新たな家での暮らしをするなら、どのようなデザインの家に住みたいでしょうか。
シンプルなデザインのものから、少し奇抜なデザインのものまで、非常に多くのデザインがある中でも、今回は「和モダン」に着目したいと思います。
それは、和モダンの家に注目が集まっているからです。
和モダンの家が人気な理由や、和モダンな雰囲気を演出するために意識したいポイントについて解説します。
また、それに付随して、和モダン住宅との相性の良い片流れ屋根を導入するメリットについても解説します。
ぜひこの記事を参考に、和モダン住宅に対する理解を深めてください。
□和モダンを導入することによるメリットとは?
和モダンを導入することによるメリットを以下で3つご紹介します。
*日本の気候に適応しやすい
日本の気候の特徴として、暑い夏や寒い冬があること、梅雨の時期では、じめじめとした季節があることが挙げられます。
そのため、日本の気候に対応するために、湿度や温度を快適に保つことが大切です。
和モダンな空間では、よく自然素材が使用されますが、自然素材には湿度や温度を調整するという機能性があります。
そのため、和モダンな空間を導入することで、日本の特徴的な気候にも対応して、室内の快適な湿度や温度を保つことができます。
*おしゃれな仕上がりになる
和モダンな空間の大きなメリットとして、「デザイン性の高さ」が挙げられます。
和風と洋風の組み合わせをすることで、和風の印象の強い畳の部屋でも、よりスタイリッシュな雰囲気に仕上がります。
*風合いを楽しめる
和モダンな住宅で使用する素材や家具は、経年劣化によって趣深い印象に変化します。
いわゆる「味」と呼ばれるものを楽しめることが、和モダンな住宅に住むメリットといえます。
□和モダンをおしゃれに仕上げるためのポイントとは?
和モダンをおしゃれに住宅に取り入れるために、以下でご紹介する3つのポイントを意識しておきましょう。
*和と洋のバランス
和モダンな空間を実現するために、和と洋のバランスを意識することが大切です。
例えば、和風の印象が強い和室では、洋風の印象を与える家具や要素を取り入れることで、和と洋のバランスが整って、スタイリッシュな雰囲気に仕上がります。
一方で、洋風の印象が強い部屋には、和風な家具や要素を取り入れると良いでしょう。
*畳のデザイン
和モダンな空間を実現する際は、畳の部屋を取り入れることがおすすめです。
また、畳のデザインにこだわりを持つことで、より理想的な和モダンな空間に近づくでしょう。
畳は和風な印象が強いかもしれませんが、実は洋風な家具との相性の良いデザインも用意されています。
そのため、畳のデザインを選ぶ際も、和と洋のバランスを意識することがおすすめです。
*家具や内装の色
和モダンな空間との相性の良い色を、以下で3つご紹介します。
1つ目は、紺色です。
紺色は、落ち着いた雰囲気を演出したい際に、利用することがおすすめです。
2つ目は、朱色です。
やや黄色を帯びた赤色のことを、朱色と呼びます。
朱色は、はっきりした赤色ではないため、存在感が強すぎるわけではないものの、アクセントカラーとして利用できるため、おすすめできる色の1つです。
3つ目は、黄金色です。
黄金色は、高級感を演出したい際に、利用すると良いでしょう。
いずれのカラーも、演出したい雰囲気に合わせて、利用することがおすすめです。
□和モダンの家が人気の理由について
ここでは、和モダンな家に高い人気が集まっている理由について解説します。
*流行に左右されない
和モダンな住宅は、シンプルではあるものの、個性を出せるという特徴があるため、長い間高い人気を集めています。
仮に「個性を出したい」という希望がある場合、どうしても奇抜なデザインに目がいきがちですが、奇抜なデザインの住宅は周りから浮いて見える場合があります。
また、奇抜なデザインにした当初は問題ないかもしれませんが、数年たってから「もっとシンプルなデザインにしておけばよかった」と後悔してしまう可能性があります。
一方で、和モダンな住宅は、シンプルさという特徴から周りの住宅と馴染みやすいという特徴を持ちながら、和と洋の組み合わせから簡単に個性を演出できます。
そのため、「個性は出したいけど、周りから浮かないような住宅にしたい」とお考えの方には、和モダンな住宅がおすすめです。
*畳のある暮らしを実現できる
当然ながら、和モダンな住宅でなくても、畳のある暮らしは実現できます。
例えば、和風な印象の強い住宅では、違和感なく畳を取り入れられるでしょう。
ただ、最近では洋風の住宅が増加しつつあり、洋風の住宅と畳の組み合わせに違和感を覚える人も少なくありません。
一方で、洋と和をうまく組み合わせることが特徴的な和モダンな住宅では、違和感なく畳を取り入れられます。
そのため、「洋風な印象も捨てがたいけど、畳も欲しい」という方は、和モダンな住宅を検討してみてはいかがでしょうか。
*日本の気候との相性が良い
上記でもご紹介した通り、和モダンな住宅は日本の気候との相性が良いというメリットがあり、その点に魅力を感じる方が多いため、和モダンは高い人気を有しています。
□和モダンの外観ポイントとは?
