お子さまがいるご家族では、住むエリアを決める上で子育てがしやすい地域なのかは重要なポイントですよね。
福島県南相馬市では、子育て世帯が安心して出産・育児ができるように、様々な支援策が考えられています。
そこで今回は、南相馬市の工務店「アイリスホーム」が南相馬市の出産・子育て支援について詳しくご紹介します。
出産や育児のサポート制度や金銭的な支援についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
南相馬市の出産に関する支援
南相馬市の妊娠~出産に関する支援についてご紹介します。
妊娠期のサポート
南相馬市では、妊娠期からのサポートを充実させるために、様々な制度を整えています。
① 妊婦健康診査助成
妊娠中の健康管理をサポートするため、妊婦健診の費用を助成しています。
- 妊娠中の定期健診の費用を補助
- 指定の医療機関で受診可能
- 上限回数や金額は市の基準に準じる
妊婦検診にかかる費用の一部を補助してくれるため、金銭的負担を軽減できます。
② 妊婦相談・教室の開催
南相馬市では妊娠中の不安を解消し、出産に向けた準備を支援する教室なども開かれています。
- 妊娠中の健康管理や食事指導
- 出産準備や母乳育児のアドバイス
- 先輩ママとの交流会
助産師や保健師による相談窓口や母親学級があるため、夫婦で出産に対する知識を得ることができます。
マイホーム建築で南相馬市に来た方でも、同じ子育て世代の方との交流の場があるため安心です。
③ 妊婦歯科健康診査
南相馬市は、妊婦歯科健康診査を無料で受けることができます。
歯科健診だけでなく歯科相談や口腔ケアのアドバイスなどもしてもらえるため、出産までにお口の中の健康状態を整えることが可能です。
妊娠中は虫歯になりやすく、重度の歯周病は早産・低体重児出産のリスクが高まるため、積極的に利用しましょう。
南相馬市における出産後の支援
南相馬市は、出産後にも手厚い支援制度があります。
① 産後ケアサービス
出産後の母親の心身のケアを目的として、産後ケア事業が実施されています。
- 産後の体調回復のための助産師訪問
- 育児に関する相談支援
- 一時的な育児支援(宿泊型・通所型)
ママの身体を休ませるために、助産師などの専門スタッフが赤ちゃんのお世話をしてくれる事業があります。
宿泊型や通所型から選べ、利用中は授乳や沐浴、お子さまの健康状態など何でもプロに相談することが可能です。
様々な条件によって負担額が異なりますので、こちらをチェックしてみてくださいね。
②新生児・乳児医療費助成
南相馬市では、子どもの健康を守るために医療費助成制度を整えています。
- 0歳~高校卒業まで医療費助成あり
- 入院・通院ともに助成対象
- 保護者の所得に関わらず一定の自己負担のみ
お子さまが高校を卒業するまで、保険診療分に係る自己負担額と入院時食事代を市が負担してくれます。
急な体調不良時なども金銭的な負担がないため、安心して受診することが可能です。
③乳幼児健診・予防接種
お子さまの健康管理のために、定期的な健診や予防接種が実施されています。
- 4か月、7か月、1歳6か月、3歳児健診など
- 身体測定、発達チェック、育児相談
- 定期予防接種(BCG、MRワクチン、日本脳炎など)
市で定期的に予定している検診や予防接種は、費用負担がありません。
南相馬市の育児支援
南相馬市ではお子さまが誕生した後も、継続的な支援を行っています。
①子育て支援センター
南相馬市には、親子が安心して交流できる「子育て支援センター」が設置されています。
- 乳幼児とその保護者が自由に遊べるスペース
- 育児相談・子育て講座の開催
- 保育士や専門家によるサポート
お子さまが楽しく遊べる空間が用意されていたり、専門家にいつでも相談できたりします。
子育て支援センターの利用を通じて、ママ友ができた方も多くいるようです。
②一時預かり保育
南相馬市では、育児の負担軽減を目的として、一時預かり保育サービスが提供されています。
- 保護者の仕事や急な用事の際に利用可能
- 事前予約制
- 保育所や認定こども園で実施
幼稚園・保育園等に在籍していない、1歳から就学前までの健康なお子さまならどなたでも利用可能です。
預ける時間によって利用料が異なるため、こちらをチェックしてみてくださいね。
③ファミリー・サポート・センター
地域の中で子育てを支援するための「ファミリー・サポート・センター」も運営されています。
- 仕事や急用の際に、地域の支援者が子どもを預かる制度
- 有償ボランティアとして活動する支援者と利用者をマッチング
- 事前登録が必要
