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【注文住宅】居心地の良いリビングの作り方|間取りやレイアウトのコツを紹介

家族の時間を大切にできるような居心地の良いリビングを作ろう

あなたにとって家の中でくつろげる場所はどこですか。

 

  • リビング
  • 寝室
  • 趣味の部屋
  • トイレ
  • 浴室

 

さまざまな意見があると思います。

しかし「家族みんなでくつろげる場所はどこですか」という質問に対しては、リビングと答える方がほとんどでしょう。

リビングが居心地の良い空間で、家族みんながくつろぐことができれば、コミュニケーションも自然と増えますよね。

 

そこで今回は、家族の時間を大切にできるような居心地の良いリビングの作り方を紹介します。

 

居心地の良いリビングにするための間取りのコツ

まずは、間取りに焦点を当てて、居心地の良いリビングの作り方を考えていきましょう。

 

広いリビングが居心地が良いわけではない

「リビングは広くしたい」という要望を持っているお客様は多いです。

しかし、広いリビングにすれば居心地の良いリビングになるという訳ではありません。

 

狭いリビングでも間取りや家具のレイアウトを工夫すれば、くつろげる空間は作ることができます。

逆に、広すぎるリビングは落ち着かない場合もあるでしょう。

 

一般的なリビングの大きさは8畳前後で、LDK全体では16~20畳くらいの広さを採用する方が多いです。

しかし、居心地の良さの感じ方は人それぞれ違いますよね。

たくさんの見学会などに参加して、自分に合ったリビングの大きさを考えてみましょう。

 

空間に溜まりを作る

リビングを落ち着く空間にしたいなら、溜まりを作ることを意識してみてください。

溜まりとは「家の中に水を流したときに水が溜まる場所」とイメージするとわかりやすいでしょう。

例えば、上の画像の空間に水を流したら、リビングに水が溜まりますよね。これが溜まりです。

溜まりの空間には人が留まりやすく、落ち着ける空間と言われています。

 

また、より開放的なリビングでも、少しでも凹凸があれば溜まりの空間は作ることは可能です。

上の画像のリビングは溜まりがないように見えますが、ソファの後ろに壁と間仕切りの柱が施工されています。

これらがあることで流れてくる水を留めることができるため、溜まりの空間を作ることができています。

そのため、開放的ですが居心地の良いリビングと感じることができるでしょう。

 

反対に、水がスルスルと別の空間へ流れていくのが流れの空間です。

最近の住宅では、動線の良さを意識した流れのある空間を作ることも多いです。

家事や生活のしやすさを考えて間取りを作ることは大切ですからね。

 

しかし、それでは立ち止まって一息つける空間が無くなってしまいます。

あえてリビングは溜まりの空間を採用して、居心地が良い空間に仕上げましょう。

 

細々としたものをしまえる収納を作る

すっきりと片付いていて、使い勝手の良い空間だと居心地が良いと感じる方もいるでしょう。

そこで、リビングには細々としたものをしまえる小さな収納を作ることをおすすめします。

 

ものがないすっきりとしたリビングでも、収納が遠くにあると取りに行くのが大変で、使い勝手が悪いと感じてしまいますよね。

また、遠くの収納にものを戻すのが段々面倒くさくなって、リビングが荒れてしまうかもしれません。

 

筆記用具や日用品などをサッとしまえるような収納がリビングにあれば、使いやすくすっきりとした状態を保てるでしょう。

ストレスのないリビングなら、居心地が良いと感じるはずです。

 

ダイニングやキッチンとのつながりを意識する

他の家族の存在を感じられることで、安心して居心地が良いと思う人もいるでしょう。

特に小さなお子様に当てはまります。

 

1人でリビングで遊んでいても、キッチンにいる家族の存在を感じることができれば寂しくないですよね。

子供目線でも居心地の良いリビングについて考えてみることは大切です。

 

リビングの前に駐車場を配置しない

居心地の良いリビングにしたいなら、リビングの前に駐車場を配置することはやめましょう。

なぜなら、リビングの窓から外を見たときに、車しか見えなくなってしまうからです。

 

車好きの人なら良いですが、そうでない方はきれいな庭が見えた方が居心地が良いと感じますよね。

外で遊んでいる子供の様子をリビングで確認できれば安心もできます。

 

建物の間取りだけでなく、敷地に対する建物の配置も忘れずに考えましょう。

 

照明・配線・カーテンにこだわればもっと居心地良いリビングになる

間取りだけでなく、照明・配線・カーテンなどの細かな点まで意識すると、居心地の良いリビングになります。

 

