皆さんこんにちは。桜が満開の季節の中、4月には珍しく雪がつもりましたね。まだまだ肌寒いですし、コートや冬物はまだ仕舞えないです。僕はまだタイヤがスタッドレスのままだったので、何とか乗り切れましたけど、困った方もいらっしゃるのでないでしょうか。
今日は今月末に予定していますオープンハウスにもある、ロフトのお話です。この「ロフト」という言葉も一般の方々にも結構浸透してきている言葉です。アパートなどでも高さを利用して、ロフト付き、、となっているのを見ると思います。
今回のロフトの意味は、屋根裏を利用したスペースの事を指します。ジブリに出てくるような、屋根の形に天井が斜めになった、そんな空間を言います。このロフトにも実は法律が定まっておりまして、大きく書くと次の2つです。
・ロフトの床から天井の高さまでを1.4m以下にすること
《ちょっと解説》一般的な部屋の高さは2.4mです。ではなぜロフトは1.4m以下にするかと言いますと、一般的にそれ以上の高さにすると法律上居室扱いになります。2階建ての屋根裏に居室ということになると、法律上は3階建てになり、構造によっては綿密な構造計算が必要になってしまいます。
建築費や申請料など、家を建てるにあたって費用がかさむとローンであれば支払いもそれだけ重くなります。ちょっとした屋根裏のデッドスペースを利用して、効率よくスペースを利用するにあたって、ロフトはなかなか適しているのです。
・その下の階層(2階建てであれば、2階全体)の総面積の2分の1であること
大きくこの2つを守ることが、ロフトを計画に盛り込む第一歩になります。家造りで一度は考えるロフトですが、広さや高さを良くわかった上で計画することが肝心です。
屋根裏ロフトのススメ 南相馬市大木戸オープンハウス見どころ#1
屋根裏を使ったロフトのススメ
ロフトのメリット・デメリットとは、、、(・・?
↑上の写真はロフトの一例。窓を付けられなかったので空のクロス(^^)天井高さ1.4mは写真のような意味です。
・ロフトのメリット
ロフトは天井高さが通常の部屋より低く設定され、屋根の形によっても造りが多様に変わりますが概ね収納やちょっとした書斎的な空間にするのに適しています。家の建坪や外観にあまり影響を与えずにスペースを増やすことができます。
書斎感覚ならば、可能な所に窓を設けて風や光を取り入れたりプライベートスペースで、テレビの配線を持ってきて、ソファベッドで寝転びながらまったり過ごすのも良いですよね。大きな押入れの中に秘密基地があるような感じで、ちょっとしたワクワク感があると思います。
・ロフトのデメリット
採用する上では、もちろんデメリットにも気を配らないといけません。ではどんなデメリットがあるか??まず一つに、すぐ真上が屋根になるので真夏など日差しの影響で暑くなり、熱がこもりやすいことが挙げられます。
収納としてはそこまで影響ないですが、書斎感覚ならエアコンをつけることを視野に入れて検討する事をオススメします。
ロフトにエアコン?という方もいらっしゃると思いますが、ロフトの下が居室やホールになっている場合、冷やされた空気は下に、暖かい空気は上にいくので、例えば部屋とロフトがつながっているなら、ロフトにエアコンをつけて部屋には付けないというのも選択肢の一つになります。
2階の廊下とロフトがつながっている場合でも、2階の廊下が涼しくなるので、2階の自分の部屋から出たときとの温度差が少なくなります。
他の大きいデメリットといえば、スペースを造る工事なので建築費がその分かかることでしょうか。通常の坪単価でかかるわけではありませんが、それなりに大きい金額が広さによってかかります。
ですので先述した広さや高さをきちんと工務店さんと話して効率の良い造りをすることが大切です。例えばですが、収納として使うのなら無理にビニルクロス仕上げにせず、ベニヤ仕上げにすることで建築費を浮かすことも賢い選択の一つです。
床に関しても、質感にこだわりがなければお買い得な床材も流通していますので採用を検討することは良いことでしょう。
そんなロフトをご検討中の方へ お知らせです♪
ロフトについてメリット・デメリットを少し書いてみました。ポイントは広さ・高さ・仕上げの造りです。建物の形によって生まれる秘密基地。4/27~29の三日間、そんなロフトを参考にできるオープンハウスを南相馬市大木戸で開催予定です。お知らせブログは別にご用意しておりますのでご興味のある方は、ご予約・または当日お立ち寄り下さい。心より、お待ちしています。