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空間の広さを変えずに部屋を広く見せる方法7選【注文住宅の豆知識】

部屋の広さを変えられなくても工夫次第で空間を広くすることはできる!

間取りを考えているときに、開放的な広々とした空間を作りたいと希望される方は多いです。

確かに、広々とした部屋はゆったりと過ごせますし、内装のデザイン性も高まりますよね。

 

しかし、現実的には土地の坪数や資金的な理由で、部屋の広さを諦める方もいます。

 

「うちも広々とした空間は採用できないかな‥」と感じている方。

部屋はコンパクトでも、工夫次第で開放感のある広々とした空間を作ることは可能です。

 

今回は、部屋の広さは変えずに空間を広く見せるための豆知識を紹介します。

 

部屋の広さを変えずに空間を広く見せる方法7選

では、空間を広く見せるちょっとした工夫を7個紹介します。

 

①天井を高くする

並行方向に広げることができないなら、垂直方向の空間を広げましょう。

つまり、次のような間取りを取り入れるということです。

 

  • 吹き抜け
  • 折り上げ天井
  • 勾配天井
  • ダウンフロア

 

同じ広さの空間でも、天井が高いだけで広く感じます。

 

また、吹き抜けや勾配天井を採用することで、高い位置に窓を施工できます。

高い位置に窓があると日当たりが良くなるため、部屋が広く見えやすいです。

 

広さを変えられないなら、高さの工夫をして空間を広く見せましょう。

 

②ハイドア、ハイサッシを採用する

ハイドアやハイサッシを採用するだけで、部屋が広く見えます。

 

ハイドア・ハイサッシとは、通常の高さである2mよりも高いドアやサッシのことです。

高さのあるものを採用することで目線が上に広がるため、空間を広く見せることができます。

 

吹き抜けや勾配天井が採用できないなら、ハイドア・ハイサッシを検討してみましょう。

 

③明るい内装材を選ぶ

空間を広く見せたいなら、床・壁・天井などの内装材は明るい色を選びましょう。

同じ広さの部屋でも、明るい色と暗い色では広さの感じ方は大きく異なります。

 

白などの明るい色は膨張色なので、空間を広く見せることができます。

対して、黒などの収縮色は圧迫感を与えるため、寝室や書斎などの落ち着きたい個室におすすめです。

 

④部屋の形を正方形ではなく長方形にする

部屋の形を工夫することで、部屋が広く見えることがあります。

 

例えば、同じ8畳の空間でも正方形よりも長方形の方が広く見えます。

なぜなら「空間の奥行きが出る」からです。

 

正方形の場合、長方形と比べて奥行きがないので正面の壁が近いです。

すると、幅が広かったとしても視覚的に狭く感じてしまいます。

 

対して、長方形の空間は正面の壁が遠くて、目線が抜けます。

そのため、脳が広い空間だと認識するのです。

 

このように、部屋に入ったときの正面の壁の近さによって、脳に伝わる広さの感覚は異なります。

広々とした空間を作りたいなら、部屋の形状も意識してみてくださいね。

 

⑤目線が抜けるような窓をつける

開放的な空間を作りたいなら、窓の大きさや配置も重要です。

ただ大きな窓をつけるのではなくて、目線が抜けるような窓をつけましょう。

 

例えば、一般的な広さの玄関でも、入った正面が壁だと圧迫感を感じることがあります。

しかし、玄関に入った正面が窓になっていると、目線が壁の先まで抜けるので空間に奥行きが出ます。

 

上の写真は、目線が抜ける窓がついた玄関です。

窓の先の景色が見えることで、開放的で広い空間に見せることができています。

 

ただし、目線の抜ける窓を採用することで、悪影響になるケースもあります。

具体的には、窓からの景色が隣の家の壁だったり、給湯器やエアコンの室外機が見えている場合です。

 

このような場合は窓の位置や高さをずらして、目線に配慮する必要があります。

窓を上手に利用して、広く感じられるような空間を作りましょう。

 

⑥天井埋め込みのカーテンボックスを採用する

カーテンボックスを天井に埋め込んで、天井付近からカーテンをかける方法もおすすめです。

この方法はハイサッシと同じく縦方向に視線が広がるため、空間が広く感じる効果があります。

 

注意点は、埋め込むための施工費や長くなったカーテンの費用が追加されることです。

すべての空間に採用すると高額になるため、LDKなどの目立つ空間に採用しましょう。

 

⑦背の低い家具を置く

背の低い家具を置くことで、部屋を広く見せることができます。

理由は次の2つです。

 

  • 背の低い家具は圧迫感がないから
  • 家具と天井の間に見える壁の面積が広くなるから

 

背の高い人を目の前にすると圧倒されるのと同じで、背の高い家具は圧迫感を感じます。

同じ大きさでも背の低い家具を選べば、圧迫感は軽減します。

 

また、背の低い家具を置くと、壁の見える面積が広くなります。

そのため、家具から天井までの高さがあるように感じられ、広い空間と錯覚させることが可能です。

 

ただし、ローソファや背の低い収納は、人によっては使いにくいと感じることもあります。

使い勝手を考えながら、背の低い家具を選ぶようにしましょう。

 

【おわりに】

コンパクトな空間でも、工夫次第では部屋を広く見せることは可能です。

 

  • 縦方向への高さ
  • 目線の抜け
  • 明るい色

 

空間を広く見せたいなら、この3点を意識しながら空間づくりを行いましょう。

 

アイリスホームではただ広い空間を作るのではなく、居心地が良く開放的に感じられるような空間づくりをしています。

今回紹介したような工夫を取り入れた家を実際に見てみてたい方は、ぜひ展示場や見学会にお越しください。

 

お客様とスタッフのこだわりがつまった家を、心を込めてご案内します。

お気軽にお声がけくださいね。

 

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この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。