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「中庭がある家」の間取り実例集|後悔しないポイントは?

中庭のある家でプライベート空間を満喫しよう!

プライベートな屋外空間である中庭。

中庭は人目を気にせずに過ごせるため、気になっているという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、おしゃれな中庭がある家の間取り実例を紹介します。

採用する上で後悔しないためのポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

【実例集】中庭のあるコの字・ロの字の家

中庭のある「コの字型」や「ロの字型」の家の実例を紹介します。

 

実例① 畳リビングからゆったりと中庭を眺められる家

畳リビングから見る中庭

畳リビングでくつろぎながら、家族が中庭で過ごす様子をゆったりと見守れる住まいです。

中庭の4面が壁で囲まれているため、カーテンがなくても視線が気になりません。

 

中庭へは寝室からも行くことができます。

寝室とつながる中庭

寝室はプライバシーや日差しの入り方を考慮して、くもりガラスとカーテンを採用しています。

全開口するタイプのサッシを採用したため、窓を開ければ中庭と一体感のある空間に。

 

建物はコの字で、1面には木製の外壁を施工しました。

中庭がある家の外観

フェンスのように隙間が空いているため、風通しがよく日差しも差し込みます。

黒のガルバリウム鋼板と木目がマッチした、かっこいいシンプルモダンな外観です。

 

実例② 中庭を壁で囲んだ家

建物の壁で中庭をぐるっと囲んだ住まいです。

リビングの大きな窓からは、明るい光が差し込みます。

 

こちらはキッチンダイニングからの目線です。

L字型のLDKを採用したため、キッチンからも中庭の様子がよくわかり、遊んでいる子供に声掛けもしやすいです。

 

中庭は全面にウッドデッキを施工し、室内とフラットにつながるようにしました。

物干し金物も施工したため、洗濯物も気兼ねなく干すことができます。

よりプライベートな中庭にしたいなら、こちらの建物のように壁で中庭を囲んだ間取りがおすすめです。

 

実例③ 中庭があるとは思えないおしゃれなコの字型

一見すると四角形の平屋ですが、実は画像左側の木目の部分は目隠しフェンスになっています。

フェンスの内側が中庭になっていて、建物自体はコの字型です。

 

一直線のLDKに大きな窓をつけ、中庭とのつながる空間にしました。

前面にフェンスがあるため、外からの目線が気になりません。

 

中庭ヘは、洗面脱衣所からも出ることができます。

洗濯の動線もスムーズで、家事がはかどる間取りです。

入浴後に中庭でゆったり涼んでも良いですね。

 

コの字型でも目隠し方法を工夫することで、外から見られない中庭を作ることは可能です。

ぜひ取り入れてみてくださいね。

 

中庭のある家の魅力

中庭がある家

中庭のある家はさまざまな魅力がありますのでご紹介します。

 

プライベート空間が屋外にできる

中庭があると、屋外のプライベート空間を楽しむことができます。

周りの視線を気にせずに庭でくつろいだり、家族で遊んだりできるのは魅力的ですよね。

また、洗濯物を干していても外から見られることがなくて安心です。

 

カーテンを開けっぱなしにできる

建物の内側に中庭があれば、カーテンを開けっぱなしにしていても、外から家の中を見られることはありません。

家の中から庭の景色を楽しむことができますし、室内にも明るい日差しが入ります。

開放的で日当たりの良い家にしたいなら、中庭のある家がおすすめでしょう。

 

子どもやペットが道路に飛び出さないので安心

建物に囲まれた中庭なら、道路と直接つながっていないため、子供やペットが飛び出す心配がありません。

家事などをしているときでも、安心して庭で遊ばせることができますね。

安全性を高めた家づくりをしたい方にも中庭をおすすめします。

 

さまざまな部屋から中庭へ出やすい

建物と接する面が多い中庭は、さまざまな空間からアクセスすることができます。

ロの字型の建物の中心に中庭があれば、4方向から中庭に出られる動線を作ることも可能です。

家族が中庭に集まりやすい間取りや、家事の効率を高めた間取りを作りやすいでしょう。

 

中庭がある家で後悔しないためのポイント

中庭がある家を採用して、後悔しないためのポイントを解説します。

 

水はけの良さや日当たりを考える

水はけの良い中庭

中庭は広さや形状によって、湿気が溜まりやすかったり暗くなったりします。

特に、ロの字型の建物は中庭を壁で囲んでいるため、しっかりと排水計画を立てることが大切です。

上の画像の中庭は、フェンスの下に隙間を設け、土間コンクリートの勾配に沿って雨水が流れるように対策しました。

 

また、狭すぎる中庭だと建物周りの壁やフェンスが日差しを遮ってしまい、家の中の日当たりが悪くなることも。

設計士と相談しながら、快適に過ごせる中庭を検討しましょう。

 

来客時のプライバシーに配慮する

型ガラスの窓

中庭のある家では、外からの視線が気にならないためカーテンを付けないケースも少なくありません。

すると、来客が家の中に入ったときに、中庭を通してプライベートな空間が丸見えになってしまいます。

寝室や脱衣所などを中庭とつなげるときは、上の画像のようにカスミがかった型ガラスの採用がおすすめです。

または、カーテンやロールスクリーンなどを施工してもいいでしょう。

 

メンテナンスについて理解して採用する

ロの字型やコの字型の間取りにして中庭を作ると、外壁の面積が広くなります。

そのため、同じ延べ床面積の四角形の家と比べて、外壁の塗り替え費用が高いケースも少なくありません。

また、中庭全体に木製のデッキを採用した場合、定期的なメンテナンスが手間に感じることもあります。

中庭のメンテナンス方法や費用について理解した上で、採用するか検討してくださいね。

 

断熱性能を高めるための工夫をする

中庭の大きな窓

中庭に接する壁に大きな窓をつけ、カーテンを閉めない生活をしたいなら、断熱性能を高めるための工夫が必要です。

樹脂サッシやトリプルガラスを採用して、窓の断熱性能を高める方法をおすすめします。

また、遮熱性の高いカーテンを採用し、気温によって閉められるようにしてもいいでしょう。

ロールスクリーンなどを天井埋め込み型にして、目立たないようにすれば見た目がすっきりします。

 

【おわりに】

中庭がある家にはさまざまな魅力があり、暮らしを豊かにしてくれます。

コの字やロの字の建物形状を採用し、プライバシーを確保した中庭を作ってくださいね。

また、居心地の良い中庭を作るためには、湿気や日当たり、断熱対策が重要です。

住んでから後悔しないように、最適な方法で対策を行いましょう。

 

アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。

中庭のある家も多数建築しておりますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。

 

この記事を書いた人

三階 真紀

間取り・外観・内観イメージなどCADを操り自由自在に作成します。 社内の仕事を多岐にわたりこなすパワフルウーマン。北海道生まれだという説もある◎