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一戸建ての維持費ってどのくらい?6つの維持費と平均月額をご紹介!

住宅を購入した後も維持費がかかることは、ご存知かと思いますが、一戸建てとマンションを比較すると、一戸建ての方が維持費が比較的安くなる傾向があります。

 

なぜなら、マンションでは管理費や修繕積立金、駐車場代などが毎月のように発生しますが、一戸建てではこれらの費用が発生しないからです。一方、一戸建ての維持費には修繕やメンテナンスの費用がかかる場合があります。

 

この記事では、「一戸建ての維持費について」解説していきます。

 

一戸建ての平均的な維持費とは?

一戸建て維持費と平均額は下表の通りです。

項目 年額

月額

住宅ローン 153.4万円 12.78万円
固定資産税および都市計画税

21.1万円

1.75万円
火災保険料および地震保険料※ 6.5万円 0.50万円
水道光熱費 25.8万円 2.15万円
町内会費 0.3万円 0.03万円
合計 207.1万円 17.21万円
住宅ローンを除いた合計 53.7万円 4.43万円

※火災保険料および地震保険料は、一括契約を各年に配分した金額のため、一括の場合は、毎年発生しません。

 

住宅ローンを除くと、一戸建ての購入後の維持費は毎月「約4〜5万円」となります。

 

住宅ローン

住宅ローンを組んで一戸建てを購入すると、毎月の返済額が発生します。一般的には物件価格の2割を頭金として支払い、残りの8割を住宅ローンで借り入れることが一般的と言われています。

 

例えば、5,000万円の住宅を購入する場合、8割の4,000万円が住宅ローンの借入額となります。

 

毎月の返済額は、借入期間と金利の2つの要素で決まります。借入期間が長いほど、月々返済額は少なくなります。例えば、4,000万円のローンを20年と35年で返済する場合、35年の方が月々の返済額は少なくなります。

 

また、金利も返済額に影響します。金利が低いほど、月々の返済額も低くなります。金利には変動金利と固定金利の2種類があります。変動金利は市中金利に応じて変動するため、金利が上昇するリスクがありますが、現在の超低金利時代では変動金利が人気です。

 

市中金利を下回る0.5%以下の金利を提供している変動型住宅ローンもあり、多くの人が変動型を選択しています。

 

このように、住宅ローンの借入期間や金利の選択は月々の返済額に大きな影響を与えることを覚えておきましょう。

 

固定資産税および都市計画税

住宅を購入すると、土地と建物に固定資産税がかかります。市街化区域内の土地と建物には都市計画税が発生します。市街化区域とは、都市計画法で定められた市街地または将来的に市街化を進めるべき地域のことです。

 

固定資産税と都市計画税の計算式は以下のようになります。

 

固定資産税 = 課税標準額 × 1.4%

都市計画税 = 課税標準額 × 0.3%※

 

※都市計画税の税率は地域によって異なる場合があります。

 

課税標準額とは、税率を掛けて直接税金を計算するための評価額のことです。建物の場合、固定資産税と都市計画税の課税標準額は「建物の固定資産税評価額」となります。

 

一方、住宅の土地の課税標準額は「土地の固定資産税評価額」に一定率を乗じたものです。住宅の土地には「住宅用地の軽減措置」が適用され、空き地よりも固定資産税と都市計画税が安くなります。

 

このように、住宅を購入すると固定資産税と都市計画税がかかりますが、住宅用地の軽減措置により税金負担が軽減されます。

 

火災保険料および地震保険料

一戸建てを購入すると、火災保険料と地震保険料が維持費として必要になります。通常、住宅ローンを組む際は、火災保険に加入することが条件とされています。

 

火災保険には、「建物」および「家財」の2つのタイプがあります。建物の火災保険は、建物そのものを対象とする保険です。家財の火災保険は、衣類や家電製品、家具などの家財品を対象とする保険となります。

 

