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賃貸に老後まで住むと後悔する?持ち家とのメリットデメリットを比較

老後は賃貸と持ち家どちらに住む方が後悔しないのか

老後に暮らす住まいにどのような条件を求めますか?

持ち家でゆったり暮らしたい方もいれば、自宅を持たずに引越しながら賃貸で暮らすという選択肢もあるでしょう。

老後にどちらで過ごした方が後悔しないのかは、暮らしやすさ・金銭面・可変性などの求める条件によって異なります。

 

今回は老後に賃貸と持ち家で暮らすメリット・デメリットを紹介し、それぞれに向いているタイプを解説します。

あなたにはどちらの暮らしが合っているのか考えてみてくださいね。

 

老後に「賃貸」で暮らすメリット・デメリット

老後まで賃貸に暮らすメリット・デメリットを紹介します。

 

メリット

賃貸はライフプランに合わせて物件を選ぶことができるため、次のようなメリットがあります。

 

  • 年齢に合わせたエリアや物件を選べる
  • 収入に見合った家賃の物件へ引っ越すことができる
  • 建て替えや修繕の検討をする必要がない

 

賃貸住宅なら何度でも引越しを行うことが可能です。

子供が巣立ったら夫婦2人で住むコンパクトな賃貸へ住み替えても良いでしょう。

車が運転できなくなったら、徒歩やバスで生活できるような利便性の高いエリアを選ぶこともできます。

また、年金生活が始まったら家賃を抑えた物件を選ぶこともできるなど、可変性が高い点もメリットです。

 

さらに、持ち家と違って住まいの修繕やメンテナンスは管理会社が行ってくれます。

毎月の積立金はありますが、自分で手を掛ける必要がなく、まとめて大きな出費がないため安心です。

 

デメリット

賃貸住宅は老後まで暮らすには、次のようなデメリットを理解しなければなりません。

 

  • ずっと家賃の支払いをしなければならない
  • 年齢が上がるにつれて賃貸を借りにくくなる
  • 引越しがあると身体に負担がかかる

 

賃貸住宅は家賃の支払いを行わなければ、住み続けることができません。

年金暮らしになって収入が大幅に減っても、居住費の支払いがある点は大きなデメリットでしょう。

 

また、年齢が上がるにつれて賃貸を借りにくくなるという事例もあります。

実際に国土交通省が平成28年に発表した資料では、高齢になると賃貸の審査に落ちる割合が高まるという調査結果が出ています。

 

年代別の審査状況

出典:(公財)日本賃貸住宅管理協会(平成28年6月)「家賃債務保証会社へのアンケート調査」

引用元:家賃債務保証の現状|平成28年10月|国土交通省住宅局

 

賃貸の保証会社にアンケートを取ったところ、60~70代が最も審査落ちが多いという結果でした。

ただし、高齢(60歳以上)でも年収によって、審査結果は異なるというアンケート調査も出ています。

 

属性別の審査状況

出典:(公財)日本賃貸住宅管理協会(平成28年6月)「家賃債務保証会社へのアンケート調査」

引用元:家賃債務保証の現状|平成28年10月|国土交通省住宅局

 

老後で引越しを検討するなら、収入を安定させておくことが重要なポイントです。

また、業者に依頼したとしても引越しは体力を使うため、老後は大変という意見もあります。

 

老後に「持ち家」で暮らすメリット・デメリット

老後に「持ち家」で暮らすメリットとデメリットを紹介します。

 

メリット

マイホームは自己の所有物のため、長年安定した暮らしを送ることができ、多くのメリットがあります。

 

  • こだわりの間取りやデザインの家で暮らすことができる
  • 庭を活用した暮らしができる
  • 子供や孫とマイホームで思い出を作れる
  • 住宅ローンを完済すれば居住費の負担が減る
  • 建物や土地を資産として残すことができる
  • リフォームすれば引越しを伴わずに住みやすさを改善できる

 

持ち家なら自分達で考えて建てたこだわりの家で、老後もゆったりと過ごすことができます。

子育て後や退職後は自分の時間が長く取れるため、住まいで過ごす時間も長いですよね。

庭でゆったりと過ごしたり、ガーデニングや家庭菜園などができる点も魅力でしょう。

子供や孫が遊びに来たときも、自宅でたくさんの思い出を作ってあげることができます。

 

