高額といえるデザイン住宅が1000万円台から提供出るという事を確かめに遠く静岡県で実現できるのなら南相馬市でも出来るはずだと・・・。
研修を終え現場見学会場へバスで30分ほど移動すると住宅地の中に明らかに他の住宅とは雰囲気の違う建築家がデザインされたお家がありました。外観から見ても細部にも建築家のこだわりがうかがえます。
建物内部も案内されて入ると床材には無垢材を使用して天井まで伸びるハイドアでスッキリとして空間を広くみせるデザインでありリビングは狭小地でもあり二階にリビングスペースが設けられていました。スケルトン階段を使用し上手に空間の圧迫のなく無駄のない設計だなと感心いたしました。

つづきはvol.2で。

デザインだけではなく、耐震構造や高気密高断熱についてもしっかりした実力のある住宅でした。次回その続きを!

この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。