家づくりを始める前はワクワクしていたけど、いざ始まったら楽しくない‥。
このように感じている方はいませんか?
注文住宅は決めることが多いため、体力的・精神的な負担によって「辛い」と思う場面もあるでしょう。
時には、家づくりをやめたいと思ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、せっかく一生に一度の家づくりをするなら、楽しみながら進めたいですよね。
そこで今回は、家づくりが楽しくないと感じてしまう原因と解決策、楽しむためのコツを解説します。
【19選】家づくりが楽しくないと感じてしまう理由と解決策
家づくりが楽しくないと感じる理由と解決策を紹介します。
①土地が決まらなくて家づくりが進まないから
良い土地になかなか出会えないと建物の打合せが進められず、楽しくないと感じてしまいますよね。
また、このまま土地が決まらないのではと焦ったり不安になったりする方もいるでしょう。
【解決策】
- 土地の条件を見直す
土地の条件を見直して、妥協できるポイントを考えてみましょう。
妥協できる点があれば、土地の選択肢が広がって良い土地に出会えるかもしれません。
ただし、「妥協=諦める」という訳ではなく、建物や外構を工夫して土地のデメリットを解消できるかを考えることが大切です。
例えば、車や人通りが少ない土地が良いという条件を妥協するとします。
その代わりに中庭のあるロの字型の間取りにして、外から庭への目線が気にならないようにすれば問題ありませんよね。
他にも、日当たりが良くなくても吹き抜けや勾配天井にすることで、土地のデメリットを解消できることも。
候補の土地が見つかったら、ラフプランを考えてもらって敷地に当てはめて、デメリットを解消できるか考えましょう。
初めから100点の土地を探すのではなく、70点の土地を工夫して100点に近づけてみてくださいね。
②毎週打合せで体力的に疲れるから
毎週展示場などに足を運んで数時間の打合せをすると、体力的に疲れてしまうという方もいます。
仕事の疲れが溜まった状態で休日に打合せをしても集中できず、苦痛に感じてしまうこともあるでしょう。
【解決策】
- 打合せのない週を作る
- 短時間の打合せにする
- オンラインの打合せを活用する
疲労を感じていて家づくりが楽しくないなら、思い切って打合せのない週を作りましょう。
1週間ゆっくりと休んで家づくりから離れることで、リフレッシュできるはずです。
着工までのスケジュールが詰まっていて休めない場合は、短時間やオンラインの打合せをおすすめします。
時間を決めて集中して打合せを行った方が、案外スムーズに間取りや仕様が決まることも。
また、オンラインの打合せなら移動の手間がないため、身体の負担が少ないです。
③さまざまな住宅会社と打合せをして精神的に疲れる
さまざまな住宅会社と打合せをすることが、精神的な負担になっているという方も少なくありません。
気を遣ったり色々考えながら話したりすることは疲れますし、お金や契約の話などが多いと楽しくないと感じることもありますよね。
そもそも人と話すことが苦手な方は、打合せ自体が苦痛と感じてしまうでしょう。
【解決策】
- 打合せをする住宅会社は2~3社に絞る
- 楽しいと感じる会社と話を進める
たくさんの住宅会社と打合せをすると、精神的な疲労も大きくなります。
そのため、多くても2~3社に絞って話を進めることをおすすめします。
住宅会社は構造や仕様が気に入っていることはもちろん、明るい雰囲気で打合せができると感じる会社を選ぶと、楽しく家づくりを進められます。
気兼ねなく色々相談できる、信頼のおける住宅会社を選んでみてくださいね。
④住宅会社から契約を迫られるから
住宅会社から契約を迫られると、打合せの空気が重くなって楽しくなくなる方もいるでしょう。
特に、ゆっくり打合せを進めたいと考えている場合は、住宅会社側とのギャップを感じてしまいますよね。
【解決策】
- 納得するまでは契約しないと伝える
自分達が納得するまでは契約しない方が、後で後悔しにくいです。
住宅会社にも、納得してから契約したいと思い切って伝えてもいいでしょう。
それでも契約を迫ってくるようなら、縁がなかったと思ってお断りしてもいいかもしれません。
⑤どの住宅会社にすればいいのかわからない
住宅会社それぞれに良さがあって、家づくりを任せるパートナーが決められないという方もいます。
悩みすぎてしまって、家づくりが辛いと感じてしまうケースも多いです。
各会社から頻繁にアプローチがあると、余計に焦ってしまいますよね。
【解決策】
- 自分達の家づくりの要望を叶えてくれる会社を選ぶ
