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新築のお風呂の選び方!おすすめもご紹介いたします!

注文住宅を建築する際には水回りの設備や大きさを決める必要があり、お風呂についてはこだわる人が多い設備だといえます。

お風呂は身体の汚れを落とす場所であると同時に、1日の疲れを癒すリラックス空間でもあります。

また、家族全員が使う場所でもあるので、機能性を充実させる必要もあるでしょう。

そこで、この記事では新築住宅でお風呂を検討する際のポイントについて解説します。

現在新築住宅の水回り設計を検討している人は、是非参考にしてください。

 

□新築の浴室設計・注文に関する3つのポイントとは?

新築の浴室設計・注文に関する3つのポイントとは?

浴室を設計、もしくは注文する際にコストを抑えたいのであればシステムバスの導入がおすすめです。

しかし、システムバスは自由設計ができず既製品をそのまま設置することになります。

そのため、お風呂にこだわりたい人にとっては物足りなさを感じることもあるでしょう。

そこで、この章ではお風呂にこだわりたい人向けに、設備導入のポイントを3つ解説します。

 

*ポイント1:テレビは必要?

お風呂の時間が長い人にとって、テレビの設置は是非検討したいところです。

テレビの設置費用はサイズにもよりますが、20~30万円が相場です。

また、テレビを導入する際には浴槽をフラットタイプではなく腰かけタイプにするのがおすすめです。

フラットタイプで長時間湯船に浸かるよりも腰かけタイプにすることで半身浴となり、のぼせてしまうのを防ぐことができるからです。

最近ではテレビとYouTubeを同時に湯船で視聴する人も多いため、テレビと浴槽の形状はセットで検討しましょう。

 

*ポイント2:鏡はいる?

鏡や窓は基本的にどのお風呂にもあり、価格も1万円前後なので設置しても大きな負担にはならないことが多いです。

また、お風呂は風水の観点から厄落としの場所だとされており、鏡をキレイにし窓をつけて換気をすることで美容や金運アップに効果があるとされています。

風水に興味がない場合でも、鏡があることで光を反射し明るいお風呂にすることができ、窓があることでカビの発生を防止することが可能です。

そのため、鏡や窓は設置するのがおすすめです。

 

*ポイント3:シャワーだけにするとどうなる?

海外のバスルームには浴槽がなく、シャワーだけしかない家も多いです。

その理由として海外では水が貴重である国が多く、日本のように水が豊富に採取できる国ばかりではないからです。

そのため、湯船に浸かるという文化は日本が主流となっており、海外生活が長い人であればシャワーだけの空間にするのもよいでしょう。

ただし、お風呂を使うのは家族だけでなく、親族や友達が泊まりに来た際にも使用します。

また、高齢者は湯船にゆっくり浸かってリラックスしたいという人も多く、お風呂は家族以外が使用することも十分に検討する必要があるでしょう。

 

□新築一戸建てのお風呂を選ぶ上での2つの注意点

お風呂は新築住宅を建てるタイミングで検討することになりますが、「お風呂のサイズ」と「掃除のしやすさ」というポイントには注意が必要です。

そこで、この章ではお風呂を選ぶ上での注意点について解説します。

 

*お風呂のサイズ

お風呂のサイズは1坪タイプがスタンダードとなり、サイズは1.6m×1.6mです。

このサイズよりも大きいタイプで1.25坪や1.5坪タイプがありますが、1坪タイプのお風呂でも小学校高学年くらいまでのお子様と一緒に入ることができます。

そのため、1人でゆっくりできる空間としては1坪でも十分だといえるでしょう。

お風呂のサイズを選ぶ際の注意点として、「お風呂を大きくしても浴槽のサイズは変わらない」という点です。

1.25坪タイプは1.6m×2.1m、1.5坪タイプは1.6m×2.3~2.4mとなります。

つまり、浴槽が1.6m部分となるため、お風呂のサイズを大きくしても浴槽の大きさは変わらないということになります。

このような事情から浴槽を大きくするためには別の工事が必要となり、費用もかかってしまいます。

そこで、浴槽を大きくしたい場合は必ずショールームへ行き、実際の大きさを確認して決めることが重要です。

ショールームでは1坪タイプから1.5坪タイプのお風呂と1.6m以上の浴槽が多く展示されているため、自分の身長に合う大きさを的確に選択することができます。

さらに、お風呂全体のカラーセレクトもその場で検討することができるため、後述する統一感のあるお風呂のイメージを持つことができるでしょう。

このことからも、ショールームでお風呂のサイズと浴槽サイズのチェックはおすすめです。

お風呂のサイズを導入後に変更する場合にはコストがかかってしまいますが、工事期間中はお風呂が使えないという問題が発生します。

このような失敗をしないためにも、お風呂と浴槽のサイズは新築住宅の建築時にしっかりと検討しましょう。

 

