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コンセントが少ないという不満を解消しましょう!増設の際の工夫もご紹介!

毎年スマートフォンの新作が注目されるように、家電製品も次々と新しい機能を備えたものが発表されています。

どんどん快適な暮らしになり、家電製品なしの暮らしは考えられなくなりました。

家電製品の使用に欠かせないのが、コンセントです。

コンセントは、1部屋あたり最低1つは確保されていますが、それでもコンセントが足りないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

家電製品を使用する際に、コンセントが足りない、届かないとなるとそれだけでストレスに感じてしまいます。

そこで今回は、コンセントが少ないと感じる理由とともに、コンセントを確保する際の工夫ポイントを解説します。

□コンセントが少ないと感じるのはあるある

実は、「コンセントが少ない、足りない」は、多くの人が感じることです。

理由として、身の回りの電化製品が増えたこと、建物の電気総容量が決まっていることが挙げられます。

*電化製品の増加

現代社会において、生活に電化製品は欠かせないものになりました。

1年中使用するキッチン家電をはじめ、夏は冷房器具、冬は暖房器具や加湿器を使用するため、必要な電化製品が増えると同時に、必要なコンセントの数も増えるのです。

*建物の電気総容量

戸建てであれば、家を建てる際にある程度コンセントの数に融通を効かせられます。

一方で、賃貸マンションでは建物全体の電気使用量が決まっているため、部屋一戸あたりのコンセントの数も固定されます。

□コンセント不足を解消する電源タップ

コンセント不足を解消する方法の1つとして、電源タップがあります。

電源タップにも、たくさん種類があるのでご自身の用途に合わせて選んでみてください。

*差込口の数

電源タップを設置しても、数が足りなければコンセント不足を解消できません。

その箇所で必要な差込口の数をしっかりと確認してから購入するようにしましょう。

注意点として、1つのコンセントの電気容量が1500ワットです。

差込口が多いと便利ですが、電気容量を超えてしまわないように気を付けましょう。

*ケーブルの長さ

ケーブルの長さも重要です。

ケーブルの長さが十分にないと、コードをつなげようと引っ張ってしまい、中で断線してしまう恐れがあります。

一方で、長すぎると邪魔になってしまうので、必要な場所に届く適度な長さのものを選びましょう。

*極数

電源タップには、2つ穴のものと3つ穴のものがあります。

ほとんどが2つ穴のものですが、OA機器やパソコンなどの電源プラグには3つ穴のものの場合もあるので、事前に家電のコンセントの先を確認しておくと安心です。

*機能性

電源タップは、使える差込口を増やす目的を達成してくれますが、他の機能性を持ち合わせているものもあります。

・雷ガード

雷ガードは、落雷の際の被害を最小限に抑えられるものです。

雷の電圧・電流は、莫大なものなので、落雷の影響を受けると家電が壊れる原因になります。

さらに1つの電源タップに何個も家電製品をつないでおくと、1つの雷で被害が大きくなってしまいます。

・節電スイッチ

節電スイッチは、無駄な電気を防止してくれます。

コンセントの抜き差しをしなくても、スイッチを切るだけでコンセントを抜いた状態になります。

いつでも起動できる家電製品は、電源を切っているつもりでも電気代が発生してしまっているので、節電スイッチによって電力量を抑えると良いでしょう。

コンセント

□特にコンセントが少ないと感じるキッチン

特に1つの部屋の中に家電製品が集まっているのが、キッチンです。

常時コンセントを挿している家電製品は、例えば以下のものがあります。

・冷蔵庫

・炊飯器

・電子レンジ

・オーブントースター

・ウォーターサーバー

・ワインセラー

また上記以外にも適時コンセントが必要な家電もあります。

・電気ポット

・ミキサーやフードプロセッサー

・コーヒーメーカー

・ホームベーカリー

実際に書き並べてみると、10個以上コンセントが必要なご家庭もありますね。

コンセントが足りないと感じる中でも、特にキッチンで新たにコンセントを確保することは必要不可欠だとわかります。

□キッチンでコンセントの代わりに電源タップは危険!

