工務店スタッフブログ

家を建てること それからのこと 伝えたいこと

熱波

3日間の熱波から少し涼しさを感じ、時折降る雨はまだ梅雨の季節を思わせる。
関西の方では記録的な豪雨と必死に向き合っている人たちがいる。
1階が水に沈み見えなくなって、屋根に非難している人たちをニュースで見たが
しばらくは心も体も前が見えないように思う。
日々家を造ろうとご縁を頂いた方と話していて感じたことを少しだけ。
家、すなわち住居はそもそも自然環境や危険から人を守るシェルターの役割がある。
それは文明の発展と共に様々な形に姿を変えて、それぞれの文化の中に根付いている

住居

衣食住は人間の生活の基本だが、その中でも住は庇護の役割が大きい。
それぞれ家庭環境は違えど、学校や仕事が終われば帰る家がある。
現代は、そんな住居を自分なりに造れる時代。
多様な文化と流通、今までは知ることが出来なかった事が調べられる。
北欧のカラフルなテキスタイルや木目の良いシンプルな家具。
自然素材をふんだんに使った健康的な家。
石やレンガ、洋瓦を使い、白のアンティーク、パリの香り。
どんな家に住みたいか。あこがれはあるけれど、、、
床の色をどうするか、ドアはどんなデザインが良いだろうか。
この前友達の家で見たの良かったな、、、でもどうしよう。
一つ一つを決めていくのはとても大変なことだ。
悩むし、後悔はしたくないし、失敗したくない。
お財布との相談もあるし、家族の意見がぶつかることもしばしば。
迷いに迷って、一つずつ、答えを見つけていく。

感じたことは

ぼくがそこに感じたのは、どんな住居になろうとも、それを愛せるかどうかだと思う。
言うなれば、お引渡しをさせて頂く時、それはまだ住居なのだと思う。建物であり、大きな箱のようなもの。
家族が日々の暮らしを営んでいって、一つずつ刻まれていってそうしてそれはあなた方家族の家になる。
うれしい事や楽しいこと、悲しいことも辛いことも刻まれていって一つずつ思い出がたまっていく。
家造りは、むしろ住んでいくことで行われるように思う。
僕たちが作る住居は、お客様方が住みこんでいくことで、それぞれの家になるのだと思う。
じゃあまずはその住居を形作る際に、何を気をつければ良いだろうか。

個人的に三点だけ

個人的に挙げるとすれば次の三点。
一点目は、決して自分の中の感覚を疑わず、諦めずに信じること。
冒頭でも書いたとおり住居は庇護の役割がある。
こういう風に書くと身の危険や身体面の事になりそうだけど、むしろ心のケアも忘れてはいけない。
何故家に帰るのか?それは自分を休ませるためだ。そして現代は慢性的なストレス社会である。
だから決して居心地の良さとか、ゆったりできるとか、感覚的で人に説明できない部分を無視しないこと。
何となく、何となくなんだけど~、こういうの好きだな~癒されるな~楽だな~。
それは自分の中のそういう部分が声を発しているものなんだから、自分の家に取り入れるべき。色んなスタイルのインテリアから、自分が好きだと思うものがきっとあるはず。
色に関しても同じ事が言える。すこしだけ色のお勉強をすると、色の効果や特性はあるけれど、まずは自分の中で良いと思う色を大事にして欲しい。
二点目は、自分の中の理由というか、テーマというか、目的をもつこと。
自分がどんな家に住みたいか?はよく考えられるテーマだけれど、自分がどんな風に暮らしたいか?を良く考えてみて欲しい。
前者はデザインやスタイルの話であり、後者は実際の暮らしの営み、生活の話である。
ご夫婦共働きであるなら、家事の負担の割り振りを決める前に
住居のありかたで負担が軽減できるかどうかを相談して欲しい。
むしろ暮らしや理由があって、それでこのデザイン、と言う風な流れが理想な気がする。
おしゃれなカフェが好きで、家もカフェスタイルが良いというのは形の好み。
それだけであれば色やデザインはカフェちっくになれば良いということになる。
カフェに行くことが多くて、家でもリビングのソファよりダイニングの椅子に座っている場合が多い。だからリビングとダイニングの割合をダイニングよりにデザインする。これは暮らしの好みだと思う。
三点目は、すごい気持ち的な事だと思うんですが、どうか肩の力を抜いてください(笑)
造る過程で色々なことを判断したり、選択したりすることになりますが
中には深刻に考えて打合せにこられるお客様もいらっしゃいます。
けれどせっかくの家造りです。人生の旅のターニングポイントです。
その後、共に年を取って行くあなたの家を、どうか楽しみながら作って欲しいです。
後悔することや失敗と思うことがあるかもしれません。
でも深刻にやって失敗するより、めーいっぱい楽しんで失敗する方が良いと思いませんか?
良いことも悪いことも含めて家造り、ご縁が頂けるなら、精一杯頑張ります。

石崎 幸崇

設計士 石崎 幸崇

打合せではお客様の気になることや質問に多彩な知識で応えてくれます。。 多彩な趣味を持っていて分からないことがないのでは?と思えてくるほどです。どちらかというと知的な女性を好む(K談)、マイペースで自分をもっている(T談)

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