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住宅ローン審査の流れをわかりやすく解説|スムーズに進めるためのポイントも

住宅ローンの審査を流れを理解してスムーズに進めよう!

初めてのマイホームづくり。

「家や土地のことだけでも大変なのに、住宅ローンのことはもっと分からない!」という方も多いですよね。

そこで今回は、住宅ローンの審査の流れをわかりやすく解説します。

スムーズに審査を進めるためのポイントも解説しますので、これから住宅ローンの審査を行う方はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

住宅ローンには「事前審査」と「本審査」の2つがある

事前審査と本審査

住宅ローンを借入するためには、事前審査と本審査の2つをクリアする必要があります。

まずは、それぞれどのような内容なのか理解することが大切です。

 

事前審査とは

事前審査とは、借入する金融機関を決定する前に行う仮の審査のことです。

確定前の土地・建物情報でも審査を行うことができ、具体的な借入金額や適用金利、保証料などがわかります。

本審査よりもチェック内容が少ない事前審査は、回答までの期間も比較的早い点も特徴です。

 

また、事前審査は複数の金融機関に同時にお願いすることができるため、自分にとって条件の良い住宅ローンを探すことも可能です。

気になる金融機関へ審査を依頼し、金利や保障等の条件が良く、希望の借入額に届く住宅ローンを選びましょう。

 

本審査とは

本審査は、土地や建物が確定した段階で申込みを行う審査のことです。

事前審査と異なり、建物の請負契約書や建築確認申請書、土地の売買契約書などを用意する必要があります。

その他にもさまざまな書類が必要なため、本審査の日程が決まったら早めに準備を進めておきましょう。

 

本審査は、借入したい住宅ローンが決まってから申し込むため、基本的には1つの金融機関だけが行います。

必ず事前審査の承認が出ている金融機関に依頼しましょう。

本審査の承認が出た時点で借入が可能になり、その後は住宅ローンの契約・実行に進むことができます。

 

【8つのステップで解説】「事前審査」と「本審査」の流れ

審査の流れ

事前審査と本審査の流れを確認していきましょう。

 

ステップ1 大まかな物件内容と借入額をまとめる

まずは、審査を依頼する前に大まかな物件内容や借入額を決める必要があります。

 

  • どの土地で申込みをするか
  • 建物の大きさや金額はどのくらいか
  • 自己資金はいくら出すのか
  • いくらの借入をしたいのか

 

これらが決まっていないと、事前審査の申込書の記入欄が埋まりません。

自分達で考えるのは難しいため、1番打合せが進んでいて信頼できる住宅会社にサポートしてもらいながら進めましょう。

 

ステップ2 借入を検討する金融機関を見つける

次に、事前審査を出す金融機関を検討します。

メガバンクや地方銀行、ネット銀行などさまざまな種類の金融機関があり、金利や保障内容も異なります。

住宅会社に相談しながら、自分にとって好条件の金融機関を探しましょう。

 

事前審査を依頼する金融機関は1~3つくらいに絞ることをおすすめします。

多すぎると手続きが大変ですし、すべての結果が出揃うまでに時間がかかるからです。

 

ステップ3 事前審査の申込書記入・必要書類を揃える

事前審査を行う金融機関が決まったら、申込書の記入や必要書類の準備を行いましょう。

申込書は住宅会社が用意してくれることが多いですが、金融機関に行って自分で貰うことも可能です。

また、ネットから申込みできる金融機関も多くあります。

必要書類は金融機関によって異なりますので、しっかりと内容を確認しましょう。

 

ステップ4 事前審査を依頼して結果報告を受ける(約1日~1週間)

事前審査の申込が完了したら、結果が出るまで待ちましょう。

申込みは住宅会社がしてくれるケースもあれば、自分自身で進めることもあります。

進め方は担当者に相談してみてくださいね。

事前審査の結果は最短で当日、一般的には1週間程度かかります。

 

ステップ5 物件内容と借入額を確定させる

事前審査と同時並行で、マイホームの計画も進めておきましょう。

土地や住宅会社の確定、建築する建物の詳細の打合せをして、マイホームにかかる総額を確認します。

内容が確定したら、不動産会社と土地の売買契約、住宅会社と建物の請負契約を行います。

諸費用なども踏まえた上で、いくら借入すべきなのかを決定しましょう。

 

ステップ6 借入する金融機関を1つに絞る

借入可能額や条件が出揃ったら、借入する住宅ローンを比較検討します。

 

  • 希望する借入額に届いているか
  • 金利の条件は良いか
  • 保障内容は充実しているか

 