住宅ローンを組む場合、建物の火災保険への加入が必須条件です。したがって、少なくとも建物の火災保険には加入する必要があります。家財の保険は任意の選択肢となりますが、火災保険を加入する場合、多くの人が家財も一緒に保障する傾向があります。

 

また、地震保険への加入は住宅ローンの条件ではありませんが、火災保険と同時に地震保険にも加入する人が多いです。地震保険は単独で加入することはできず、火災保険への加入が必要です。

 

水道光熱費

住宅では水道光熱費が発生します。電気代が最も大きな割合を占めており、一戸建てのランニングコストを抑えるためには、電気代の削減が重要です。エコ住宅を選ぶと断熱性が高まり、夏や冬の電気代を節約できます。

 

また、高効率の給湯器や節水型トイレを使用することでガス代や水道代も削減できます。さらに、CO2削減の目的を達成するために、エコ住宅には補助金制度があります。

 

こどもみらい住宅支援事業は、省エネ性能の高い住宅の新築やリフォームに補助金を提供する制度です。補助対象者は子育て世帯や若者夫婦世帯となります。

 

以下のような住宅は、補助が受けられる対象となります。

・ZEH(ゼッチ)、Nearly ZEH、ZEH Ready、ZEH Oriented

・高い省エネ性能等を有する住宅

・一定の省エネ性能を有する住宅

 

補助金制度についてもアイリスホームにお気軽にご相談ください。

 

町内会費(自治会費)

町会費(自治会費)は、居住地の町内会に支払う年会費です。町会への加入は任意ですが、一戸建て住宅を購入すると通常、町会への加入が勧められます。

 

町会費の相場は地域によって異なりますが、都市部では年間約3,000円程度が一般的です。町会費は主に地域のお祭りや町会の運営費、防犯外灯の電気代、役員の交通費などに充てられます。

 

一戸建てでは、管理会社にゴミステーションの管理や清掃を委託することはありません。代わりに、地域の運営活動を自分たちで行うため、町内会が重要な役割を果たします。

 

町会への加入は任意ですが、街を住みやすくするためには町内会の存在が重要です。加入を検討することをおすすめします。

 

メンテナンス費用

一戸建ては、将来の修繕に対して自分で備えておくことが必要です。

 

一戸建てで発生する主な補修内容、費用相場は下表のようになります。

補修内容 点検の目安

相場

実施回数

合計

外壁塗装 10~15年 100万円 2回 200万円
屋根塗装(スレート葺)

15~20年

50万円 1回 50万円
軒先・軒裏塗装 15~20年 30万円 1回 30万円
樋・床下メンテナンス 15~20年 30万円 1回 30万円
シロアリ防除 5年 20万円 6回 120万円
クロス張り替え 7~10年 20万円 3回 60万円
サッシまわりコーキング 7~10年

30万円

3回

90万円


30年合計・・・580万円

1年あたり換算・・・19万円

1月あたり換算・・・1.6万円

 

建物の補修には適切なサイクルがあります。例えば、外壁塗装は10~15年に1度、シロアリ防除は5年に1度程度のペースで行うのが適切です。

 

30年間で適切なメンテナンスを行うと、約600万円の費用が必要になります。年間平均で約20万円、月に換算すると約1.6万円の積み立てが必要です。

 

一戸建てでは、修繕積立金が強制的に徴収されるわけではありませんし、実際に補修を実施するかは自己判断です。

 

一戸建てでは自由に補修のタイミングを決めることができるため、マンションと比べて修繕費を削減することができると言えます。

 

まとめ

一般的な一戸建ての維持費の目安は、住宅ローンや固定資産税、火災保険料などを含めると平均で「約17万円」です。ただし、住宅ローンを除いた維持費だけを考えると毎月「約4~5万円」程度です。

 

アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。

住まいづくりに関わるお金のことも一からサポートしておりますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。

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それでは次回の配信もお楽しみに!

 

この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。