工務店スタッフブログ

格言

ヨーロッパのことわざ

「良い靴を履きなさい。良い靴は履き主を良い場所に連れて行ってくれる」
ヨーロッパのことわざ

2月に入って風が強くなり始めた。もう少し経つと気候も安定してくるだろうか。
相変わらずマフラーは手放せないし、温かいコーヒーは必需品のようなもの。
テレビのニュースはオリンピックと政治の話を同時にしている気がする。
今日はヨーロッパのことわざについて。

言葉

ことわざというより言葉のようなもので、僕自身が最初に出会ったのは誰かのエッセイだったと思う。
その時はこだわりについての幸運や人生観に対しての言葉だと思ったけれど
少し考えと言うか認識が変わったので書いてみる。
ことわざ自体はネットで調べた限りでは、イタリア若しくはフランスのものだという。
ファッションに人一倍敏感な(印象です。)国の人のものだと思うと納得がいく。
良い靴と言うと、男性の僕の認識では足の型を取り、ハンドメイドで作った革靴がイメージにあがる。
その革靴を日々手入れしながら、時には修理に出し、10年20年履いていく。
年月が経つにつれて、なじみながらエイジングしていくのは一つの美学だと思う。
日本ではスニーカーがメジャーだし、革靴も割り振られた規制サイズに自分で履きやすい物を
選んでいる人が大多数だから、職人の手仕事を足元で感じている人は
どちらかと言えば少数派になると思う。
大体が、少し憧れて調べると、正直すごいお値段なのだ。
そういった10年履ける物は既製品でさえ高いのである。
お財布と相談してというより、清水から飛び降りる勇気が必要なお値段である。
ただそういった靴を10年手入れしながら履こうと決めた人は、逆に地に足がつくと思う。
以前はここまでの感想で終わっていたのだけれどこんな疑問が生まれた。

良いとは?

だったら「良い靴」とは何なのだろう。
決してそういったハンドメイドのものだけがそういうわけではないはずだ。
スニーカーだからこのことわざが当てはまらないと言うわけではなく
むしろサイズに気を配って、心地よく履ける物がその人にとって「良い靴」ではないだろうか。
これは何も靴だけではなく、衣食住につながる物だと思う。
大好きな食べ物は一人一人違うし、服にはその人のスタイルがある。(流行に流されやすいけど)
住に至っては憧れや、ファッションの一部として決めてしまう人も多い。
それが本当に自分の心身に合っているか、身の丈に合っているかどうか。
ジャストサイズであることは実はとても難しくて、人は憧れや希望と実際の自分自身との
ギャップをあまり意識していないように思われる。
かくいう僕自身も失敗と反省の連続ではあるけれど。
例えば足の不自由な人のためのジャストサイズな家はどういうものだろう。
明確な答えは恐らくその人ごとに違うものになっていないといけない。
バリアフリーの基準ではなくて、その人の基準でなくてはならないから。
大きい段差が駄目な人もいれば、逆に明確に段差をつけたほうがいい人もいる。
足の形や大きさが皆違うように、その人にとっての家も皆違うべきだ思う。
が、ネット社会の昨今、家について調べるとスタイル別に検索されて
自分のフィーリングだけでハウスメーカーや工務店に足を運んでしまう。
衣食はある程度自由が利くし、後戻りもできるけれど
住はすごいお金持ちでもない限り、一生の問題になる。
だから自分に合うものに向き合って欲しいし、その過程のサポートが出来ればと切に願う。
良い家に住みましょう。あなたにとっての良い家に

石崎 幸崇

設計士 石崎 幸崇

打合せではお客様の気になることや質問に多彩な知識で応えてくれます。。 多彩な趣味を持っていて分からないことがないのでは?と思えてくるほどです。どちらかというと知的な女性を好む(K談)、マイペースで自分をもっている(T談)

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