ネット銀行などは、現在自分が使っているサービスと組み合わせることで、金利が優遇されることなどがあります。

例えば、「スマホのキャリア契約」や「電気の契約」にプラスして住宅ローンを契約すると、金利が0.1%低くなるなどの内容です。

また、地方銀行では建築エリアによって金利の優遇が受けられるケースなども。

自分にとってメリットの大きい住宅ローンを探し、本申込みをする金融機関を決めましょう。

 

ステップ7 本審査の申込書記入・必要書類を揃える

申込みをする住宅ローンが確定したら、本申込みの用紙に記入をして必要書類を揃えます。

建物の請負契約を行った住宅会社にサポートしてもらながら、準備を進めましょう。

事前審査のときよりも準備する書類は多いため、不備がないように注意してください。

 

また、事前審査の段階で借入条件がある場合は、本審査の前に条件を満たす必要があります。

例えば、カーローンを完済しておく、会社から勤続証明書をもらっておくなどの条件です。

申込者の状況や金融機関によって借入条件は異なりますので、事前審査時に言われた内容に従ってください。

 

ステップ8 本審査を依頼して結果報告を受ける(約1~2週間)

書類が揃ったら本審査を行います。

事前に書類に記入して持ち込みや郵送する場合もあれば、対面で手続きを行うケースもあります。

ネット銀行の場合は、自宅からパソコンで申込みができるケースがほとんどです。

 

本審査は約1~2週間程度で結果が出ます。

まだマイホームの細かな打ち合わせが残っている場合は、同時並行で進めましょう。

本審査の承認が出た時点で、住宅ローン選びは完了です。

その後は、住宅会社の指示に従いながら、ベストなタイミングで契約や実行の手続きを行ってください。

 

住宅ローンの審査をスムーズに進めるためのポイント

審査のポイント

住宅ローンの審査を失敗なく、スムーズに進めるためのポイントを紹介します。

 

住宅会社にサポートしてもらいながら進める

住宅ローンは手続きや審査が複雑なため、初めて組む方にとっては難しく感じることが少なくありません。

そこで、必ず住宅会社にサポートしてもらいながら、手続きすることをおすすめします。

住宅会社の担当者に申込書の記入方法を教えてもらい、間違いがないように進めましょう。

 

また、金融機関の担当者とのやり取りは、住宅会社にお任せしても問題ありません。

信頼できて家づくりを任せても良いと思う住宅会社の担当者にお任せしてくださいね。

サポートをしてもらうことで、スピーディーかつ最適な条件で住宅ローンを組むことができるでしょう。

 

無理な条件で審査をかけない

住宅ローンの審査を依頼するときは、無理な条件を提示することはおすすめしません。

金融機関は借主の年収などから判断して借入額を算出しているため、相場よりもかなり高い借入額で申込むと非承認になる確率が高まります。

非承認になると審査をやり直すので、大きなタイムロスになり非効率です。

住宅会社の担当者が借入額の相場を理解していますので、相談しながらマイホームの資金計画を立ててくださいね。

 

また、「借入できる額」と「返済できる額」は異なります。

希望する借入額が承認になっても、無理なく返済できるかをしっかりと検討した上で、実際に借りる金額を決めることが大切です。

ファイナンシャルプランナーなどにライフプランの相談をし、無理のない返済計画かを判断してもらっても良いでしょう。

 

書類の不備がないようにする

審査を申込む前に、書類の不備がないかを細かく確認しましょう。

不備があると金融機関は審査を進められないため、返答までに時間がかかってしまいます。

また、何度も役所などに行って書類を取るのは手間ですよね。

なるべく効率的に進められるように、必要書類の確認は徹底して行うことが大切です。

 

2つの審査の申請内容は大きな変更がないように

稀なケースですが、事前審査と本審査の内容が大きく異なっていると、本審査で非承認になることもあります。

万が一、本審査が非承認だった場合は、借入額を下げて再度申込みをしたり、他の金融機関を検討しなければなりません。

住宅会社の担当者に相談しながら、ベストな方法を選んでください。

 

また、住宅ローンの本審査から契約までに他のローンを借入したり転職したりすると、審査時の条件と異なるため契約が白紙になる危険性があります。

新たな条件で事前審査からやり直しをすることになり、最悪の場合は住宅ローンが借りられなくなることもあるため、注意しましょう。

 

【おわりに】

住宅ローンの審査の流れは、基本的にどこの金融機関でも同じです。

住宅会社の担当者にサポートしてもらいながら、適切なタイミングで審査を進めましょう。

無理のない資金計画を立てて、自分にとってメリットの大きい金融機関から住宅ローンを借入してくださいね。

 

アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。

建物のことはもちろん、土地探しや住宅ローンのサポートもしておりますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。

 

この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。