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土地を購入するときの注意点10選|買わない方がいい土地の特徴とは?

土地探しは慎重に!注意点をしっかりチェックしてから購入へ踏み切ろう

家づくりを成功させるためには、どのような土地に家を建てるかがとても重要なポイントです。

どんなに満足のいく建物が完成しても、土地を失敗してしまうと住みにくい家になってしまいますからね。

そこで今回は、土地を購入する際のチェックポイントや買わない方がいい土地の特徴を紹介します。

土地探しをしている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

土地購入をする際の注意点とチェックすべきポイント10選

土地の注意点とチェックポイント

土地を購入するときの注意点と、チェックしたいポイントを10個紹介します。

 

①住宅を建築する際の制限は厳しくないか

住宅を建築するには、さまざまな制限をクリアする必要があります。

例えば、用途地域が定められている土地には、面積や階数などの条件に沿って住宅を建てなければなりません。

他にも建てる地域によって、建物の高さや仕様が決められていることもあります。

 

制限が厳しい地域だと、希望する建物が建てられなかったり、建築費用が高くなったりするケースも。

事前に建築上の制限を住宅会社に確認することをおすすめします。

 

②ハザードマップなどで災害時の状況をチェックする

その土地が災害に遭いにくいかも大切なポイントです。

ハザードマップを見て、災害時の状況をチェックしましょう。

川が近いと水災の危険性が高まりますし、山が近いと土砂崩れが起きることも考えられます。

 

また、大雨のときに土地や周辺道路を見て、冠水の状態を見ることもおすすめです。

雨の翌日に行けば水ハケの良さなども確認することができます。

 

③斜面を埋め立てて造られた土地ではないか

埋め立てて造られた土地ではないかをチェックしましょう。

元々傾斜が付いていた土地を埋め立てて平坦にした土地は、地盤が弱い確率が高いので注意が必要です。

地盤が弱いと改良工事が必要になるため、追加で費用がかかります。

不動産屋に確認すると教えてくれますので、確認してみてくださいね。

 

④ライフラインが整った土地か

土地に次のようなライフラインが整っているのか確認しましょう。

 

  • 水道
  • 電気
  • ガス(都市ガスの場合)

 

水道管やガス管が引き込まれていない土地は、買主負担で工事を行う必要があります。

前面道路にすら管がない場合は、さらにプラスで費用がかかるため注意しましょう。

中には、売主負担で引込工事を行ってくれるケースもあるため、不動産屋に確認してみてくださいね。

 

また、土地周辺に電柱や電線がない場合は、電気を引き込むために新設する必要があります。

電柱・電線の新設は費用がかからないケースも多いですが、設置してもらうまでに期間がかかるため注意しましょう。

 

⑤接している道路の幅や高低差はどうか

土地を検討するときは、接している道路にも注目しましょう。

前面道路の幅は4m以上必要なため、4mに満たない場合は敷地を後退させて幅員を確保しなければなりません。

これをセットバックと言います。

セットバックを行うと敷地が小さくなりますし、前面道路が狭いと駐車も大変なので注意が必要です。

 

また、道路と土地の高低差もチェックしましょう。

高低差があると、盛土や切土をしてから建物を建築しなければならず、造成費用がかかります。

または、駐車場と建物との間に大きな段差ができてしまうことも。

造成の方法などを住宅会社に相談してから購入を検討しましょう。

 

⑥周辺の環境(雰囲気・音・ニオイ)はどうか

土地周辺の環境も生活に大きく関係します。

雰囲気や音、ニオイなどが気にならないか確認しましょう。

 

特に朝と晩、平日と休日などで雰囲気や音の印象が変わるエリアもあります。

例えば、休日は静かでも平日は近くの工場の音がうるさいなどです。

さまざまな時間帯や曜日に土地へ行ってみることをおすすめします。

 

⑦前面道路の交通量はどうか

せっかく現地を見に行くなら、前面道路の交通量も確認してください。

特に小さなお子様がいる家庭では、通学の安全性などに関係します。

大通りに面していなくても、抜け道として使われている道路などはスピードを上げた車が通るため注意が必要です。

朝・夕などの通勤時間などを見計らって、交通量をチェックすると良いでしょう。

 

⑧諸費用がかかりにくい土地か

土地は本体価格以外に諸費用がかかります。

本体価格が安い土地でも、諸費用が多くかかるケースもあるため注意が必要です。

例えば、造成やライフラインの整備が必要な土地は、購入後にたくさんの費用がかかります。

住宅会社の担当者に相談して、想定できる諸費用を算出してもらいましょう。

 

⑨相場と比べて土地の価格は安すぎる(高すぎる)ことはないか

土地の価格に着目して、相場よりも安すぎたり高すぎることはないかをチェックしましょう。

エリア内の同条件の土地と価格を比較してみてください。

 

安すぎる土地の場合、諸費用が多くかかったり長く売れ残っていて値引きされている可能性があります。

売れ残っているということは、何かしらの理由があります。

高すぎる場合も事情があるはずですので、住宅会社の担当者経由で不動産屋に確認してもらうと良いでしょう。

 

⑩抵当権の付いた土地でないか

購入を検討している土地に抵当権が付いていないかを確認しましょう。

住宅ローンなどでお金を借り入れたときに、土地を担保として設定してすると抵当権がつきます。

抵当権があれば、ローンの返済が難しくなった場合に、金融機関がその土地を差し押さえをしてお金を回収することが可能です。

 

