職人さんへ新春のご挨拶 　in郡山

職人さんは、年末は遅くまで仕事をして、1月7日まで休みます。
七草まで職人は休むというのが、昔からの慣わしのようです。七草までゆっくり休んで、昨年までの疲れを取り、一年間の無病息災を願って8日からの仕事始めとなっているようです。
台風の影響で、原浪トンネルが通行止のため、国道１１４号線経由で葛尾村へ。すると一面雪景色で、高地は寒く運転に気をつけながら移動しました。
 

台風１９号で床上６０センチの浸水を受けております。
遠い現場ななので、大工さんがこまめに写真を、LINEで送ってくれるから助かるのですが、やはり現場に行かなければわからないです。
着工前は、泥が少なく、容易に工事も進むかと思われていましたが、結構、困難な工事となりそうです。
壁の断熱材のグラスウールは、水分を含んだままで、床の断熱材もグラスウールの為、重みで基礎の上に崩れ落ちていました。
壁や、床を取り除くまでにこれまで時間がかかったのは、市町村が発行するり災証明が、大規模災害のために対応が遅れ、発行前に工事をしてしまうと補助が受けれないため、ここまでの放置となりました。
それまで、断熱材に含んだ水分を、柱や土台にも影響が出ないか心配でした。水分を含んだ後に、乾燥をさせた場合によるねじれや狂いが生じて、復旧が大変だからです。
 

当社提携のプレカット工場（ツボイプレカット工場）より計測していただきました。
１９％でした。
日本農林規格では、１５％以下という基準がございますが、２ヶ月以上濡れた断熱材と石膏ボードに囲われていたので、水分を含んだと思います。
 

木材には複数の乾燥方法がございます。大きく分けると、人工乾燥と天然乾燥になります。
こちらの現場は、大手分譲住宅会社の建物でアイリスホームの基準と違うのでわかりませんが、無垢材（集成材ではない）でした。
無垢材で天然乾燥の場合であれば含水率は３０％以下で納品されていると思われるので、３４％ですのでこちらも床下の湿気状況が著しかったと思われます。