では、キッチンに必要なコンセント数が大体わかったところで、その数に合わせた電源タップを購入しに行きましょう。

となりたいところですが、大量の電気を使うキッチンで電源タップを使う際は、たくさんの危険が潜んでいます。

*規定以上の電気使用による発火

コンセントに電気容量があるように、電源タップにも電気使用量に制限があります。

この使用量を超えると、電源タップが熱量に耐えられず電源タップから発火してしまいます。

*電源コードの摩擦による発火・関電

電源タップはできるだけ見えないように部屋の隅に置いておきたいものですが、電源コードが多い場合は気を付けましょう。

踏んでしまったり電源コード同士で絡まってしまったりすることで、コード内で断線が起きる恐れがあります。

コード内で断線が起きると発火の危険性も高まり、また知らない間にコードまでもが破れてしまったら感電する危険性もあり得ます。

*トラッキング現象による発火

トラッキング現象とは、コンセントタップとコンセントの間にほこりが溜まることで、電流の抵抗から熱が発生し、発火につながる現象です。

通常のコンセントとは異なり、電源タップは上を向いている状態が多いため、ほこりが溜まりやすく、また掃除しにくいため、この現象が起こりやすくなってしまいます。

*ブレーカーの作動による故障

電源タップに多くの家電製品をつないで使用すると、コンセントの電力容量を超え、ブレーカーが落ちることがあります。

パソコン作業中に突然ブレーカーが落ちた場合、保存していない情報が消えてしまうことも。

さらに言えばパソコン自体が故障してしまう恐れもあるので、一度に使う電力量が多いキッチンにおいて、1つの電源タップに家電製品をつなぎすぎることは家電製品の故障の原因になり得ます。

*配線につまずく

キッチンに家電製品が多いということは、電源コードも多いということです。

限られた空間で料理をするキッチンにおいて、電源コードが多いとつまずいてしまうこともあります。

また電源コードにつまずくことで、先述した断線の危険性も高まってしまうのです。

キッチンコンセント

□キッチンでおすすめのコンセント増設場所

以上の危険性から、使用電気量が多いキッチンでは電源タップを使用することは避けたいものです。

しかし、他の部屋よりもコンセントが必要なキッチンにおいて、コンセントの数を妥協するわけにはいきません。

そこで電源タップ以外の解決策として、コンセントの増設があります。

コンセントの増設は、コンセント不足を解消しますが、増設場所をいい加減に決めてしまうと結局電源タップが必要になってしまうこともありますので、適した場所を事前に確認しておきましょう。

*常時挿している家電

冷蔵庫や電子レンジなど常時挿したままの家電は、家電の背面側にコンセントを増設するのがおすすめです。

抜き挿しの頻度も低いため手が届かなくても困ることはなく、背面にあることでコンセントが見えなくなりスッキリとした印象にもなります。

*抜き挿しの頻度が高い家電

フードプロセッサーやコーヒーメーカーなど使う頻度が低い家電は、使い終わった後にコンセントを抜いて片づける方がほとんどです。

常時挿したままの家電とは異なり、見えない場所にコンセントを増設してしまうと抜き挿しの度に面倒な思いをすることになります。

そのため、使用頻度があまり高くないキッチン家電用におすすめの増設場所は、料理をする場所かつ胸から腰の高さの位置です。

簡単に抜き挿しできるため、キッチン家電を活用することで料理の幅も広がるでしょう。

また、キッチン家電の種類にかかわらず、コンセントの増設場所は分散させましょう。

分散させないと、先程解説した電源タップと同様に、コードが1つの場所に集中し発火や故障の原因になります。

□キッチンのコンセント増設時の工夫

キッチンにおけるコンセントの増設場所が決まったら、次はその場所が以下の点に当てはまっていないかを最終確認しましょう。

*水回りではないか

水回りにコンセントを設置してしまうと、コンセントに水滴がつく可能性が高いです。

コンセントに水滴がつくと漏電やショートの恐れがあるので、できるだけ水回りにコンセントを設置することは避けましょう。

どうしても設置したい場合は、防水もしくはカバーのついたコンセントをおすすめします。

*ガスコンロ付近ではないか

実は、ガスコンロ付近も漏電やショートの危険性があります。

調理で発生した水蒸気が水滴に変わり、それがコンセントに付着するからです。

水回りを避けて高い位置にコンセントを設置するのも重要ですが、水蒸気の影響も受けないためにもガスコンロ付近は避けましょう。

また水回りの感電防止に特化したアース付きコンセントというものもあります。

水回りだけではなく、同じく感電の危険性がある冷蔵庫やガスコンロ付近でも機能を発揮するので、ぜひ導入を検討してみてください。

*そもそも増設してもいいのか

賃貸物件はもちろんマンションに住んでいる場合、建物の電気総容量の関係から、勝手にコンセントを増設してはいけない可能性があります。

増設前に必ず管理会社や大家さんに確認しましょう。

また賃貸の場合は、入居時の状態で退去しなければならないため、増設したコンセントも元に戻す必要があるかどうかも確認しておくと安心です。

コンセント増設

□まとめ

今回は、コンセントが少ないと感じる理由とコンセントを確保する際の工夫ポイントを解説しました。

電気タップでも安全性を確保できる電力量であれば、コンセントを増設する必要はありません。

しかし、キッチンをはじめとした大量の電力を使う場所においては、漏電やショートの危険性があるので、コンセントの増設を検討してください。

コンセントを安全に確保して、コンセント不足によるストレスを解消しましょう。

当社は、問題点を解決しながら合理的で住みやすさを追求した住宅である「SIMPLE NOTE」をご提案します。

コンセントの数や位置の問題点も解決し、住みやすい家を一緒に建てられることをお待ちしております。

この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。