ここまでの内容を踏まえて、和モダン住宅により魅力を感じている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、ここからは、実際に和モダンな雰囲気を演出するために、以下でご紹介するポイントを意識しましょう。
*屋根
和モダンな住宅を実現するためには、「屋根の形状」に着目することが非常に重要です。
和モダン住宅におすすめできる屋根は、以下の通りです。
1つ目は、切妻屋根です。
切妻屋根とは、三角形の屋根で、建物の両側に同じ傾斜で流れている一般的な屋根です。
日本では、多くの住宅や建物などで昔から使用されているものであるため、親しまれやすい屋根の形状です。
2つ目は、陸屋根です。
陸屋根とは、水平な屋根のことを指します。
一般的には、三角形の屋根が使用されることが多い中で、陸屋根を採用することで、重厚感や個性を演出できます。
3つ目は、寄棟屋根です。
寄棟屋根とは、住宅の四方に流れを持たせている屋根のことを指します。
切妻屋根よりも高さを抑えられるため、重厚感のある雰囲気を演出できます。
4つ目は、片流れ屋根です。
片流れ屋根とは、1つの方向にのみ流れている屋根のことを指します。
片流れ屋根の角度によって、与える印象は大きく変わりますが、和モダン住宅との相性は非常に良い屋根の1つです。
*素材と色
和モダンな住宅にするために、「素材」と「色」にこだわりを持ちましょう。
「素材」に関しては、木材を所々で使用することがおすすめです。
「色」に関しては、少しくすんだ色や落ち着いた色を選ぶと良いでしょう。
*和風パーツ
和風パーツとは、取り入れることで和モダンな印象に近づくパーツのことを指します。
例えば、引き戸や格子などを取り入れることで、和風の印象が強まるでしょう。
洋風の印象の強い空間に、和風パーツを取り入れることで、和と洋が調和されて、おしゃれな雰囲気に仕上がるでしょう。
*統一感
和モダンな雰囲気を実現するために、統一感を意識することが大切です。
例えば、住宅内のデザインだけでなく、外構のデザインにも目を向けて、住宅全体に統一感を持たせることがおすすめです。
□片流れ屋根を導入するメリットとは?
和モダン住宅との相性が抜群な片流れ屋根を導入するメリットを、以下で3つご紹介します。
1つ目は、シンプルさを持ちながらも高いデザインを有していることです。
片流れ屋根を導入することで、シンプルな印象を与えながらも、どこか個性のある雰囲気も演出できます。
2つ目は、屋根下のスペースを活用できることです。
片流れ屋根の傾斜の角度によって、屋根下のスペースが広くなり、そのスペースを活用できるというメリットがあります。
3つ目は、コストを抑えられる可能性があることです。
屋根の形状は複雑になればなるほど、コストが高くなる傾向にあります。
そのため、片流れ屋根のようなシンプルな形状のものは、コストを抑えられる傾向にあります。
4つ目は、太陽光発電パネルを設置しやすいことです。
片流れ屋根を使用する場合、広い面積を活用して太陽光発電パネルを設置できます。
その結果、太陽光の利用がしやすくなるため、光熱費を抑えられるというメリットも体感できます。
□片流れ屋根をおしゃれな外観にするポイントとは?
片流れ屋根をおしゃれな外観にするポイントは、「屋根と家のバランスを取ること」です。
片流れ屋根は、シンプルさもありながら、個性を出せる形状であるというメリットがある一方で、外観のバランスを取ることが難しいというデメリットもあります。
それは、片流れ屋根は左右対称にならないからです。
そこで、「屋根の勾配」と「軒の出の深さ」に着目することが大切です。
具体的には、屋根の勾配は、あまり大きくしない方が良いでしょう。
勾配が大きくなればなるほど、見た目のバランスを良くすることが難しくなります。
また、軒の出があまりにも深すぎると、外観のバランスが非常に悪くなってしまうので、屋根の勾配と軒の出の深さに注意しましょう。
□まとめ
今回は、和モダンの家と片流れ屋根を導入する際の外観ポイントについて解説しました。
「流行に左右されないこと」、「畳を取り入れやすいこと」、「日本の気候との相性が良いこと」から、和モダンの家は高い人気を有しています。
また、和モダンな雰囲気を実現するために、屋根の形状に着目することが必要であり、片流れ屋根を導入することがおすすめです。
片流れ屋根をよりおしゃれに魅せるために、屋根と家のバランスを取ることを意識しましょう。
新たな環境での暮らしをご検討中の方は、ぜひお気軽に当社までご相談ください。