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注文住宅の建築にかかる期間はどれくらい?長引かせないコツやポイントもご紹介!

新たな環境での暮らしを想像してみてください。

ご家族とのコミュニケーションが活発になったり、個人の時間を大切にできるようになったり、暮らしの環境を変えることで、生活がより快適になるかもしれません。

そのため、新たな環境での暮らしをご検討中の方は、ついワクワクするような気持ちになりますよね。

ただ、現実的な視点を持つことも大切です。

例えば、注文住宅には、どれくらいの期間が必要になるかご存知でしょうか。

それを把握していないと、新たな環境での暮らしを実現するまでに長い時間がかかってしまいます。

そこで、今回は注文住宅の建築にかかる期間や長引かせないコツをご紹介します。

 

□注文住宅を建てるまでにかかる期間とは?

注文住宅を建てるまでにかかる期間とは?

注文住宅を建てるまでにかかる期間について解説するために、住宅の建築までに必要な工程とその工程において必要な時間について解説します。

 

*予算計画

注文住宅を建てる前に、まずは予算計画から始める必要があります。

予算計画をする際に大切なポイントは、「どのような家に住みたいか」に対する解像度を上げることです。

例えば、「キッチンはできるだけ広い方が良い。」、「リモートワークができるような個室がほしい。」など、多くの理想的な条件が挙げられるものです。

それらの条件を羅列しておくことで、ご自身がどのようなこだわりを持っているのかを俯瞰し、理想の住宅像をできるだけ詳細にイメージしましょう。

注文住宅の建築は、生活日用品の購入とは違って、費用がかさむものです。

そのため、どうしても金銭感覚が麻痺状態になってしまうことがあるため、「こだわりたい要素」と「別にこだわらなくても良い要素」を分類したうえで、予算計画を立てることがおすすめです。

また、必要な予算を大まかに計算するためには、住宅会社に相談しながら、予算の見積もりをしてもらうと良いでしょう。

予算計画を立てるためには、理想の住宅像をイメージするための情報収集や思考の時間、建築費用の見積もりを依頼する時間などが必要で、具体的には1〜3か月程度かかることが一般的です。

 

*土地探しと住宅ローンの申請

次に、いよいよ土地探しのフェーズに入ります。

最初に、理想の住宅像のイメージを膨らませたので、そのような住宅を建てられる土地を探すことがポイントです。

また、土地探しと並行して、住宅ローンの事前申請も行いましょう。

住宅会社との相談のもとで、必要な予算が明確になっているため、その予算をもとに金融機関に住宅ローンの事前申請を行います。

理想的な土地と出会うためには、やはりそれなりの時間がかかるため、この工程では3〜6か月程度の期間が必要になると把握しておきましょう。

 

*本契約と住宅ローンの本申請

土地探しが終わると、より具体的な建築計画を決めていきます。

契約の詳細まで決定した後は、契約を結び、建築工事を進めていきます。

契約を結ぶことで、大掛かりな間取りの変更は難しくなるため、この工程に入るまでに公開のないように間取りの設計を進めておきましょう。

また、住宅ローンの事前申請に通ってからは、本申請をします。

これらの工程では、2〜6か月程度の期間が必要です。

 

*建築工事

ようやく理想の住宅の建築工事が始まります。

建築工事を始める前に、地域によっては、地鎮祭や棟上げ式などが実施される場合があることを、事前に把握しておきましょう。

また、建築工事ではニオイや騒音が原因となって、近隣住民とのトラブルに発展する可能性があります。

そのため、工事を始める前に、近隣住民へのご挨拶をしておくことがおすすめです。

 

*引っ越し

住宅が完成した後は、内覧と検査を行い、問題がなければ、登録手続きを行い、引き渡しをします。

その際に、住宅ローンの決済が行われることが多いため、事前に決済時期を確認しておくことをおすすめします。

完成してから引っ越しするまでにかかる期間としては、1か月ほどかかることが一般的です。

 

□注文住宅の建築が長引いてしまう原因について

ここまで、注文住宅の建築に必要な手順と期間について解説してきましたが、注文住宅の建築が長引いてしまう原因はどこにあるのでしょうか。

ここでは、注文住宅の完成までの期間が長くなってしまった事例をご紹介します。

 

*土地探しに時間がかかってしまった場合

理想的な住宅を建築するために、理想的な土地と出会うことは必要不可欠です。

とは言え、やはりそこまで簡単に理想的な土地と出会えないというケースも中にはあります。

また、希望のエリアが指定されている場合は、より理想的な土地と出会うことは難しくなる傾向にあります。

そのため、場合によっては、1年以上も土地探しに時間がかかることもあります。

 

*設備の決定に時間がかかってしまった場合

設備や設計プランは、詳細な点まで決定していく必要があり、こだわりの強い方ほど、決定までに時間がかかります。

また、ご家族での意見がまとまらない場合も決定に時間がかかってしまいます。

そのため、最初の予算計画を立てる際に、「こだわりたいポイント」を決めておくことで、詳細なプランの内容を決めていく時間を短縮できるようにしましょう。

 

□注文住宅の建築期間を長引かせないためには?

注文住宅の建築期間を長引かせないためには?