こちらの制度は、0歳児から小学校6年生までが対象です。
ひとり親の方は、ファミリーサポート事業の費用に対して市からの助成を受けることができます。
南相馬市の教育・保育支援
南相馬市の教育や保育支援についてもご紹介します。
①認定こども園・保育所の整備
南相馬市では、共働き世帯を支援するために、認定こども園や保育所を整備しています。
- 公立保育園:3ヵ所
- 私立保育園(所):5ヵ所
- 公立幼稚園:3ヵ所
- 公立認定こども園:1ヵ所
- 私立認定こども園:1ヵ所
- 小規模保育施設:4ヵ所
もちろん延長保育、一時保育も利用可能です。
待機児童も少ないため、共働きのご家庭でも安心して預け先を検討できます。
②幼児教育・保育の無償化
幼稚園・保育所・認定こども園の利用料が無償化される制度が適用されています。
- 3歳~5歳児クラスの利用料が無料
- 住民税非課税世帯は0~2歳児も利用料が無料
- 公立幼稚園・保育園・認定こども園の給食費は無料
- 私立幼稚園の給食費は月額8,000円を上限に助成
- 私立保育園・認定こども園は給食食材費を補助
給食費に関しては、市の独自の制度で0~2歳児に対しても無料で提供されている点がポイントです。
③小・中学校の教育支援
子どもの学びを支援するために、教育環境の充実を図っています。
- 小中学校の給食費無償化
- ICT教育(タブレット学習の導入)
- 放課後学習支援(学習塾の助成など)
令和4年4月から小中学校でも給食費の無償化が始まりました。
タブレットを用いた学習なども実施されており、現代に適した教育方法が導入されています。
出産・子育てに関する経済的支援
出産・子育てに関する経済的支援もご紹介します。
①妊娠・出産応援ギフト
南相馬市では「ようこそ赤ちゃん誕生祝い品支給事業」として、子育てや暮らしに役立つギフトを提供する制度があります。
市内登録店で紙おむつ、おしりふき、粉ミルクと交換できる2万円分の給付券と市産米30kgをもらうことができる嬉しい制度です。
出産後の申請が必要ですので忘れずに行ってくださいね。
②出産応援給付金・子育て応援給付金
妊娠期と出産期の2回に分けて、給付金を受け取ることができます。
- 出産応援給付金:1回の妊娠届出につき5万円
- 子育て応援給付金:子ども1人につき5万円(双子の場合は10万円)
給付金の受け取りには、面談やアンケートが必要で、その際に育児の相談もできます。
③在宅保育支援金
満3歳未満のお子さまを幼稚園や保育園に預けず、在宅で保育をされている方に向けた支援金制度です。
対象児童1人につき月1万円の交付を受けることができます。
南相馬市は、働くママ・パパだけでなく、在宅で保育したいと考えているご家庭にも優しい街です。
④ひとり親家庭支援
ひとり親家庭への支援策として、以下のような制度が用意されています。
- 児童扶養手当の支給
- 医療費助成(自己負担軽減)
- 住宅支援・就業支援
様々な条件や所得制限などがありますので、こちらをチェックしてみてくださいね。
地域ぐるみの子育て支援
地域ぐるみで行っている子育て支援に関して解説します。
①子ども食堂
地域の子どもたちが安心して食事ができるよう、子ども食堂が運営されています。
子ども食堂は、地域や民間団体が主体で行っており、子どもたちに無料または安価で食事を提供する取組みです。
現在は5つの団体があり、市内の様々な箇所で利用できます。
②ママ・パパ向け交流イベント
子育て中の親同士の交流を深めるため、各種イベントが開催されています。
お子さまも参加できる体験教室やパパ向けの育児セミナーなど、内容は多種多様です。
南相馬市に移住した方でも、同世代のお子さまを持つママ・パパとの交流を楽しめます。
まとめ
南相馬市では、出産から育児、教育、経済的支援に至るまで幅広いサポートがあります。
地域ぐるみの支援体制も整っており、安心して子育てができる環境が整っている街です。
子育て世帯にとって、南相馬市は心強いサポートが受けられる魅力的な自治体と言えるでしょう。
南相馬市での暮らしについてはこちらのコラムでもご紹介しております。
▷南相馬市でマイホームを建てる6つのメリット|地元工務店が特徴や魅力を解説
▷南相馬市は暮らしやすい?地元工務店が「交通アクセス・医療・教育・レジャー情報」などをご紹介
地元工務店である「アイリスホーム」が南相馬市の子育てに関する環境を存分にお伝えしますので、建築エリアを迷われている方はぜひお気軽にご相談くださいね。
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