一般的には抵当権を抹消してから売買されるケースが一般的ですが、まれに抵当権がついたまま売り出されている土地もあります。

仮に抵当権が行使されると、せっかく土地を購入しても所有権が無くなってしまう可能性があるということです。

 

抵当権付きの土地を検討する場合は、売買までに抵当権を抹消してもらえるかの確認を必ず行いましょう。

 

買わない方がいい土地の5つの特徴

買わない方が良い土地の特徴を紹介します。

 

①安くて広いだけが魅力の土地

とても大きくて価格が安い土地は魅力的ですよね。

平屋を考えている方にとっては特にメリットを感じるでしょう。

 

ただし、広いから・安いからという理由だけで、購入を決めるのは危険です。

造成が必要な土地の場合、面積が広い土地の方が費用が多くかかります。

また、変形地でデッドスペースがたくさんできてしまう土地の可能性もあるでしょう。

 

自分達の暮らしに必要な敷地面積をしっかりと把握し、本体価格と諸費用のトータルでお得な土地を選びましょう。

 

②自分達の建物の要望が叶えられない土地

一般的に「良い土地」と言われる敷地でも、自分達にとってベストな土地とは限りません。

土地を選ぶときは、マイホームの要望が叶えられる土地を選びましょう。

例えば、建物とガレージを横並びで配置したいという要望があるなら、きれいな正方形よりも横長の長細い土地の方が適しています。

このように、住む人によって選ぶべき土地は異なりますよね。

 

自分達にとってベストな敷地の形・広さ・日当たり・立地を考えながら、土地探しを進めてくださいね。

 

③境界があいまいな土地

境界があいまいな土地もあまりおすすめしません。

なぜなら「自分の敷地はここまで」という明確な指標がないため、隣家と揉める可能性があるからです。

外構のブロック塀を建てるときなどに、トラブルにつながることもあります。

境界があいまいな土地を検討しているなら、境界確定してから売買してもらうよう不動産屋に相談してみましょう。

 

④日当たりが悪く水はけが悪い土地

日当たりが悪くて水はけが悪い土地も買わない方が良いでしょう。

吹き抜けがない二階建てや平屋を検討している場合は、一階部分に日が差し込まない「暗い家」になってしまいます。

 

また、土地の水はけが悪いと庭がジメジメとしたり、建物に湿気が溜まりやすいというデメリットも。

外壁にコケなども生えやすくなり、劣化のスピードが早まってしまいます。

 

周辺の建物の高さや距離などを見て、日当たりや風通しの良さを確認してみてくださいね。

 

⑤隣家が汚い・木などがはみ出している土地

土地を見に行ったら必ず隣家の建物や庭の状態もチェックしてください。

隣家が汚ければ、ゴミが飛んできたりニオイが気になったりするかもしれません。

木が越境しているなら、自分達で伐採をする必要もあります。

隣家とのトラブルにつながる可能性もあるため、購入は避けた方が良いでしょう。

 

土地探しで成功するためのポイント

自分達にとってベストな土地を選ぶためのポイントを解説します。

 

家づくり全体の資金計画を立ててから土地の予算を決める

土地探しを始める前に、家づくり全体の資金計画を立てることが大切です。

トータルの費用のイメージが付いていないと、土地にお金を掛けすぎてしまい、建物の予算が少なくなってしまいます。

建物・土地・諸費用のバランスを考えながら資金計画を立て、土地の予算を決めてくださいね。

 

土地に求める条件や優先順位を決める

何となく土地を探すのではなく、求める条件や優先順位をあらかじめ話し合っておきましょう。

条件が明確なら土地を探しやすいですし、優先順位が決まっていれば候補地を絞り込みやすくなります。

自分達に合う敷地の条件を明確にすると、土地探しがスムーズに進みやすいです。

 

さまざまな時間・曜日で土地を見に行く

気になる土地が合ってもすぐに購入を決めず、さまざまな時間帯や曜日で土地を見に行きましょう。

晴れや雨など、天気の異なる日に見に行くこともおすすめです。

見に行くタイミングによっては、土地のデメリットが見つかるかもしれません。

デメリットも理解した上で、冷静に購入を検討してくださいね。

 

購入を決める前にラフプランを作ってもらう

候補の土地が出てきたら、住宅会社にお願いしてラフプランを作ってもらっても良いでしょう。

ラフプランを敷地に当てはめることで、自分達の要望を叶えられる土地かを見極めることができます。

具体的な生活イメージも湧きやすいため、ベストな土地かどうか判断しやすいです。

 

土地の外構費用も考慮して検討する

土地の本体価格と諸費用だけでなく、外構費用まで考慮して購入を検討することをおすすめします。

例えば、諸費用は掛かりにくい土地だが、境界のほとんどにブロックフェンスを施工する必要がある土地は外構費用がかかります。

駐車場と建物の間に高低差があり、土留めやステップが必要な敷地も同様です。

外構費用の見積もりは後回しにしがちですが、土地によって大きく金額が異なるため、早い段階で考えておきましょう。

 

【おわりに】

土地を購入するときに注意することやチェックするポイントはたくさんあります。

自分にとってベストな土地の条件を明確にし、適した敷地なのかを確認してみましょう。

また、一見良さそうな土地でも、実は避けた方が良い土地もあるため注意が必要です。

住宅会社の担当者にも一緒に土地を見てもらい、建物の要望が叶えられる敷地なのか判断してもらってくださいね。

 

アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。

土地探しもしっかりサポートしますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。

この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。