持ち家は、住宅ローンの返済が終われば居住費の支出を減らせる点も大きなメリットです。

退職時に合わせてローンを組んでおけば、年金生活になっても負担を減らすことができます。

パートナーが亡くなった際にも、土地や建物を残すことができるため安心です。

 

また、賃貸はライフプランに合わせて自分達が住まいを変える必要がありますが、持ち家ならリフォームが可能です。

設備の入れ替えなどはもちろん、暮らしやすいように間取り変更やバリアフリー化を行っても良いでしょう。

引越しを伴わないため、身体への負担も少ないです。

リフォーム時に仮住まいへの引越しが必要になっても、賃貸の引越しほど大変ではありません。

 

デメリット

持ち家にもデメリットがあるため、建築時に理解しておくことが大切です。

 

  • 年齢と共に暮らしにくいと感じることがある
  • 老後に高額なメンテナンスコストがかかることがある
  • 固定資産税などの負担は毎年続く
  • 気軽に引っ越しができない
  • 相続後に建物や土地の使い道がなく困るというケースも

 

多くの方は子育て世代のときに建築するため、老後に住みにくいと感じることがあります。

間取りが使いにくかったり、築年数が経つにつれて設備や性能が古くなったり感じることが多いです。

 

敷地に余裕があれば、平屋を建築することをおすすめします。

平屋ならワンフロアで生活できるため、老後も暮らしやすく空間を無駄なく活用できます。

設備はリフォームなどをして対応してくださいね。

 

賃貸は家賃の支払いがありますが、持ち家はメンテナンス費や税金がかかる点がデメリットです。

計画的な貯蓄をして出費に対応できるようにしておかなければなりません。

 

さらに、亡くなった後に土地や建物を子供に相続しても、使い道がなくて困るというケースも意外と多いです。

子供がすでに家を建てていれば空き家になってしまいますし、立地が悪いと中々売れませんからね。

資産を貰ったが、結果的に相続税や固定資産税などのお金ばかりがかかってしまったという意見もあります。

 

【賃貸と持ち家】老後まで住むのに向いているのはどっち?

あなたは賃貸と持ち家どちらに向いているのでしょうか。

それぞれにおすすめのタイプを紹介します。

 

老後の暮らしに賃貸が向いている方

賃貸が向いているのは次のような方です。

 

  • 常に自分に合った住まい方をしたい
  • 家よりもお金や時間をかけたいものがある
  • 退職後も体力的・経済的に余裕がある

 

引越しを伴っても、老後に合った間取りやエリアを選びたいなら賃貸住宅をおすすめします。

住まいに対するこだわりが低い場合も、可変性や利便性の高い賃貸の方がメリットを感じやすいです。

 

ただし、老後も賃貸に住み続けるためには、家賃を支払うための金銭的な安定や引越し時の体力も必要です。

これらが不安な場合は、持ち家を検討しても良いでしょう。

 

老後の暮らしに持ち家が向いている方

持ち家が向いているのは次のような方です。

 

  • 住まいでのんびり暮らしたい
  • 近所付き合いなども大切にしたい
  • 退職後は居住費に対する負担を減らしたい

 

住み慣れた住まいで老後はゆったりのんびり過ごしたいなら持ち家をおすすめします。

長く住んでいる持ち家なら近隣の人との関係性もできていることが多いため、老後も助け合いながら暮らしやすいです。

ご近所さんが同年代なら、退職後に一緒に趣味を楽しんだりもできるでしょう。

 

持ち家なら、住宅ローン完済後に居住費の負担を軽減できるため、夫婦の暮らしに余裕が生まれます。

外壁や屋根塗装などの、大きな金額がかかるリフォーム等も退職前に完了できるのが理想的ですね。

老後は出費を抑えて暮らしたいと考えている方は、持ち家を検討してみてくださいね。

 

賃貸と持ち家についてはこちらのコラムでも紹介しています。

ぜひチェックしてみてくださいね♪

▷コラム:家賃8万円はもったいない?マイホームと賃貸はどちらを選ぶべきなのか

 

【おわりに】

老後の生活は、賃貸・持ち家どちらにも良し悪しがあります。

家族構成や理想の暮らし方、ライフプランなどを元に、将来どちらに住んでいた方が後悔しないのかを検討することが大切です。

マイホームを建てるか迷ったときは、今の暮らしやすさだけでなく老後についても考えてみてくださいね。

 

アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。

「持ち家の魅力や老後も暮らしやすい家をもっと知りたい!」という方はぜひお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。