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住まいとは何だろう、、、寝室編

最初に

住まいって何だろうを赴くままに書く、、、今回は寝室とは、何でしょう。寝室をwikiに聞きますと、休息や睡眠に充てる部屋の事を指すとあります。人は人生の3分の1を睡眠に費やしますので、自分が眠る部屋というのはプライバシーと個性の塊のようなものになるはずです。
社会的に不眠に対しての眠りの科学的なお話が巷では一杯溢れていますし、皆さんも眠りに入るルーティーンや工夫をされている事と思います。枕にこだわったり、マットレスにこだわったり、以外に多くの物事が関係し手いるんですよね。建築的なものでのそういったお話が少し出来ればなあと思います。

寝室の基本

まずは普通の寝室とは何なのかからスタート。これは地域性などもありますので相双地域的寝室。空間的な広さからすると、ご夫婦の寝室は8帖から、お子さんのお部屋は6帖が一般的です。そこは家族のスタイルや収納のやり方によって色々ありますが、概ね一般的な広さです。
寝具のスタイルによって、床をフローリングにする人と畳にする人と分かれてきますね。やっぱりお布団だったら床は柔らかい畳のほうが良いですし、ベッドは重さを考えるとフローリングです。部屋のインテリアの好みもあるので、和風な寝室にしたくないと言う方は畳を敬遠しがちですが今は洋のテイストが入ったモダンな畳もありますので、眠りのスタイルに合ったものにするとよいでしょう。
個人的には、寝室の広さは広ければ広いほど良いとは思いません。人は無駄に広いと落ち着かなかったりもしますし、3帖の何でもないスペースに安らぎを見出すこともあります。あなたにとって、またはご家族単位で落ち着く丁度いい広さにするべきです。そういった意味では今お使いのベッドやドレッサー、勉強机など家具の採寸をすると凄く分かってきます。
この丁度良さを考えるのは、家を建てるときに共通して言える大切な事の一つです。やっぱり皆さん予算の心配も有りますから、どうしたって限度の部分が出てきます。予算を考える事は家造りの大事な一歩。考えたり提案されたりすると、自分の予算が大体分かってくる。全体で何坪の家になるとか、こういった造りになるとか、色々ありますね。
そうするとLDKはどれくらいで、お風呂や洗面が来て、寝室はここにすると使い勝手を考えていくわけですがその時に丁度良さ、必要な広さを理解していることは考えたり判断する事が凄く楽になります。もっといくと部屋の天井の高さまで関係してきます。空間って不思議です。感じ方が人によって本当に違う。だからあなたの感覚を無視せずに、素直に声に出す事です。出す事で、より意識できます。

実は凄い影響が、、、

寝室を考える際に、もう一つ考えて欲しい事があるとすれば、それは照明をどうするべきかです。照明は昨今LEDが全盛の時代。新築では蛍光灯を使う事はほとんど見なくなりました。照明は夜の時間の部屋の雰囲気にすごい影響力がありますので形や計画は大いに検討すべきです。
部屋の真ん中に大きい照明が一つのスタイルか、小分けに間接的な複数の照明でいくべきか。提案する方の側でも、実は凄く悩みどころだったりします。予算としては大きい照明1個の方が安価ですが、雰囲気的には間接照明型の方がしっくりくるので良かったりします。ホテルや旅館では、様々な人のニーズに答えるためも合わせて、雰囲気重視で間接照明型が多いです。
そして照明の色はリラックス重視で暖色の色になる場合がほとんど。白色は人間に覚醒効果やくっきり感を与えるので、眠りの部屋にはあまり使わない方がベターです。どうしても欲しい場合はデスクスタンド等で小さく対応する方が賢いでしょう。寝室を暖色で間接型、スイッチを分けて付け分けが出来るようにすると、いろんな意味で調整が利きます。
眠りだけじゃなく、映画を見るとか、音楽を聴くとか、雰囲気はほんとに照明一つで変わります。ある意味部屋のお化粧のようなものですね。たかが光の色とお思いかもしれませんが、一度やってみる事をお勧めします。
本日は寝室のことについて少しだけ書かせていただきました。これが全てではありませんし、寝室はその人自身が出ます。人生の3分の1を過ごす場にご参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。