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基準となる駐車場の大きさは?コンパクト・ゆとりのある広さをそれぞれ解説

駐車場は敷地や使い方によっておすすめの大きさが異なる!

普段、何気なく利用している駐車場。

どのくらいの大きさのスペースかご存じですか。

意外と寸法を知らないという方も多いと思います。

 

マイホームを建てるときに、一緒に庭や駐車場を作る方も多いでしょう。

駐車場の広さを適当に決めてしまうと、住んでから使いにくくて後悔するかもしれません。

今回は、駐車場の基準となる広さや、コンパクト・ゆとりのある駐車場の大きさについて解説します。

 

まずは車のサイズを知ろう

車と言っても様々な種類がありますよね。

一般家庭が乗るような車は、基本的に次の3つの種類に分類されます。

 

  • 普通自動車:ナンバープレートの分類番号が「3」で始まる車
  • 小型自動車:ナンバープレートの分類番号が「5」か「7」で始まる車
  • 軽自動車:ナンバープレートの色が黄色の車

 

普通自動車は、大型ミニバンや中型以上のSUV、また輸入系のセダンなどが当てはまることが多いです。

小型自動車は、コンパクトカーというイメージが強いですが、中型のミニバンやコンパクトSUVが該当するケースもあります。

軽自動車はイメージが付くという方も多いでしょう。

 

それぞれの大きさを確認します。

長さ 高さ
普通自動車 4.7m超 1.7m超 2.0m超
小型自動車 3.4m超4.7以下 1.48m超1.7以下 2.0m以下
軽自動車 3.4m以下 1.48m以下 2.0m以下

参考資料:自動車の分類 | JAMA – 一般社団法人日本自動車工業会

 

車によってかなり長さや幅に差があるため、駐車場はどの車をイメージするかによって必要な大きさが変わります。

台数だけでなく、車の種類やサイズについても意識を向けてみてくださいね。

 

基準となる駐車場の大きさ

まずは基準となる駐車場の大きさについて考えていきましょう。

国土交通省によって、駐車場の大きさに対する指針が示されています。

 

【駐車ますの大きさ】

設計対象車両 駐車ますの幅員 駐車ますの長さ
普通乗用車 2.5m 6.0m以上
小型乗用車 2.3m 5.0m以上
軽自動車 2.0m 3.6m以上

参考資料:駐車場設計施工指針|国土交通省

 

車のサイズによって異なりますが、大きな車に合わせて考えると「幅2.5m × 長さ6.0m」の駐車場が基準となります。

ただし、実際に駐車場の広さとして採用されるのは「幅2.5~3.0m × 長さ5.5~6.0m」のサイズが多いです。

自宅の駐車場は標準的な大きさにしたいと考えているなら、このあたりのサイズで検討してみてくださいね。

 

また、車に乗り降りする際に必要な幅は約60cmと言われています。

車の幅員にプラスして、片側60cmの空間があると乗り降りしやすいです。

 

ただし、ベビーカーや荷物の積み下ろしがしやすいように、車のドアを限界まで開けたい場合は窮屈です。

反対に、スライドドアの場合はもう少し幅が狭くても乗り降りできます。

持っている車や将来的に購入する車の、サイズや仕様を考えて駐車場の幅を決めると良いでしょう。

 

コンパクトな駐車場の大きさ

軽自動車以外は乗らないなら、先ほど紹介した大きさよりもコンパクトな駐車場でも良いでしょう。

国土交通省の駐車場の大きさに対する指針では、軽自動車は幅2.0m、長さ3.6m以上が基準となっています。

このサイズで問題ないのでしょうか。

 

軽自動車であるホンダのN-BOXを例に考えてみましょう。

N-BOXは幅1.475m、長さ3.395mのサイズです。

参考資料:nbox主要諸元|ホンダ

 

幅2.0m × 長さ3.6mの駐車場の中心にN-BOXを停めた場合、片側に約26cmしか余裕がありません。

片方に寄せれば約50cmほどのスペースが確保できますが、駐車スペース両側が塀や建物に囲まれている場合はかなり窮屈に感じるでしょう。

後方も20cm程度しかスペースがないため、トランクを開ける際は少し車を前に動かす必要があります。

つまり、幅2.0m × 長さ3.6mの駐車場では狭いということがわかりますね。

 

おすすめは、幅2.5m × 長さ4.5mサイズの駐車場です。

少し寄せれば片側60cm以上のスペースを確保できるため、コンパクトでも使いやすい駐車場になります。

駐車場を2台分並べて作る場合や、横がアプローチなどのオープンスペースであれば、幅をもう少し狭くしても問題ないでしょう。

 

ゆとりのある駐車場の大きさ

続いて、ゆとりのある駐車場の大きさについて考えていきましょう。

 

トヨタのアルファードのような大型ミニバン「普通自動車」を停めたケースを想定します。

アルファードのサイズは「幅1.85 × 長さ4.95」です。

参考資料:トヨタ アルファード 主要諸元表|トヨタ自動車

 

国土交通省の指標では、普通自動車の駐車場は幅2.5m × 長さ6.0m以上が目安とされています。

車を片側に寄せれば約60cmのスペースを確保できるため、一般的な駐車場としては問題ないでしょう。

ただし、ゆとりのある駐車場の大きさにしたいなら、少し窮屈に感じるかもしれません。

 

おすすめは幅3.3m × 長さ6.5mサイズの駐車場です。

駐車場の中央に停めたとしても、乗り降りするときに片側70cm以上のスペースを確保できます。

少し寄せて停めれば、ドアを全開にすることも可能でしょう。

後方も1.5m以上ゆとりがあるため、バック駐車や荷物の積み下ろしもしやすいです。

 

車は買い替える&買い足す可能性も考えて駐車場の広さを決める

駐車場は現状の車の台数やサイズを見て大きさを決めてしまう方も少なくありません。

しかし、駐車場も家と同様に何十年間も使い続けるものです。

今はコンパクトカーでも、家族が増えたら大きなファミリーカーを買うかもしれません。

また、子供が大きくなったら車の台数が増えることも考えられますよね。

 

駐車場などの外構も、将来の家族の変化を考慮しながら計画することが大切です。

アプローチを土間コンクリートで仕上げて、将来的に駐車スペースとして使えるようにしておいても良いでしょう。

車の買い替えや買い足しにも対応できる、使い勝手の良い駐車スペースを作ってくださいね。

 

【おわりに】

駐車スペースは基準となる大きさがありますが、家庭によって最適なサイズは異なります。

車の種類や台数はもちろん、敷地の使い方や車の使用頻度なども考慮しながら大きさを考えることが大切です。

また、今乗っている車にずっと乗ることは考えにくいですよね。

将来どんな車に乗るか、何台駐車する可能性があるかをイメージしながら、駐車場を作りましょう。

 

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この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。