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浴室ドアはどのタイプにする?種類別のメリット&デメリット

毎日のお風呂の際に必ず開閉している「浴室ドア」。

何気なく使っている浴室ドアにも種類があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。

 

まず浴室ドアには通常、次の3つのタイプがあります。

1.開き戸

一般的なドアタイプ

 

2.中折れ戸

縦方向に分割された扉が中央で折れて開閉するタイプ

一般的なシステムバスで標準仕様となっていることが多い

 

3.引き戸

横にスライドさせて開閉するタイプ

 

浴室は家庭内でも事故が起こりやすい場所の一つであり、

安全性や使いやすさなどに配慮した浴室ドアを選びたいですね。

今回はそんな浴室ドアの、それぞれのタイプのメリット&デメリットをご紹介していきます!

メリットとデメリットの両方を踏まえたうえでしっかりと検討いただき、最適な浴室ドア選びにお役立てください!

 

【1.開き戸】

「開き戸」はドアを浴室の奥に押すか手前に引くといった一般的なドアのタイプのことを指し、別名「スイングドア」とも言われたりします。

ドアの開く方向が浴室側の場合は、万が一入浴中の人が倒れた際に

ドアが開かなくなる、などといった危険性があります。

その為、緊急時には脱衣室からドアを外すことが可能なタイプを選ぶなどの配慮が必要となります。

 

反対に、ドアが開く方向が脱衣所側の場合はドアについた水滴が脱衣所に落ちてカビの発生の原因にもなりますので、カビ対策の検討が必要です。

 

「開き戸のメリット」

メリット①:掃除が楽

作りがシンプルなので、ゴミがたまる箇所も少なく、掃除が楽!

 

メリット②:ドアにタオル掛けが付けられる(オプション)

 

「開き戸のデメリット」

デメリット①:ドアの前後に開閉にスペースが必要となる

 

デメリット②:追加料金がかかる場合もある

 

デメリット③:浴室内で人が倒れた時に扉が開かない場合もある

 

デメリット④:開閉時の音が大きい

 

【2.中折れ戸】

「中折れ戸」とは開き戸が縦に中折れするタイプのドアのことを指します。

中折れするのでドアの前後のどちらかにその分のスペースが必要となります。

浴室側に中折れする場合でも開き戸と比較すると小さなスペースで開閉することが出来る為、万が一入浴中に人が倒れた場合でもドアを開けて救出できる可能性が高いです。

しかし、中折れ部分が故障しやすいので採用する際、取扱いには十分な注意が必要です。

 

「中折れ戸のメリット」

メリット①:費用が抑えられる

中折れ戸は標準仕様の場合が多い

 

メリット②:開閉スペースが抑えられる

開き戸に比べ、開閉のスペースが少なくて済む

 

「中折れ戸のデメリット」

デメリット①:折れ曲がる部分などが多いので掃除がしにくく、埃が溜まりやすい

 

デメリット②:開け閉めしづらい

ドアの作りが複雑で、小さなお子さまは力を加える方向や場所がわかりにくく

開閉に手間取ることも…

 

デメリット③:故障しやすい

中折れ部分が故障しやすく、長い期間使用していると開閉のしづらさを感じることも

 

【3.引き戸】

「引き戸」とは障子やふすまのように横にドアをスライドして開閉する仕組みです。

ドアの前後にデッドスペースが生まれず、空間を有効活用することが出来ます。

また、「開き戸」や「中折れ戸」のように入浴中に人が倒れた場合にドアが開けられなくなるといった危険は無く、安全性に優れています。

 

特に、浴室をスッキリと見せたい方にはパネル1枚で出来ている引き戸のタイプがおすすめです。

しかし、引き戸のドアのレール部分には汚れがたまりやすく、掃除の手間がかかるので、まめに掃除をする必要があります。

 

「引き戸のメリット」

メリット①:開閉スペースがいらない

 

メリット②:開閉しやすい

 

メリット③:開口部分が広く、出入りしやすい

 

メリット④:浴室内で人が倒れても開閉しやすく、安全性が高い

 

「引き戸のデメリット」

デメリット①:掃除がしづらい

レール部分に汚れが溜まりやすく、

特に浴室横に洗濯機などが置いてある場合は掃除が大変!

 

デメリット②:費用が掛かる

オプションとなり追加費用が発生する場合が多い

 

デメリット③:横にドアをスライドさせる空間が必要

 

【おわりに】

以上、3つのタイプの浴室ドアをご紹介いたしました!

どのタイプを選ぶかは

・浴室の広さ

・お掃除のしやすさ

・使いやすさ

・安全性

などを考慮しながら浴室の広さや間取り、各ご家庭の家族構成、入浴スタイルに合わせてお選びいただければと思います。

 

浴室は裸で使用する場所なので安全性には充分に気をつけていただきたいポイントです。

安全性については浴室ドアへの配慮だけではなく、転倒を防止するために浴室の出入り口付近では段差は出来るだけ無くすような設計にするのもおすすめです!

また、浴室は湿気の溜まりやすい場所でもあるので日頃の掃除のしやすさなども重視したいポイントですね。

メリットとデメリットの両方を踏まえたうえでしっかりと検討いただき、最適な浴室ドアをお選びください!

 

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ここまでお読みいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

三階 真紀

間取り・外観・内観イメージなどCADを操り自由自在に作成します。 社内の仕事を多岐にわたりこなすパワフルウーマン。北海道生まれだという説もある◎