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設計士が思う家を選ぶことの価値観について

改めまして、、、

改めまして新年明けましておめでとうございます。7日から始動して2週間、やっと年始の慌ただしさが落ち着いてきました。今年は猪年、また5月には元号が新しいものになります。平成も残り数ヶ月。新しい元号はどんな時代になるでしょうか。元号が変わると、日本の世の中の流れが変わります。そういった意味では今年は始まりの年、変化の初めの年と言えるでしょう。気を引き締めて物事に取り組んでいきたいものです。

変化していく世の中と住宅

そんな中で今日は価値観について少しだけ書きたいと思います。
大枠ではこんな感じです。
・目まぐるしい変化
・進歩していく造り
・新しいものがでてくると
・人それぞれの価値観
・愛着を持ってほしいです
・何を選ぶかはその人の価値観によります
|目まぐるしい変化|
目まぐるしく色々なものが変化していく中で、家の造り自体にも様々な変化がおきています。消費税の増税も段階的に行われますし、建物の基準も今までは高いレベルで通用していた造りがある意味当たり前になり、法律的に義務化されていくようになってきました。
|進歩していく造り|
家を建てようと検討するようになると例えば「省エネ基準」や「高気密高断熱」の紹介をハウスメーカーさんや工務店さんから説明されたりすると思います。予算との兼ね合いもありますが、高断熱化、高気密化は業界として敏感になって対応するようになってきました。時代の流れではありますが、今まで高水準であったものが日進月歩で当たり前になっていくのは慣れるまで時間がかかりますね。
|新しい物が出てくると|
新築や大規模リフォームをすると、今まではなかった技術が取り入れられていくので、当然性能的にも今までの住宅より良いものになります。例えるなら太陽光を家の屋根に乗せるのは震災後普及し始めて、今では挙げるかどうか検討することの一つになっていますよね。まだ電力会社さんとの売電などに使われていますが、蓄電池がもう少し技術的に、予算的に進歩すれば太陽光の考え方もまた変わります。一つ新しいものが出てくると、それに関係するものに新たな価値が生まれたりと、そうやって進歩していくものなのでしょう。

時を刻む個人の価値観

|人それぞれの価値観|
そういった技術的な分野で最先端の家をたてる人もいれば、古き良き、愛すべき自宅を修理して住み継いで行く人達もいます。木の香り、佇まいを感じたくてそういった昔の造りの家を作る人もいます。家の建て方、住まい方は十人十色で土地が違えば形も違います。
|愛着を持ってほしいです|
長年直しながら愛用し続けられた財布やバッグ、手帳などはそれだけでどこか佇まいが美しいと思います。リサイクルショップで出会ったこの手帳カバーも今年で5年目。少しずつ綻びが出たりシワが寄ったり、けれど一緒に時を刻んでいる感覚があります。昔からものを大切に扱えと教えられますがそうやって物だけでなく、人や事に向き合っていけたら良いなと思っています。
|何を選ぶかはその人の価値観によります|
新築なのかリフォーム・リノベーションなのかは予算も含めてそれぞれのライフスタイル、価値観で決まっている部分が大きいと思います。古民家が好きで直しながら住む人も、ITを利用した構造計算のされた最新の家に住む人も、どちらも正解です。好きなインテリアが皆異なるように、一生モノの買い物と言われるからこそ、その人の人生観、価値観が強く反映されたものになりますし、それは世の中の流れとともに、より強くなっているように感じています。
私達はその買い物に少しでも後悔のないような、喜びのあるお手伝いができればと思います。本年もどうぞよろしくお願い致します。皆様方にとって良い一年となりますよう、お祈り申し上げます。

この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。