突然ですが、ベランダとバルコニーの「違い」ってご存知ですか?
普段は洗濯物を干したり、植物を育てたり、イスを置いてみたり…など、様々な用途で活用されているかと思います。
一見、同じ意味合いで使われているように感じる「ベランダ」と「バルコニー」ですが
この2つには、実は違いがあります!
今回は、そんな「ベランダ」と「バルコニー」の違いと
ベランダとバルコニーのそれぞれのメリット&デメリットをご紹介いたします!
【「ベランダ」と「バルコニー」の違い】
一般的にベランダとバルコニーの違いは
ずばり、「屋根の有無」にあると言われています!
屋根のある方が「ベランダ」であり、
屋根のない方が「バルコニー」です!
最近は特に区別されずに使われている印象ですが、
建築用語としてきちんと違いがあるのです!
ちなみに、
ベランダはポルトガル語の「ヴァランダ」という言葉からきたものであり、
「建物の外に張り出した屋根のある場所」という意味があります!
また、バルコニーはイタリア語の「バルコーネ」という言葉からきたものであり、
「建物の外に張り出した屋根のない場所」という意味があります!
それでは「ベランダ」と「バルコニー」の違いがわかったところで、
メリットとデメリットを見ていきましょう!
【「ベランダ」のメリット&デメリット】
「ベランダのメリット」
メリット①:屋根があるので強風でなければ雨の日でも窓を開けられたり、ベランダで作業ができる
メリット②:突然の雨でも、強風でなければお洗濯物も濡れない
メリット③:直射日光を遮り、特に夏場の暑さ上昇を抑えられる
「ベランダのデメリット」
デメリット①:部屋まで日差しが入りにくく、採光がバルコニーよりも劣ってしまう
デメリット②:屋根がある分、費用が掛かる
デメリット③:外壁よりも構造が複雑であり、経年劣化による雨漏りの発生するリスクが高くなる
ベランダは室外に張り出した屋根付きの屋外スペースを指しますが、
洗濯物を干す、鉢植えの植物を置くなど、生活の一部分として利用する人の多い場所ですね!
少々の雨ならよけることが出来るため、リビングの延長のようにテーブルやイスを置いて使う方法も人気があります!
【「バルコニー」のメリット&デメリット】
「バルコニーのメリット」
メリット①:屋根がないので暖かい日差しのもと、明るく開放的な空間で外の景色を楽しむことができる
メリット②:直接日が差すので植物を育てるのに最適な環境であり、家庭菜園やガーデニングを楽しめる
メリット③:自然光が部屋の中まで届くので日中は室内が明るい
メリット④:日当たりが良いので洗濯物がよく乾き、寝具などの天日干しにも最適
「バルコニーのデメリット」
デメリット①:突然の雨で、お洗濯物が濡れる可能性がある
デメリット②:日差しや雨水を直接浴びるため劣化しやすく、その為の対策が必要になる
デメリット③:日差しが強い夏場に、暑さやまぶしさを感じやすくなる
デメリット④:落ち葉や砂ぼこりが溜まりやすく、定期的な掃除が必要となる
バルコニーは、室外に張り出した屋根がない屋外スペースを指しますが、
屋根で日差しが遮られないため、日当たりがよく開放感があることが特徴です!
また最近では、階下の屋根部分を利用したルーフバルコニーも人気が高まっています!
【おわりに】
以前は一戸建てには通常設置されていた「ベランダ」や「バルコニー」も
お部屋の部屋干しの増加や防犯面を考慮し、「初めから設置しない」という選択をするお宅も増えてきました。
その一方で、最近の「おうち時間」の増加に伴い、家に居ても外の空気を楽しめるように「ベランダ」や「バルコニー」をリフォームしたり
DIYで床にデッキ材等を設置しテーブルやイスなどのアウトドアグッズを置くなど、「セカンドリビング」として愉しまれるお宅も増えています!
また、ベランダやバルコニーには洗濯物を干すために物干金物(洗濯物を干すための物干し竿受け)をつけることが多いのですが、物干金物以外にも便利なのが水道の蛇口です!
こまめに手すりや物干を拭き上げたり、床や排水溝の掃除をする時に
水がないと掃除に手間がかかってしまいます。
そんな時に、ベランダやバルコニーに水の出る蛇口があればかなり便利です!
特にバルコニーは外から落ち葉や砂ぼこりが飛んできて、意外と汚れやすい場所でもあります。
蛇口が近くにあるとホースなどで汚れを洗い落とすこともできますし、掃除もかなり楽になります!
蛇口をつけるだけであれば、設置費用もそこまではかからないのもおすすめポイントの一つです。
また、ベランダやバルコニーに蛇口を付けないとしても、近くに手洗い場や洗面所があると便利に使えるのでぜひ検討してみてください。
今回は「ベランダ」と「バルコニー」の違い、
ベランダとバルコニーのそれぞれのメリット&デメリットをご紹介いたしました!
以上の内容を参考に、それぞれのご家庭のライフスタイルに合わせて選択されることをオススメいたします!
家づくりにおいて判断に迷ってしまうこと・わからないことがあれば、お気軽にご相談ください!
ここまでお読みいただきありがとうございました!