テレビ周りの配線計画にこだわる

すっきりとした居心地の良いリビングにしたいなら、テレビ周りの配線計画にこだわりましょう。

リビングにいるときの目線はテレビに向けられることが多いため、配線がごちゃごちゃとしていると良い気分にはなりませんよね。

 

壁の中に配線を隠す隠蔽配管を採用するなどの工夫をしましょう。

壁掛けテレビにすることで、さらにすっきりとした印象を与えることもできます。

 

リビングに白くて明るすぎる照明は必要ない

リビングをくつろぐだけの用途で使うなら、白くて明るすぎる照明は必要ありません。

オレンジの電球色の照明や間接照明を取り入れ、落ち着く雰囲気を作りましょう。

 

ただし、リビングで書いたり読んだりする機会が多い方は、明るさが弱い照明では居心地の悪さを感じます。

白色の昼白色の照明を取り入れ、ものが鮮明に見えるような環境を整えてください。

電球色と昼白色の中間である「温白色」という照明もおすすめです。

 

また、リビングの用途によって色や明るさを調節できる照明もあります。

「調色・調光タイプ」という照明なので、気になる方は調べてみてくださいね。

 

ソファ周りにはコンセントをつける

ソファに座ってくつろぎながら、スマホやゲームをする人も多いですよね。

そのため、居心地の良いリビングには充電用のコンセントが必須です。

 

ソファ近くにコンセントがないと、わざわざリビングを離れて別の空間で充電しなければなりません。

また、延長コードを使うと見栄えが悪くなりますよね。

 

その他にも、次のような要望があるなら、リビングにコンセントを追加しておきましょう。

 

  • リビングにアロマ付き加湿器を置きたい
  • おしゃれなスタンドライトを置きたい

 

居心地の良いリビングに必要なアイテムをスムーズに使えるように、しっかりとコンセントの計画を立ててくださいね。

 

カーテンは外からの目線が気にならない&柔らかな日差しが届くものを

居心地の良いリビングにしたいなら、カーテン選びも大切です。

人通りの多い面にリビングが配置されているなら、ミラータイプのレースカーテンをおすすめします。

夜はシャッターや遮光性の高いカーテンを採用して対策をしましょう。

 

また、柔らかな日差しが届くような工夫も必要です。

ブラインドは角度によって、光を取り入れる量を調整することができます。

 

また、建物に庇をつけたり軒を深くすれば、日差しを取り込む角度を限定できます。

こちらの建物は、LDK前の軒が夏場の強い日差しを遮り、冬場は柔らかな光を取り込んでくれます。

 

人通りや日当たりを考えながら、最適なカーテンや軒の深さを考えてみてくださいね。

 

家具・インテリアの選定やレイアウトにもこだわろう

リビングの居心地を良さを高めるためには、家具・インテリアの選定やレイアウトも大切です。

 

壁際にソファを配置する

ソファは壁際に置くと安定性が増します。

特に小さなお子様やペットがいると、ソファに飛び乗ったり上でジャンプしたりして、ソファがズレてしまうという経験をしたことはないでしょうか。

また、ソファ自体にもたれたら後ろに動いてしまって、居心地が悪い思いをした方もいると思います。

 

壁際にソファをつけておけばズレることはありません。

また、背面に壁があると安心するという効果もあるためおすすめです。

 

目に付く場所にお気に入りのインテリアやアートをレイアウトする

リビングにお気に入りのインテリアやアートを飾ることで、居心地の良い空間を作ることができます。

特に、ソファに座ったときに目に入るような位置に、レイアウトすることがおすすめです。

テレビ周りにちょっとしたインテリアを飾れる棚などを作っても良いでしょう。

 

リラックス効果のある植物を取り入れよう

空間の中に植物などの緑があると、リラックス効果をもたらします。

リビングの一角に、観葉植物や花を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

天井から植物を吊り下げられるハンギングプランツの採用もおすすめです。

床に置く必要がないので空間がすっきりしますし、子供やペットにいたずらされる心配もありません。

 

【おわりに】

リビングを居心地の良い空間にするためには、さまざまな工夫が必要です。

注文住宅の設計時には間取りや建物の配置はもちろん、照明・配線計画も納得できるまで打合せをしてください。

 

アイリスホームでは、お客様が理想とするリビングの過ごし方を伺いながら建物の設計を行っています。

注文住宅だからこそ、細かい部分までこだわって居心地の良いリビングを作りましょう。

相馬市・南相馬市で家づくりをお考えの方は、お気軽にご相談くださいね。

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この記事を書いた人

三階 真紀

間取り・外観・内観イメージなどCADを操り自由自在に作成します。 社内の仕事を多岐にわたりこなすパワフルウーマン。北海道生まれだという説もある◎