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〜シンプルに平家が住みやすい〜  南相馬市・相馬市で注文住宅を建てよう!

家づくりの『設計概念』をゼロから考える

22歳で建築業・不動産業の世界に飛び込んでから25年が経ちました。25年という経験の中で勝手な『概念』がこびり付いてしまい、注文住宅のご相談をいただいたら、迷わず『2階建』をプラン提案をしてきました。
お客様も何の抵抗もなくプラン協議をして、90%以上は2階建の家を建ててきました。お客様に「なんで平家の提案をしてくれないんだ!」なんて事も言われたことはありません。
これまで平家建てを、一件も建ててこなかったわけではありません。しかし、平家となると若い方ではなく、ご年配のお客様からご相談を受けたら、「平家の方がいいですよね」とお聞きしながら、プラン提案を進めてまいりました。
若いから2階建をすすめて、ご年配の方には平家をすすめるのが私の勝手な『設計概念』だった様に思います。
でも、考えてみたら若い方もいずれは歳を取り、平家の家がいいと思えるのが普通でしょう。
では、なぜ?若いから2階建ではなく、将来を考えて平家のご提案をしなかったのだろう?
平家の家は高いから、若い方はお金がかかる平家より、合理的でローコストになる2階建のほうが負担も少なくて良いだろう!という観点で、平家ではなく2階建を進めてきたのが現状です。
これまでの設計概念をゼロにして、一から家づくりのことを考えていけば、本当の自分スタイルの注文住宅が手に入るかと思います。
今日はそのことについて深掘りしていきましょう!
 
 

平家と2階建のメリット・デメリット

2階建のメリット
・平家と比べて同じ面積なら、基礎と屋根が半分の面積で済むのでコストが下がる
・平家より小さい土地でいい
・2階からの眺めがいい
・上下運動ができる
 
平家のメリット
・ワンフロアーで無駄がない
・階段をつくるコストがかからない
・2階の無駄を省き建築費用をおさえられる
・耐震性がいい
・メンテナンスがしやすい(コストもかからない)
・一生住むのにはバリアフリーで安心
・防犯性に長けている(設計力が必要)
・家事動線が楽
・無駄な部屋がない
 
では、デメリットですが平家の場合も2階建の場合も、平家のメリットが2階建のデメリットになりますし、2階建のメリットが平家のデメリットになるのです。
デメリットよりメリットの多い家の方が住みたいと思いませんか?
実は平家の方がメリットがたくさんあります。
家づくりを考える上で、最初は平家から考えることをお勧めいたします。決して2階建が悪いということではなく、平家から考えてみて、どうしても土地の条件や近隣の環境を考慮すると一部2階建の方が、住みやすくなる場合もございます。敷地に合わせたプランニングを心がけるべきです。
 
 

33坪の総二階建ての家 vs 26坪の平家建ての家

なんの戦いが始まるんだ!みたいですが、わかりやすく比較をしてみましょう。
コストパフォーマンスが優れているのは2階建てと思われがちですが、本当にそうなのでしょうか?
皆さん家づくりを考えると、真っ先にお金の心配がありますよね!少しでもお得に家を建てたいのは、みなさんが思われるところです。そこで、『坪単価』って言葉をよく耳にするはずです。少しでも『坪単価』をおさえて、お得な家をみなさんは一生懸命比較することでしょう。
この『坪単価』の奴隷になってしまったばかりに、実際はもっとお得に家が建てられたのに、その事実を後から知ってがっかりしてしまうなんて事になりたくはないはずです。
坪単価は平家建てと二階建てとではどの様に違うのでしょうか?
おおよそですが、アイリスホームの平均からすると、平家建てが坪単価70万円(税込)で2階建てが坪単価60万円(税込)です。
33坪の2階建の家が、坪単価60万円で建てると1,980万円となりますが、平家建ての26坪では1820万円になるのです。
あれ?って思った方も多いと思いますが、坪単価では二階建ての方が安いのに、総額では平家建ての家の方がお得だってお分かりになるかと思います。
「でも、26坪って小さくないの?」とも思います。
二階建ての無駄を省くと、階段で2坪、廊下で3坪、トイレで0.5坪、ベランダで1.5坪が無駄なスペースですので、合計すると7坪の削減になります。
決して小さいわけではなく、無駄がなくなったのです。
無駄のない家は、非常に合理的で家事動線もとても楽になります。
もし、2階に一部屋だけ上げたい場合でも、コストはおさえられますから安心です。
まずは、平家を考える意味がおわかりいただけたら幸いです。
 
 

プライバシーを考えた家づくりは外構工事費もお得になるって本当?