- デメリットも受け入れられる会社を選ぶ
会社選びで迷ってしまったときは、自分達が思い描いていた理想の暮らしを実現してくれる会社はどこかを考えてみましょう。
打合せが進むと、どうしても金額や細かな仕様に目が向きがちです。
一度家族で話し合う機会を設けて、マイホームに求めるものを振り返ってみるといいかもしれません。
また、住宅会社にはたくさんの魅力もあれば、デメリットや気になることもありますよね。
デメリットの内容を妥協することができたり、何らかの方法で対策できたりする会社を選ぶと後悔が少ないです。
提案力がありワクワクする家づくりをしてくれる住宅会社に任せましょう。
⑥住宅ローンの審査が通らないから
住宅ローンの審査が通らず、気持ちが落ち込んでしまうというケースもあります。
希望する借入額に届かなかったり、そもそも借入ができなかったりすると、建物の打合せどころではなくなってしまいますよね。
【解決策】
- 住宅会社の担当者をとことん頼る
- FPなどの第三者に相談してみる
住宅ローンは審査が厳しく専門性の高い借入なので、自分達で進めるのは難易度が高いです。
そこで、とことん住宅会社の担当者を頼ることをおすすめします。
経験がある担当者なら、お客様に適した借入額や借入先を提案してくれるはずです。
また、FPや金融機関が行っている住宅ローンの相談会などに参加してみてもいいでしょう。
いつもと異なる目線からアドバイスをもらえることもあります。
⑦親が意見を言ってくるから
家づくりに対して親が意見を言ってくるため、楽しくなくなるという方もいるでしょう。
土地や間取り、資金のことなどに口出しされると、自分達主体の家づくりができなくなってしまいますよね。
「そもそもまだマイホームを建てるのは早い」と、時期に関して意見されて計画がストップしてしまうケースもあります。
【解決策】
・早い段階で親と家づくりについて話をする
早めに親と家づくりについて話をしておくことをおすすめします。
なぜなら、色々決まってから親に意見されて家づくりがストップしてしまうと、精神的ダメージが大きいからです。
また、親に口出しをされても、気にしすぎる必要はありません。
親が家を建てたときとは、暮らし方や物価・金利なども大きく異なっていますからね。
自分達が感覚や考えを優先させた方が、満足度の高い家づくりができるでしょう。
⑧夫婦で意見が合わないから
夫婦間で意見が合わず、喧嘩になるというケースも少なくありません。
間取りやデザインなど、決めることが多い注文住宅では意見がぶつかることもありますよね。
夫婦間の空気が重くなってしまうと、家づくりの話をしても楽しくないと感じてしまいます。
【解決策】
- 夫婦で役割分担を決める
1番良い解決策は、夫婦の意見に折り合いをつけることですが、お互いに譲れないという場合もあるでしょう。
事前に役割分担を決めておくと、喧嘩になりにくいためおすすめです。
例えば、外観デザインはご主人が、内装は奥様が主体で進めると決めておきます。
自分が自由に決められる箇所があると、他の箇所はパートナーの意見を受け入れやすくなり、打合せがスムーズに進みやすいです。
お互いの意見を尊重しながら、自分のこだわりを詰め込んだマイホームを建てましょう。
⑨住宅に関する知識がなくてわからないことが多いから
住宅は専門的な内容が多いため、知識不足で楽しくないと感じてしまうこともあります。
初めて家を建てる方がほとんどなので、構造や性能、住宅ローンなどの専門用語はわからなくて当たり前です。
住宅会社の担当者に都度質問しながら、家づくりを進めましょう。
【解決策】
- お客様に寄り添って話をしてくれる担当者を選んで
こちらの原因で楽しくないと感じるなら、住宅会社の担当者に問題があるのかもしれません。
本来は、お客様がわかりやすいように説明するのが担当者の役目ですからね。
打合せの内容が難しいなら、住宅会社や担当者を変えてもらうことで解決できる可能性があります。
お客様に寄り添って話をしてくれて、何でも質問しやすいようなパートナーを選びましょう。
⑩要望と予算の兼ね合いが取れない
やりたいことと予算の兼ね合いが取れなくて諦めることが多いと、家づくりが楽しくないと感じてしまいますよね。
要望をすべて採用できれば良いですが、現実的には難しいケースがほとんどです。
最初に思い浮かべていた理想の家からどんどん遠ざかってしまうと、気分が落ち込んでしまいます。
【解決策】
- 要望の優先順位を考える
- オプションの予算を決める
採用したい要望の優先順位と、オプション費用の予算を決めておきましょう。
