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南相馬市原町区大木戸分譲地① 店舗併用住宅 カフェを考えます。

店舗併用住宅、、、

皆さんこんにちは。今日は一つの形として店舗併用住宅の提案をします。併用住宅とは店舗や事務所等が住宅に付随している建物の事を言います。併用という部分に法律やローンの定義の部分が定められていて、面積の調整が実は腕の見せ所です。他には飲食店や美容室のように、通常営業に対して保健所が定められている部分をクリアする必要もあります。
家と店舗を分けて計画することなどに間取りの制限などが加わることもありますが別々に分けての建設費用の削減や子育て、生活のしやすさなどメリットもあるのが併用住宅の特徴です。最近では賃貸を併用する住宅もあり、家賃収入をローンの支払に充てるケースもあります。今回はその中でも店舗併用、こじんまりとしたカフェを計画してイメージしてみました。

間取りはこちら。

家族構成は4人として4LDKの間取りに、店舗部分をカフェとして計画しています。玄関のホールによって行き来でき、またカフェの方の喧騒が緩和されるように音の問題を考えています。各居室は2Fにし、それぞれ収納を設け、またデスクスペースを設けて家具で部屋が狭くならないようにしてみました。個人の居室は2Fにすれば、土日の営業でも家族にプライバシーが得られるでしょう。LDKは16帖とり、そこに4畳半ですが和室をつなげて、精神的に広く、またくつろぎやすくしています。

土地とアプローチ。

敷地は弊社分譲地を元に計画をしてみました。住宅地の中にある密着感高めのカフェ、です。周りの家の人たちが散歩がてら立ち寄るお店。分譲地の前の通りの道路はワンちゃん連れの散歩の方がすごく通ります。なのでこのカフェへのアプローチは車だけでなく、徒歩や自転車の方も考えられます。
配置図からは植樹のために合計で車4台をスペースとしていますが、仕方によっては家族2台以外の車で4台とめる計画も可能です。カフェの玄関と住宅の玄関が隣り合う部分は区切り、住宅の方の玄関を一歩奥に計画しています。併用住宅の場合、店舗のサイン(看板)次第ですが、建物として入り口を見つけやすいほうがお客さんも安心して中に入ることができるでしょう。

外観や内観イメージ

カフェの外観や中の家具の配置、カウンターなどは一例としてお受け取りください。日本全国、スタバや個人経営も含めてカフェはいろんな形があります。そして店主の思い描く形が、それぞれのカフェの形になると僕は感じます。が、併用住宅の場合面積の限度がありますので、どちらかと言えばオープンに視線が奥行きを感じる造りにしたほうが良いかと存じます。質感では無垢感や自然系、どちらかと言えば木目を活かした色使いの方でイメージしてみました。モダンやモノトーン、鮮やかな原色系よりは落ち着きを重視した設いです。

長い目で見るのも一つ。

また仮に、将来ご家族が様々な事由から店を閉めるときが来た時、例えば老後で2世帯にしたいとなった時に、カフェ部分を改築することで2世帯住宅にすることも選択肢の一つになりえます。2階がなく、1回の屋根のみで仕切りが少ないので、費用的、また構造として効率的な改築が可能です。自分のお店を持つことを夢にしているけれど、費用の問題がある。そんな人に一度考えてほしい住宅の形です。
今回の住宅
店舗併用住宅 「cafe rest」
総施工建坪 54.27坪 4LDK+カフェ 家族構成 4人家族を想定
※併用住宅は実際に計画する際に法律に即した造りになる場合があります。あくまでイメージとしてお取りください。

この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。