家づくりは、家本体だけではなく土地の外構工事まで、資金計画する上では大切となってまいります。
この外構工事が意外な落とし穴となり、新しいお家ができたのに庭が工事したままで、引っ越しをして住んでいるお家などたまに見受けます。
いくら安い土地を買っても、いくらコストパフォーマンスのいい家を建てても、外構工事を見誤ってしまって工事ができない!なんて事にならない様、注意をいたしましょう。
そもそも、外構工事とはなぜ必要なのでしょうか?
・道路と敷地の境界をはっきりするため?
・隣との境界をはっきりするため?
・家の中が丸見えになるのに障害物で隠すため?
色々と理由はあるかと思います。
 
設計をする上で、どの様にするかは住宅会社の営業マンの提案力に左右されます。最近では規格住宅かされていて、100種類のプランから選べますとか、外観も10パターンから選べますと、営業マンの提案力というより、住宅会社がいかにシロートの営業マンでも家が売れる仕組みを準備し、どれも、厳選された素晴らしプランですと提案をしてきます。
敷地の形状や周辺環境を無視しての提案が、果たしてあなたの家づくりのためになっているのでしょうか?
この企画住宅は「南側に大きな窓を設ける事により、日当たりも風通しもよく気持ちいいリビングになっております。」とか、2階に広いベランダもあり、洗濯物がたくさん干せて便利ですよ!などと、いろいろとメリットをうたっていますが、本当にあなたの望む家なのでしょうか?
もし、その様な家を建てたばかりに、カーテンを開けたら道路からリビングが丸見えで、一日中カーテンを閉じっぱなしにしなければならなくなって、明るいリビングかと思ってできた家がそうならなかった。
道路から、リビングを見えない様に外構工事でブロック塀を高く積んで工事をしたが、工事費用が多くかかり過ぎてしまい、住宅ローンの返済額が予定より高くなってしまった。
土地や外構工事にまつわる話は尽きません。
土地を購入する際には、実際に設計をする方と土地の周辺環境をよく観察していただき、プライバイシーが担保できる建物の設計をしていただきましょう。
そうすることで、無駄に土地を大きく買わなくて済みますし、しっかりとプライバシーが担保できた建物であれば、無駄に票をかけて外構工事をしなくて済むのです。
決して外構工事は安くありません。ただ単に安い土地を買ってしまったばかりに「外構工事費に300万円かかってしまった。」や、プライバシーを担保できない家を建ててしまって「ブロック工事に180万円かかってしまった」なんて事にならない様に注意をいたしましょう!
 
正しい土地の買い方や、正しい建物のプランニングの仕方を信頼できる営業マンに出会えれば、あなたの家づくりはきっと成功するでしょう。
 

まとめ

家づくりは、平家から考えてみるはいかがでしたでしょうか?
今、あなたは家を建てようと考えていますが、何年この家に住み続けるのでしょうか?
平均寿命が男性81.41歳・女性87.45歳の時代です。
30歳で建てれば50年以上住まなければなりません。
将来の事を考えた、バリアフリーな家が必要なのは30歳の時でも理解はできるはずです。
わかっていて、わざわざ住みにくい二階建ての家が本当に必要なのかを考え見てください。
土地の買い方やプライバシーを考えて、無駄に広い土地や外構工事費用を無駄に書けない事も大切です。
 
このブログで少しでもお役に立てたら幸いです。
 
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
 
 
 

建築家とつくる家づくり  simple note(シンプルノート)

simple note(シンプルノート)とは

  • 洗練されたデザイナーズ住宅
  • 合理的な設計がもたらす高性能住宅
  • 子育てママの家事をラクにする思いやりの家
  • 家族の安全やプライバシーを守る防犯住宅
  • 無駄なコストを省いた賢い家
  • 人に自慢したくなるようなセンスの良い個性的な家

デザイナーズ住宅について、「住みにくい」、「窓がないから暗い」、「価格が高い」などの先入観があるのではないか。心のどこかで優れたデザインの住宅に憧れを抱きながら、なんとなく感じるネガティブなイメージに阻まれて実現できない。
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かわいい南欧風のお家 casa carina(カーサ・カリーナ)

casa carina(カーサ・カリーナ)は、南欧の邸宅をイメージしたナチュラルテイストの家である。無垢材や漆喰、テラコッタなど、経年変化を楽しめる素材が随所に用いられており、長い間暮らせば暮らすほど、愛着も深まっていくのだ。そして、この住宅の魅力は、素材だけではない。考え抜かれた間取りの中に、そのヒントは隠されているのである。
casa carina の標準的なプランは、夫婦二人と子供二人の世帯を想定している。1階は、キッチン、洗面所、そしてお風呂を直線的に配置されているため、家事動線が一直線になる。効率よく家事や育児ができるようになっているのだ。キッチン横には棚が設けられており、パントリーとして利用したり、学校関係の書類を保管したり、様々な使い方ができるようになっている。また、階段はホールに設置されており、LDKの空調管理を効率よく行うことが可能なため、心地よい空間をつくりやすい。2階には、主寝室の他、子供室が二部屋あり、それぞれにしっかり収納が取られているため、部屋の中をすっきりさせることができる間取りです。
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この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。