*掃除のしやすさ

お風呂は広ければ広いほど掃除の手間がかかり、カビが発生する可能性が高くなります。

カビが発生してしまうとアレルギー物質がお風呂に飛散してしまい、快適な空間ではなくなってしまいます。

また、カビがパッキン部分に繁殖することで硬くなってしまい、洗面所側に水が漏れる原因にもなります。

そのため、掃除がしやすいというポイントはお風呂選びにおいて非常に重要です。

たとえば床や壁は乾燥しやすい仕様の製品を選び、なるべく凹凸がない空間にするのがポイントです。

また、お風呂の内側は浴槽を含め強化プラスチックで製造されていますが、浴槽や物をよく置く所はキズがつきやすいため、大理石を取り入れるなどの工夫もおすすめです。

このように、お風呂自体をなるべく凹凸のない空間にし、キズがつきにくい仕様を選択することで掃除がしやすいお風呂にすることができます。

 

□おすすめのメーカー比較表

おすすめのメーカー比較表

この章では水回りをメインとして取り扱っている主力メーカーの製品を紹介します。

製品名と特徴を次のように比較していますので、製品選びの参考にしてください。

※表記情報※
■メーカー名

:製品名

→特徴

■TOTO

:ほっカラリ床

→畳のように柔らかい床

:魔法びん浴槽

→お湯が冷めにくい浴槽

:ゆるリラ浴槽

→身体を4点で支えるゆったり構造

■LIXIL

:キレイサーモフロア

→足裏からの熱を逃がさない床

:くるりんポイ排水口

→髪の毛などが詰まりにくい排水口

:サーモバスS

→4時間で2.5℃しか変化しない浴槽

■パナソニック

:スゴピカ素材

→汚れがつきにくい浴槽

:カビシャット暖房換気乾燥機

→カビ対策に優れた乾燥機

:酸素美泡湯

→美肌効果のある泡を発生させる

■トクラス

:おそうじ浴槽

→お湯と洗剤で浴槽を自動洗浄

:うつくしフロア

→乾燥性と手入れの良さを両立

:サウンドシャワーe

→浴室で高品質な音楽が聴ける

■タカラスタンダード

:キープクリーン浴槽

→手入れが楽なアクリル大理石浴槽

:キープクリーンフロア

→汚れが落ちやすい床

:ホーロークリーン浴槽パネル

→洗剤なしでも汚れが落ちるパネル

■クリナップ

:床夏シャワー

→1分で床の温度を25℃にできる

:浴室まるごと保温

→2重の層で浴室と浴槽を保温

:高断熱浴槽

→熱を外に出さない浴槽

□デザインの統一感を演出するポイント

毎日快適にお風呂を使うためには、飽きがこない設計にすることが重要です。

そのためにもデザインの統一感がポイントになりますが、どのようにして統一感を演出するのがよいでしょうか。

この章ではお風呂のデザインに統一感を出す方法として、「カラーを合わせる」と「設備をシンプルにする」という点について解説します。

 

*カラーを合わせる

お風呂の壁や床、浴槽を白基調にするのは失敗が少ないカラーセレクトだといえますが、白×グレーや黒×黒、白×黒といったアクセントにするのも人気です。

どのような色合いであれば統一感がでるかはカラーシミュレーションを行うことである程度把握することができるため、おすすめです。

カラーシミュレーションはショールームなどで実施することができるため、積極的に活用しましょう。

 

*設備をシンプルにする

お風呂はオプションでタオル掛けやシャンプー置き場の場所を変えたり追加したりすることができますが、一箇所に固めて設置することでシンプルなお風呂にできます。

そのため、なるべく設備はオプションで追加することなくシンプルなお風呂を心がけましょう。

 

*シャンプーやコンディショナー、ボディーソープの容器を統一する

家族によって使っているシャンプーやコンディショナーが異なる場合、様々なデザインのボトルが並ぶことなり統一感がなくなってしまいます。

そのため、面倒でもカラーや大きさが統一されているボトルに詰め替えすることをおすすめします。

 

□広い浴室のある注文住宅の費用相場について

注文住宅の建築費用は建築するハウスメーカーによって大きく変わりますが、お風呂の相場は広さと設備が価格に大きく影響を与えます。

たとえば従来品を使って工場で製造するシステムバスの場合、40~80万円が相場となります。

一方、1.5坪以上のお風呂サイズを導入したり浴槽をヒノキや大理石を使った場合、300~500万円の費用が必要となるでしょう。

また、広い浴室にした場合には掃除の工数が増えるためなるべく掃除をせずにすむ仕様の床や壁を選択する必要があり、さらに費用が増える可能性があります。

つまり、お風呂のコンセプトは建築総額に大きな影響を与えることになるため、お風呂にかける予算については家族でしっかり話し合う必要があるでしょう。

 

□まとめ

広い浴室のある注文住宅の費用相場について

こだわりのあるお風呂を検討するタイミングは、新築住宅の設計時がベストです。

そのため、設計がスタートする前には家族全員が納得するお風呂のイメージを固めておきましょう。

また、お風呂のサイズや導入する設備によってお風呂の費用は大きく変わります。

そこで、まずは理想のお風呂イメージを担当者に伝え建築費用を確認し、現実的に可能かどうかを把握することがポイントとなります。

快適なお風呂で新生活をスタートするためにも、この記事で解説したおすすめのお風呂の選び方ポイントをしっかり確認しましょう。

この記事を書いた人

三階 真紀

間取り・外観・内観イメージなどCADを操り自由自在に作成します。 社内の仕事を多岐にわたりこなすパワフルウーマン。北海道生まれだという説もある◎