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土間キッチンの間取りは魅力的!フローリングとの比較をプロが解説

土間キッチンでおしゃれ&使い勝手の良い間取りに!

無機質なシンプルさがおしゃれな土間の床。

玄関などの屋外だけではなく、最近は家の中にも取り入れる家庭が増えてきています。

中でも、土間キッチンはデザイン性が高くて使い勝手が良いとの声が多いです。

 

そこで今回は、土間キッチンの魅力をお伝えし、フローリングとの比較を紹介します。

自分にはどちらの床が合っているのか、チェックしてみてくださいね。

 

土間キッチンとは?おしゃれな実例を紹介

土間キッチンとは、床を土間で仕上げたキッチンのことです。

リビング・ダイニングと同様のフローリングで仕上げることが一般的でしたが、最近では様々な魅力を感じてキッチンを土間仕上げにする家庭も増えてきています。

シンプルな土間コンクリートで仕上げるキッチンもあれば、デザイン性などを重視して土間の上にタイルを施工することも。

 

おしゃれな土間キッチンの事例を紹介します。

土間コンクリートのように見えるグレーのタイルを施工した事例です。

シンプル×ナチュラルな印象に。

 

暖色系のタイルを施工した土間キッチン。

内装と相性の良い可愛らしいキッチンに仕上がりました。

 

キッチンを土間にする魅力とは?

土間のキッチンの魅力を紹介します。

 

お手入れが楽になる

土間は、玄関ポーチやデッキなどの屋外でも採用される仕上げ方法です。

そのため、耐水性が高く汚れも落としやすいメリットがあります。

水拭きをしても床が傷むことはなく、強くこすったりしても問題ありません。

キッチンの床は汚れやすいため、お手入れを楽にしたい方は土間仕上げがおすすめです。

 

耐久性が高い

土間の床は耐久性が高いです。

フローリングなどは水が跳ねて長時間放置すると傷むことや、ものを落としたときに凹んでしまうことがあります。

対して、土間キッチンなら劣化や損傷などをしにくいです。

ただし、小さなヒビのようなクラックが入ることがあるため、気になる場合はタイル仕上げをおすすめします。

 

また、床が固いため落としたお皿などが割れやすく、料理中に足が疲れやすいなどのデメリットも。

これらが気になる場合は、キッチンマットなどを敷いて対策すると良いでしょう。

 

空間にメリハリがついておしゃれに

土間キッチンは、デザイン性でもメリットがあります。

リビング・ダイニングをフローリングで仕上げ、キッチンを土間にすることで空間にメリハリがつきます。

内装はシンプルでも、床材の切り替えがあることでアクセントになっておしゃれな印象に。

シンプルや無機質なデザインに仕上げたいなら土間コンクリート、さまざまなテイストに合った個性的なデザインに仕上げたいならタイルがおすすめです。

 

外とのつながりを作りやすい

土間を採用したキッチンは、外とのつながりを作りやすい点もメリットです。

玄関やデッキなども土間で仕上げれば、室内と外が緩やかにつながってデザイン性が高まります。

また、お手入れのしやすい土間なら、泥の付いた野菜や生ゴミなども置いておきやすいです。

家庭菜園をしたいなどの要望があるなら、土間キッチンは相性の良い間取りでしょう。

 

キッチンの床はフローリングと土間どちらがいい?

キッチンの床はフローリング仕上げにする家庭も多いです。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の暮らしに合う床材を選びましょう。

フローリングと土間、それぞれおすすめの家庭を紹介します。

 

フローリングのキッチンがおすすめの家庭

フローリングの床が向いている家庭の特徴を紹介します。

 

  • LDKの空間デザインを統一させたい
  • 寒さを感じにくいキッチンにしたい
  • こまめに床のお手入れができる
  • 無垢ではなくシートフローリングでも良い

 

LDKすべてをフローリング仕上げにすることで、統一感のある内装に仕上げることができます。

使う色の種類も少なくできるため、他のポイントにアクセントカラーを取り入れやすい点もポイントです。

 

また、フローリングは土間と比べて熱伝導率が低いため、冬場は底冷えしにくい特徴があります。

LDKにエアコンなどの暖房器具があれば、フローリングのキッチンは比較的過ごしやすいでしょう。

土間の床は冬場にかなり低温になってしまうため、床暖房などの採用がおすすめです。

 

フローリングの床にするなら、こまめにお手入れできることが条件となります。

特に無垢フローリングの場合、水分を吸収しやすいため汚れやシミ、床の劣化が気になりやすいです。

耐水性に優れたシートフローリングもあるため、掃除を楽にしたいならこちらを採用しましょう。

 

土間のキッチンがおすすめの家庭

土間の床が向いている家庭の特徴を紹介します。

 

  • キッチンを空間のアクセントにしたい
  • 水や汚れに強いキッチンにしたい
  • 夏場のキッチンの快適性を重視したい

 

デザイン性のあるキッチンに仕上げたいなら、土間の床はおすすめです。

リビング・ダイニングと床材を変えることで空間のアクセントになり、個性的でデザインに仕上げることができます。

高級感を出したいならモノトーンカラーや寒色系のタイル、ナチュラルさや可愛らしい雰囲気にしたなら暖色系のタイルがぴったりです。

もちろん土間コンのままでも、シンプルでかっこいい雰囲気に仕上がるためおしゃれです。

 

また、機能性を考えても土間の床はキッチンとの相性が良く、お手入れが楽です。

土間の床は夏場ひんやりとした触り心地なので、火を使う調理時もストレスを軽減できるでしょう。

 

土間がある間取りは「玄関・リビング・パントリー・ペットスペース」にもおすすめ

キッチンの他にも、次の空間は土間仕上げがおすすめです。

 

  • 玄関
  • リビング
  • パントリー
  • ペットスペース

 

玄関を土間コンで仕上げることで、無機質でかっこいい印象に仕上げることができます。

シンプルモダンな外観・内装にしたい場合におすすめです。

 

リビングの一角を土間スペースにすることで、生活の幅が広がるケースもあります。

例えば、玄関やデッキとリビングの土間をつなげることで、内と外の行き来がしやすくなるでしょう。

アウトドアリビングなどを楽しみたい家庭におすすめです。

 

最近ではお馴染みの間取りではありますが、パントリーを土間にする間取りも人気です。

勝手口をつけてそのまま外に出られるようにすれば、ゴミを捨てやすかったり泥付きの野菜なども置けたりします。

キッチンの床から1段下げることで、土足のパントリーにしても室内側に土が入り込みません。

 

ペットを飼っている家庭は、ペットスペースを土間仕上げにすることをおすすめします。

お手入れしやすい土間は、ペットが粗相しても掃除がしやすく清潔に保つことができます。

フローリングのように水分が染み込む心配もないため、トイレ置き場などとして活躍するでしょう。

 

暮らし方に合わせて、土間スペースを取り入れた間取りを採用してみてくださいね。

 

【おわりに】

土間のキッチンは、デザイン性だけでなくお手入れの楽さなど、さまざまな魅力があります。

使いやすくて個性的なキッチンにしたい方は、ぜひ検討してみてくださいね。

ただし、底冷えしやすかったり硬さによる使いにくさを感じたりする点はデメリットです。

事前にしっかりと対策を行って、採用するようにしましょう。

 

アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。

土間を取り入れた間取り作りも行っておりますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。

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この記事を書いた人

三階 真紀

間取り・外観・内観イメージなどCADを操り自由自在に作成します。 社内の仕事を多岐にわたりこなすパワフルウーマン。北海道生まれだという説もある◎