工務店スタッフブログ

クラシックであること

クラシックなもの・こと

その時々の時代の流行はあるけれど決して変わらないものが世の中にある。
どこにでも売っていて、どこにでも探せばある定番になっている物。
一見すると地味で、目立たないし当たり前のように思われるもの
一つのテンプレートがあって、皆が一度は見たことがあるもの
ファッションにおいてはよく言われる話で、言葉にすればクラシックな物。
最近の僕はそれを再認識することをよくする。
時代を経て当たり前になったものは、何故当たり前なんだろう?
昔からずっと売っているものは、今も同じなのはどうしてだろう?
普遍的な、伝統的な、古きよきデザインや作法、習わし。
日用品や服や家具。昔から伝わる郷土料理。
車にはクラシックを愛する文化がすでにある。
そしてそれは家にも当てはまるし、どんな造りでも当てはまる。
リユースとか、リノベーションで築年数が相当な家をすみつぐことも
そういったものにつながるものだろうか。

定番、、、

革新的なものも必要だけれど、当たり前にそこにあることは、とてもすごい。
人の記憶や時代と時代とを繋ぐというか、紡ぐというか。
これだけ多様な食文化があっても、日本の人はお米を離す事をしない。
お米はそれだけ日本の人にとって当たり前なんだ。
家は災害を通じて性能に対してどんどん進歩が進んでいる。
ある一定の年の前に建てられた家は性能としての評価をされるとNGの部分がある。
その進歩を僕は否定するわけじゃないし、安全なのは良いことだと思う。
けれど昔の人達の知恵、暮らし、そこにあるクラシックを否定したくない。
何故お台所をこういう造りにしたのか、壁を造らずに戸で仕切って間を造るとか。
奥という考え方もあるし、昔の人の方がきっと家相というか方角や土地や家の造りに敏感だった。
伝統的な造りの家は一見すると古臭いようで、とても合理的なものも多い。

一つ考えて

実は僕は個人的には対面キッチンに対して考えるものがある。
確かに対面キッチンは家族とつながっているし、小さい子を見ながら料理とか
メリットの部分をフォーカスする分が多いとは思う。
家族はつながっているほうが、、、けれど家族にもそれぞれの距離感が必要に思う。
そういった意味で奥さん専用の家事室なんてものが追加で作られるのだが、それは何か違う気がする。
常に目にさらされたり、料理の音や洗い物。家事が分担の時代でも台所は女性の城である。
それなのに、気にすることが一杯ある。
そこで一息つけるかどうかはその人次第なのだが、、、同居をしてたりと環境によっても色々あると思う。
本格的な料理をする人だったら、やっぱり使い勝手で造りを決めて欲しい。
男女差別に聞こえるかもしれないが、時代劇や歴史小説一つとっても
昔の方がその住み分けはすごい出来ていたと思う。例えばお台所に家長は来ない。
そこで自分に帰れるというか、一息つくときがあったと思うのだ。
古民家が好きでそういったテイストの家に住む人はいるけど
ライフスタイルや流れから、キッチンは体面だったりする場合は以外に多いものである。
昔のやり方にしがみつけとそう言いたい訳ではなくて、昔の良さを、クラシックの良さを知ってほしい。
知って欲しいと思うから、まずは自分が勉強することにした。
季節ごとの習わしや決まりごと、そういった暮らしから決まったデザイン。
日ノ本に生まれたのだから、せめて知っていたいと、そう思うのです。

石崎 幸崇

設計士 石崎 幸崇

打合せではお客様の気になることや質問に多彩な知識で応えてくれます。。 多彩な趣味を持っていて分からないことがないのでは?と思えてくるほどです。どちらかというと知的な女性を好む(K談)、マイペースで自分をもっている(T談)

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