理想のマイホームをイメージしたときに、次のような要望が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
- 開放的な住まいにしたい
- おしゃれな空間を取り入れたい
- 明るいリビングにしたい
このような注文住宅を建てたいなら、吹き抜けのある家がおすすめです。
吹き抜けを作ることで、明るくて開放的なおしゃれな住まいに仕上げることができます。
ワンランク上のおしゃれな吹き抜けを作りたいなら「窓」にこだわることがポイントです。
今回は、窓にこだわったおしゃれな吹き抜けの事例を紹介し、作るときのポイントや注意点を解説します。
【実例】窓にこだわったおしゃれな吹き抜けがある住まい
窓にこだわって吹き抜けを作った、おしゃれな注文住宅の事例を紹介します。
大きな吹き抜けの二方向に窓を施工しました。
1つ目は、階段横に配置された縦側の窓。
1階とまったく同じ窓を採用し、縦1列に並べました。
それぞれ縦すべり窓とFIX窓を組み合わせています。
スタイリッシュな印象を与えますし、縦方向に長い窓なので空間全体に明るい光が降り注ぎます。
2つ目は横長のコンパクトな窓。
駐車場や道路に面しているため、外からの目線が気になりにくいような位置に窓を取り入れました。
こちらも1階と同じ窓を選び、縦ラインを揃えて配置しています。
吹き抜けの窓はチェーンで開け閉めすることが可能です。
外観も見てみましょう。
縦長の窓は、建物の形状とも相まってスタイリッシュな印象を与えます。
窓が施工されている周りを壁で囲んでいるため、強い日差しを遮って柔らかな光を取り込みます。
奥まった位置に窓があるため、道路側からの目線が気になりにくい点もメリットです。
2つ目の窓が施工されている面の外観です。
窓のルーバーがアクセントになっていますね。
2階にある窓も同じ種類・大きさ・高さを選んだため、全体にまとまりがあります。
建物の向きによって全く異なる印象を与えることができる外観に仕上がりました。
吹き抜けに窓を採用するときのポイント
窓を取り入れておしゃれな吹き抜けを作るためのポイントを紹介します。
ポイント① 1階の窓とのラインを揃える
吹き抜けのデザイン性を高めたいなら、1階の窓との縦ラインを揃えましょう。
窓の種類は異なっていてもラインが揃っているだけで、スタイリッシュな印象を与えることができます。
特に外から見たときの外観イメージに大きく影響するため、窓の配置は慎重に考えることが大切です。
ポイント② 日差しの入り方を意識する
窓とは本来、光を家の中へ取り入れるためのもの。
居心地よく過ごせるように、間取りに合わせて窓の配置を決めましょう。
窓の配置によって、日差しが入る時間帯や角度は大きく変わります。
午前中~昼に家にいることが多いなら、東~南面に吹き抜けの窓をつけると明るい空間で過ごせます。
午後に家で過ごすことが多いなら、南~西面に窓をつけると明るいです。
ただし、時間帯や季節によっては眩しかったり、日差しが強すぎて暑かったりすることも。
後ほど注意点の解説で詳しくお伝えします。
ポイント③ 窓から見える景色をイメージする
吹き抜けの窓はカーテンなどを付けないケースもあるため、室内側から外が見やすくなります。
窓から見えるのが空や山などの景観なら、より開放的な気分を味わうことがあります。
反対に、隣家の建物や障害物が見えると景色は良くないですし、日当たりも悪くなりがちです。
吹き抜けの窓の位置を決めるときは、家の中から見える景色をイメージしてみてくださいね。
吹き抜けの窓で後悔しないための注意点
吹き抜けに窓をつけて後悔しないための注意点を紹介します。
注意点① 窓の性能を高めて冷暖房効率を下げないようにする
吹き抜けの窓は、開放感を出すために大きめのサイズを選ぶケースも少なくありません。
しかし、断熱性能の低い大きな窓をつけてしまうと、そこから熱が出入りしてしまいます。
冬場は暖房で室内を暖めても熱が外に逃げてしまい、夏場は外から熱が入ってしまって中々室内が冷えません。
このような状態になると冷暖房効率が下がり、居心地の悪い空間になって電気代もかかります。
【冷暖房効率に対する対策】
- 断熱性能の高いサッシを採用すること
- ロールスクリーンなどをつけること
- 開かないFIX窓を選ぶこと
