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南相馬光のモニュメント2018

東日本大震災から7年。

南相馬市で「南相馬光のモニュメント」が行われた。市内5カ所にサーチライトを設置。東日本大震災から7年がたち、「鎮魂と再生の願いを込めて」夜空に向かって光をともした。
会場の一つ、同市原町区萱浜の綿津見神社では、サーチライトの他にキャンドルも置かれ、1982年まで町のシンボルとして親しまれた高さ約200メートルの原町無線塔を光で再現し、地域再生への思いを込めました。

無線塔?ってなんだろう。

原町無線塔は、大正10年に開局した磐城無線電信局原町送信所の主塔の通称で、原町市民及び私達原町市出身者は原町市(現在の南相馬市原町区)のシンボルとして親しんできました。
無線塔は高さ約200mの鉄筋コンクリート製で、開局当時は東洋一の高さと機能を誇る送信所であり、周りに5本鉄柱製の塔がありその間にアンテナ線が張られていたそうです。
日本から外国に通信することができる唯一の施設で、大正12年に起こった関東大震災の第一報をアメリカほかの世界へに打電した事で有名です。昭和8年にはその役割を終えて原町送信所は廃止されました。
無線塔は、原町市のシンボルとして市民生活の中に溶け込み、国道6号線で帰省するとき無線塔が目の前に見えてくると「あぁ、原町に着いたな」と私達の目印にもなっていました。
海で漁をする漁船からの目印としても使われていたそうです。
残念ながら、昭和56年に鉄筋コンクリートの老朽化のため解体されました。現在は、「憶原町無線塔」として20分の1のミニ無線塔が記念に建てられています。

震災を乗り越えて!新たな取り組み。

2020年にロボット産業の集積地を目指す福島県。この「イノベーション・コースト構想」の核となる「ロボットテストフィールド」が整備される南相馬市は、今後「ロボットのまち福島県、南相馬」を目指すということで、南相馬市では2016年6月12日に福島県浪江町と共催で「ロボットテストフィールドシンポジウム」を開催、また同年10月12日には東京都において「ロボット産業セミナー」を開催するなど、PRも積極的に行っています。
また、平成30年に開催されるロボット国際大会「World Robot Summit」では、インフラ・災害対応分野の一部競技が南相馬市のロボットテストフィールドで実施されることが決定し、まさにロボットのまちとして動き出しています。

この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。