さて、ここでは、注文住宅の建築期間を長引かせないためにできる4つのことをご紹介します。

 

*事前にスケジュールを決定しておく

まずは、「いつまでに引っ越ししておきたいか」を決めておきましょう。

そこから逆算することで、「いつまでに土地を見つける必要があるか」、「いつまでに住宅ローンの申請をする必要があるか」など、他のスケジュールも簡単に設定できます。

ただ、住宅建設に必要な工程において、必ずしもスケジュール通りに進むわけではありません。

そのため、余裕を持たせてスケジュールを組むことがおすすめで、具体的には1か月程度余裕を持たせておくと良いでしょう。

 

*土地探しの期限を決める

理想的な土地を見つけることは、なかなか難しいことであるため、「ここの土地に住もう」と意思決定するまで時間がかかってしまいます。

そのため、どうしてもズルズルと土地探しに時間をかけてしまって、スケジュールが崩れてしまい、希望通りの時期に引っ越しできない可能性があります。

そこで、対策として、土地探しの期限をあらかじめ決めておくことがおすすめです。

その期限の中で、最も理想に近い土地を選ぶという気持ちで土地探しに臨むと良いでしょう。

 

*理想の住宅像をご家族で決める

理想の住宅像に対するイメージを膨らませることは、予算計画や土地探しなどに影響するため、非常に重要な作業です。

ただ、1人だけでその作業をしてしまうことは非常に危険であるため、ご家族全員の意見を取り入れて、理想の住宅像を決めることがおすすめです。

仮に、ご家族の意見を取り入れずに、建築計画を進めてしまうと、途中でご家族ともめてしまうことや、意見がまとまらず工程を進められなくなることが考えられます。

また、ご家族全員で住まわれる住宅であるため、全員の意見を取り入れることで、全員が快適な暮らしを送れるようになるでしょう。

 

*優先順位を決める

注文住宅の購入は、どうしても金銭感覚がおかしくなってしまうことがあるため、優先順位を決めておくことは大切です。

例えば、普段であれば10万円の買い物は高額なものだと感じていたとしても、数千万円の住宅の買い物をしていると、20万円や30万円のオプションは安く感じてしまいます。

そのため、どうしてもオプションを多くつけてしまったり、意見がまとまらなかったりします。

そのような事態を防ぐために、事前に「こだわりたいポイント」を決めておくことがおすすめです。

 

□注文住宅に必要な書類について

さて、注文住宅を建築する際は、以下の書類を準備しておきましょう。

・本人確認書類

・所得証明書

・見積書

・印鑑証明、住民票

・返済予定表、残高証明書

上記の書類の準備を忘れていると、注文住宅の建築がスムーズに進まない可能性があります。

そのため、注文住宅の完成を遅らせないためにも、上記の書類を準備しておく必要があります。

 

□注文住宅にかかる費用や住宅ローンについて

注文住宅の建築をスムーズに進めるために、事前に注文住宅にかかる費用や住宅ローンについて把握しておきましょう。

 

*費用の種類

そもそも注文住宅の建築において、必要な費用の種類は数多くあります。

例えば、土地の購入費用や建物の工事費用、付帯工事費用や住宅ローンの手数料など、細かい費用まで含めると、非常に多くの費用が必要です。

ただ、細かい費用について解説すると、概要の把握が難しくなるため、ここでは簡単に注文住宅の費用について解説します。

注文住宅にかかる費用を、大きく2つに分けると、以下の通りです。

・土地の購入費用

・建物の工事費用

建物の工事費用の中には、本体工事費用や付帯工事費用などが含まれていますので、より詳細な費用に関しては、住宅会社に確認してみることをおすすめします。

 

*住宅ローンの流れ

住宅ローンを組むためには、「事前審査」と「本審査」の2つの審査に通過することが必要です。

それらの審査に通過しなければ、住宅ローンの利用ができなかったり、注文住宅の建築が遅れたりするため、審査内容を把握しておきましょう。

「事前審査」では、年収や勤続年数などをもとに、融資できる対象であるかどうかが審査されます。

まだこの段階では、間取りは仮決め状態で問題ありません。

次の「本審査」では、契約内容や建築プランの詳細までが決まった状態で、融資できる対象かどうかが審査されます。

そのため、事前審査よりも厳しい評価基準があり、事前審査に通過したとしても、本審査は通過できないということはあることは、事前に把握しておきましょう。

 

□注文住宅を成功させるためのポイントとは?

注文住宅を成功させるためのポイントを、以下で2つご紹介します。

 

*契約前の確認

本契約をする際は、入念な確認をすることが大切です。

例えば、間取りの内容や、見積もりの変更はないかなどを重点的に確認しましょう。

本契約を結んでから、建築工事を進めると、間取りの大掛かりな変更をすることが難しくなるため、契約前の確認はしっかり行いましょう。

 

*追加費用や工期延長の有無の確認

追加費用や工期延長の有無の確認は、予算内におさえるために必要な作業です。

本契約を結んでから、「気付いたら想像以上にお金がかかっていた」という事態を避けるために、それらの確認は必ず行いましょう。

 

□まとめ

注文住宅を成功させるためのポイントとは?

今回は、注文住宅の建築にかかる期間や、長引かせないコツやポイントについて解説しました。

注文住宅の建築を遅らせてしまう原因として、「土地探しの難しさ」や「設備やプランの決定の難しさ」が挙げられます。

そこで、事前に土地探しの期限を決めておくことや、住宅においてこだわりたい条件をご家族で決めておくことがおすすめです。

注文住宅の建築は、なかなか経験しないものだからこそ、失敗しないため、事前に入念な準備をしておくことが大切です。

当社は、あらゆる無駄を省いたSIMPLE NOTEをご提供しております。

新たな環境での暮らしにご興味がある方は、ぜひお気軽に当社までお問い合わせください。

この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。