スタッフブログSTAFF BLOG
HOME > ブログ > スタッフブログ > 平屋でも安心!防犯に役立つ4つのポイント

平屋でも安心!防犯に役立つ4つのポイント

シンプルでおしゃれな佇まい、そして家族とのコミュニケーションのとりやすさが人気の平屋。年齢を重ねたご夫婦だけでなく、小さなお子様がいる子育て世帯の方にも選ばれています。

 

しかし、二階建ての家に比べると防犯面での懸念があるのも事実です。侵入経路が多いため、防犯対策をしっかりと講じながら家づくりを進める必要があります。

 

今回のコラムでは、平屋を建てる前に知っておきたい、防犯に強い間取りのポイントや防犯対策についてご紹介します。

 

 

平屋の気になる防犯対策

令和3年の侵入犯罪の認知件数は4万7,325件に達し、減少傾向にあるものの、依然として多くの住宅が被害にあっています。

犯罪発生場所の4割は一戸建て住宅です。これから住まいを建てる際には、侵入されにくく、狙われにくい対策が施された家づくりを進めたいですね。

 

 

狙われやすい家の特徴3つ

侵入先として狙われやすい家には、次のような特徴があります。

 

特徴① 留守が多い家

洗濯物が干しっぱなし、郵便ポストにチラシや手紙が溜まっている、夜に電気がついていない日が多いなど、留守がちな家は狙われやすい傾向にあります。

 

対策として、ロの字型の間取りにして洗濯物を見えにくくする、壁付けのポストや大きめのポストを設置して郵便物が見えないようにするなどが効果的です。

 

特徴② 人目につかない家

高い塀や多くの植物で囲まれた家は、防犯対策として一見良さそうですが、逆に空き巣の姿を見えにくくし、狙われやすくなります。

 

また、人通りが少ない場所にある家も狙われやすいです。外からの視線を防ぎつつ、デザイン性と防犯対策のバランスを取った間取り計画を進めることが重要です。

 

特徴③ 防犯対策が不足している家

鍵がひとつしかない、防犯カメラやセンサーライトがないなど、防犯意識が低い家はすぐに分かってしまいます。

そのような家は狙われやすいので、高性能な鍵や破られにくい窓を設置するなどの工夫が必要です。また、侵入・窃盗被害の多くは鍵の閉め忘れが原因です。

 

家づくりの際には、しっかりと防犯対策を講じることはもちろん、防犯意識を持ちながら日常生活を送ることも大切です。

 

 

【平屋】防犯対策になる間取りポイント4つ

それでは、防犯対策に有効な間取りのポイントを順番にご紹介します。

 

ポイント① 窓の防犯対策

侵入経路の約34%を占めるのがガラス破りです。窓を破るのに時間がかかると、空き巣は窓からの侵入を諦めます。破られにくい防犯性の高い窓を選ぶことが重要です。

 

複層ガラスや強化ガラスを選ぶ

通常の一枚ガラスに比べ、複層ガラスや強化ガラスは破られにくい性能があります。費用はかかりますが、安全性やランニングコストを考えるとおすすめの選択です。

 

内窓を設置する

今ある窓の内側に内窓を設置することで、防犯意識の高い家として外部からもアピールできます。また、防音性や断熱性も向上します。

 

ポイント② 死角をつくらない

堀を高くしたりフェンスを設置したりすると、逆に侵入されやすくなる危険があります。平屋を建てる場所にもよりますが、明るく開放感のあるオープン外構を採用し、死角をつくらないようにしましょう。

 

オープン外構なら、空き巣が身を隠す場所がなくなります。誰でも敷地に入ることができるというデメリットはありますが、窓や扉などの防犯性を高めることで安心です。

 

ポイント③ 寝室の場所と窓

気候の良い時期に窓を開けて気持ちよく眠りたいと考えるものですが、平屋で窓を開けて眠るのは心配です。寝室に使用する窓は、天井付近に設置するハイサイドライト(高窓)や開口部が狭い横すべり出し窓がおすすめです。

 

特にハイサイドライトは防犯性が高く、十分な採光も可能です。どんな窓を設置するかによって外観デザインも変わるので、バランスを考えて窓を選びましょう。

 

ポイント④ 中庭の活用

平屋には『L字型』、『コの字型』、『ロの字型』といった様々な間取りタイプがありますが、防犯対策として最もおすすめなのは平屋の中心に中庭をつくる『ロの字型』です。

 

外からの視線を気にせずに中庭で過ごせ、外部から中庭に侵入することが難しいため、防犯対策にもなります。窓の数を増やして自然光で室内を明るくしたり、子どもたちが安心して庭で遊ぶことができるなど、様々なメリットがあります。

 

防犯対策をしっかりと講じながら、安心して快適な平屋ライフを実現しましょう。

 

セキュリティも万全に!

間取りだけでなく、設備面でも防犯対策をしておきましょう。

 

防犯砂利を敷く

踏むとジャリジャリと大きな音がする防犯砂利は有効です。

ガラス製のもの、天然石や溶岩でできたものなど様々な種類があり、大きさや色も多様です。人目につきにくい場所や侵入されやすい場所に敷いておけば、誰かが侵入しようとした際にすぐ気付くことができます。

 

平屋を建てた後に敷き詰めることもできますが、統一感のあるおしゃれな外観にするためには、防犯砂利を敷くことを想定して外構デザインを考えておきましょう。

 

センサーライトを設置する

人や動物の動き、熱に反応するセンサーライトは、防犯対策として非常に効果的です。

近づく人を照らすことで、侵入を事前に防ぐことができます。また、センサーライトを設置することで防犯意識の高い家だとアピールでき、空き巣を遠ざける効果も期待できます。

 

乾電池で動くタイプや電源が必要なタイプなど様々な種類がありますが、防犯性が高いのは常時安定して作動する電源に繋ぐタイプです。このタイプはコンセントの設置が必要になるため、家づくりの段階でどこに設置するのかを決めておくと安心です。

 

まとめ

工夫次第で平屋も防犯性を高めることができます。間取りや使用する設備を工夫して防犯対策をし、安心して暮らせる住まいを実現していきましょう。

 

アイリスホームは平屋でも防犯性の高い家づくりをサポートしています。

安心安全な暮らしを実現するために必要な防犯対策について、ご希望の間取りに合わせてご提案させていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

 

この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。