あらかじめ担当者に伝えておくことで、要望と予算に合った提案をしてくれることがあります。
後々DIYやリフォームで対応できる要望は優先順位を下げ、新築時に採用すべきオプションや使用頻度が高いものは優先順位を上げましょう。
オプションの予算を超えてしまうときは、長期的に見たときのコストパフォーマンスを考えて採用を決めることをおすすめします。
⑪子供が騒いで打合せに参加できない
打合せに参加したいのに、子供が騒いでしあって話を聞いていられないということもありますよね。
自分が知らないうちに話が進んでしまうと、家づくりのやる気が出なくなってしまいます。
【解決策】
- 住宅会社のスタッフに子供を見てもらう
- 親などに預ける
- オンライン打合せにしてもらう
住宅会社によっては、スタッフが子供と遊んでいてくれることもありますので頼りましょう。
長時間や大事な打ち合わせの日は、親などに頼って面倒を見てもらうことが理想的ですね。
なかなか難しいという場合は、オンライン打合せにして家で話を進める方法もおすすめです。
自宅なら子供も慣れた環境なので、お昼寝や1人遊びをしてくれるというケースも少なくありません。
どうしても参加できない場合でも、後からアーカイブを見て打合せ内容を確認することが可能です。
⑫優柔不断でなかなか間取りや仕様を決められないから
優柔不断の方は、なかなか間取りや仕様を決められなく悩んでしまうというケースもあります。
注文住宅は決めることが多いため、時間がかかってしまいますよね。
担当者から急かされると、ストレスに感じることもあるでしょう。
【解決策】
- 設計士やコーディネーターに提案してもらう
- お手本になるような住まいを見つける
すべて自分達で決めるのは大変です。
設計士やコーディネーターに提案してもらったり、選択肢を出してもらったりして、スムーズ打合せを進められるようにしましょう。
提案を受けるためには、自分達の好みなどをあらかじめ伝えておく必要があります。
SNSなどで気になる間取りやデザインを見つけ、写真を担当者に見せることでイメージの共有ができるためおすすめです。
迷ったときにはお手本になる家をチェックすれば、選びやすくなるでしょう。
⑬期限に追われて焦って打合せをしているから
スケジュールが詰まっていて、焦って家づくりをしていると楽しくないと感じてしまうこともあります。
急いで決めてしまい、後から後悔したという方もいるでしょう。
【解決策】
- 契約時にゆとりのあるスケジュールを組んでもらう
ゆっくりと打合せを進めたいなら、契約時にゆとりのあるスケジュールを組んでもらいましょう。
地鎮祭や着工のスケジュールだけでなく、打合せの予定も組んでもらうと安心です。
「何回目の打合せはどんなことを決めるのか」などの具体的な内容も教えてもらうと、事前に準備を進めることもできます。
⑭決めることが多すぎて頭がパンクしそう
注文住宅は決めることが多いため、頭がパンクしそうという方もいます。
たくさんこだわりたい方には注文住宅が向いていますが、そうでない方は大変さが勝ってしまうかもしれません。
また、建物のことだけなら楽しいが、土地や住宅ローンなどの手続きが大変と感じることもあるでしょう。
【解決策】
- 担当者に大まかな流れを教えてもらう
- 任せられる部分はプロに任せる
決めることが多い注文住宅は、次は何をやるのかわからなくて混乱してしまうというケースも少なくありません。
まずは担当者に家づくりの大まかな流れを教えてもらい、次回までに考えてくるべきことや決めておくことを都度確認することをおすすめします。
頭が整理できた状態で打合せに臨めれば、楽しく打合せを進めやすいです。
また、土地やローンに関しては担当者にとことん頼っても良いでしょう。
ほとんどの方が初めての経験なので、わからないことなどはプロに相談するのが1番です。
信頼できる住宅会社の担当者にサポートしてもらいながら、スムーズに手続きをすすめてくださいね。
⑮担当者との相性がイマイチだから
担当者との相性が何となく合わず、打合せが楽しくないと感じてしまう方もいます。
設計士やコーディネーターは契約後に初めて顔を合わせるという住宅会社もあるため、相性を確かめてから選べないということも。
【解決策】
- 契約前に設計士やコーディネーターとの打合せの時間を作ってもらう
- 担当者を変更してもらう
まだ契約前なら、設計士やコーディネーターと事前に会う機会を作ってもらいましょう。
相性を事前に確認できれば、契約後も楽しく打合せに望むことができます。
すでに打合せを進めているなら、担当者を変更してもらうという点も1つの手段です。
社内のスタッフに相談してみてくださいね。