サッシの材質、ガラスの枚数、ガラス間に充填された気体によって断熱性能は大きく異なります。
吹き抜けに大きな窓は、断熱性能をグレードアップした窓を採用しても良いでしょう。
真夏・真冬はロールスクリーンを閉めて熱の出入りを防ぐ方法も効果的です。
また、開け閉めできないFIX窓はサッシの隙間がないため断熱性が高いです。
吹き抜けの高い位置の窓は開閉も手間ですよね。
他の窓同士で十分な換気ができれば開け閉めできなくても問題ないため、吹き抜けはFIX窓を採用しても良いでしょう。
注意点② 隣家の目線などが気にならない配置決めが大切
吹き抜けの窓の場合も、外からの目線に配慮して位置を決めることが大切です。
1階と比べて目線は気になりにくいですが、近くに2階以上の建物が建っている場合、家の中が丸見えになることがあります。
「大きな窓をつけたのに目線が気になって常にカーテンを閉めている」という状態にならないように注意しましょう。
【目線に対する対策】
- 目線が気にならない位置に窓をつける
- 横長・縦長の窓を採用する
- 型ガラスを採用する
隣家の窓の位置を確認して配置を決めましょう。
窓を少しずらしたり高い位置につけたりするだけでも、目線が気になりにくくなります。
また、横長や縦長の窓を採用することで、目線が通る範囲が狭くなるため目線が遮れるケースも。
こちらのような型ガラスなら外からの目線が気になりません。
外の景色が楽しめなくなる点がデメリットですが、透明ガラスと明るさはほとんど変わりません。
周辺の環境をしっかり確認しながら、窓の位置を決めてくださいね。
注意点③ 日差しが強すぎると居心地の悪い空間になる
吹き抜けの窓をつけると空間がおしゃれになりますが、配置によっては居心地が悪くなることもあります。
なぜなら、日差しが強すぎて室内が暑くなることがあるからです。
特に、西側に大きな窓をつけると、夏場は夕方以降に室温が上昇しやすくなります。
また、勉強や仕事をするデスクに直射日光が当たると、眩しくて集中できないということも。
建物のデザイン性だけでなく、住み心地も考えて窓を検討することが大切です。
【日差しに対する対策】
- 西側の窓を避ける
- 日射を検討しながら窓の位置を考える
- カーテンを閉められるようにする
西日を遮るものが建物の周りにないなら、西側の窓は避けた方がいいかもしれません。
または西日が気になる時間帯だけ、カーテンやロールスクリーンを閉められるようにすることもおすすめです。
北側の窓は直射日光が入らないため、日差しが気になる方は検討してみてくださいね。
また、日射を考えながら窓の位置を検討することも大切です。
設計士に相談しながら、適切な窓の高さや大きさを決めましょう。
注意点④ 掃除の方法を事前に考えておく
吹き抜けの窓は高い位置に施工するため、掃除するときに手が届かないケースがほとんどです。
せっかく窓をつけても汚れが目立つとデザイン性は下がってしまいますよね。
掃除をどのように行うか、事前に考えておくことが大切です。
【掃除に対する対策】
- 長さのある掃除用具を使う
- 脚立を使って掃除する
- 2階や階段から窓の掃除ができるように設計する
自分で掃除する場合は用具の購入、業者に頼む場合は依頼先や費用などを確認しておきましょう。
吹き抜けの窓に届くように2階の床や階段を設計すると、自分で掃除がしやすくなります。
吹き抜けにシーリングファンや照明をつける場合は、併せて掃除の方法を考えてみてくださいね。
【おわりに】
吹き抜けに窓をつけることで、より開放的で明るい空間に仕上げることができます。
おしゃれなマイホームにしたいなら、配置や大きさにこだわって窓を取り入れてみてくださいね。
失敗を防ぐためには、周辺の環境や掃除の方法をしっかり確認することが大切です。
住宅会社の設計士に細かなシミュレーションなどをしてもらいながら、適切な位置に吹き抜けの窓をつけましょう。
アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。
窓を取り入れたおしゃれな吹き抜けのある家のご提案も可能です。
ぜひお気軽にご相談くださいね。
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