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残響

新緑

新緑が芽吹く5月も半ば。ゴールデンウィーク明けの忙しさが少し薄れてきて一筆。
長い休みはうれしいけれど、その後の忙しさは体にこたえる。やはりバランスは大切なのだ。
つい先日、NHKさんの永平寺の特集を見た。厳しい戒律と修行で有名な永平寺。
僧の方の修行など見る機会はほとんど無いので、流し見るはずがチャンネルはそのままに。
自分と同じ年齢、ないし年下の雲水の僧の方々が厳しい修行の中己を律しながら日々を過ごしている。
それを見ながら僕は一つの感想を持った。彼らが己に課している修行はとても厳しいものであるが
そこにあるのは人間の暮らしが営まれている。彼らからすれば俗世に暮らす僕たちは、厳しい修行こそ
無いものの、彼らと同じ人間なのだ。自分の身の回りを正し、住む場所を清め、日々の暮らしを営んでいる。
座禅を組み、禅を通して己を学んでいく過程はないものの、そこにあるのは人間の暮らしだった。
けれど違う。彼らの暮らしと僕たちの暮らしは同じでいて違う。

この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。