⑯住宅会社が提案してくれず自分達が考えてばかり‥
自分達がやりたいと言ったことをただ反映するだけで、まったく提案してくれないタイプの担当者も中にはいます。
家づくりに対して明確なビジョンを持っていればいいかもしれませんが、イメージが定まっていないと自分達で考えただけでは限界がありますよね。
御用聞きの営業スタイルの担当者に当たってしまうと、家づくりがつまらないと感じてしまうでしょう。
【解決策】
- 提案力の高い会社や担当者を選ぶ
住宅会社側からさまざまな提案を受けたいなら、提案力の高さをウリにしている会社を選ぶと良いでしょう。
知識量の多いベテランの担当者の方が、提案力が高いケースが多いです。
また、あらかじめ提案してほしい旨を伝え、適した設計士を担当にしてもらう方法もおすすめします。
⑰契約したら担当者の態度が変わったから
契約前と後で担当者の態度が変わってしまったという声もあります。
今までレスポンスが早く相談しやすかったのに、契約した途端に動きが悪くなったなどのケースです。
これから本格的に家づくりが始まるのに、担当者の信用度が下がってしまったら不安になってしまいますよね。
【解決策】
- 契約後の営業マンの関わり方を確認しておく
住宅会社によって、営業マンの契約前後の関わり方はさまざまです。
契約前と同様に営業マンがメインの窓口となるケースもあれば、契約後は設計士に任せるという方針の会社もあります。
後者の場合は、契約後は営業マンと疎遠になるケースもあるため、事前に設計士との相性などを確認できると安心です。
⑱打合せを続けていくうちにどんどん金額が高くなった
打合せをしていると魅力的なオプションをたくさん提案され、どんどん金額が高くなってしまったというケースです。
建物の内容は理想に近づいていても、予定よりも追加費用がかかると楽しさよりも不安が勝ってしまいます。
【解決策】
- オプション分の予算を確保しておく
注文住宅では、契約後の打合せでオプションの採用によって、金額が上がることは一般的です。
そのため、契約時の資金計画とは別に、オプション分の資金を確保しておくことをおすすめします。
金額の大きさは家庭によってさまざまですので、住宅会社と相談しながらマイホームへの要望に合わせて予算を確保してくださいね。
⑲着工してからさまざまなトラブルが起きた
打合せが終わって着工したら、施工中にさまざまなトラブルが起きてしまったという方もいます。
例えば、打合せと異なる仕様になっていたり、住宅会社の都合で引き渡しの時期が先延ばしになったりするなどのトラブルです。
住宅会社と職人さんの間でうまく連携が取れていないと、このようなミスにつながるケースも少なくありません。
【解決策】
- 頻繁に現場へ足を運ぶ
- 住宅会社と業者の関係性を事前にチェックする
工事が始まったら、現場へ足を運んで進捗を確認しましょう。
早めにミスや遅れに気が付けば、大事になる前に解決できるケースも少なくありません。
また、契約前に業者さんとのつながりを確認しておくこともおすすめします。
専属で契約している業者が現場に入る住宅会社なら、職人さんとの連携がしっかり取れていることが多いです。
契約前に建築現場を見学して、業者さんの対応なども確認できると安心ですね。
無理せず家づくりを楽しむコツ
無理せず家づくりを楽しむコツは次の4つです。
- 事前の情報収集に時間をかける
- 家族の家づくりに対する思いや要望を明確にする
- ゆとりを持ったスケジュール組みをする
- 自分達ですべて決めようとしない
夫婦間で意見を共有するために、コミュニケーションを頻繁に取ることが大切です。
ストレスを溜め込みすぎず、自分達のやり方やペースで進めてみてくださいね。
楽しくないと感じてしまったときは、一旦家づくりから離れてリフレッシュしましょう♪
【おわりに】
楽しみながら家づくりをした方が、良いアイディアがたくさん思い浮かんで、マイホームにも愛着が湧きます。
また、振り返ったときにも楽しい思い出がたくさんあった方が良いですよね。
注文住宅を建てるということは、大変なこともたくさんあると思います。
そのようなときは、家族や住宅会社としっかりとコミュニケーションを取って、楽しくない原因を解消してくださいね。
皆様の家づくりがより良いものになるよう、心よりお祈り申し上げます。
アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。
個性あふれる楽しいスタッフがお待ちしておりますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。