スタッフブログSTAFF BLOG
HOME > ブログ > スタッフブログ > 窓がない部屋はストレスを感じやすいので注意が必要!

窓がない部屋はストレスを感じやすいので注意が必要!

せっかく家を建てるのであれば、太陽の光がたくさん差し込む、明るく開放的な家づくりがしたいものです。

そのために、窓をたくさん設けられれば良いですが、場合によっては窓が設けられないというケースもあるでしょう。

窓がなくても部屋として成り立ちますが、その部屋で過ごすとストレスを感じ、心身ともに悪影響を与える可能性があるので注意が必要です。

そこで今回は、窓がない部屋でストレスを感じる原因や窓をたくさん設ける家づくりについて解説します。

これから家づくりを始める方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

□窓がない部屋でストレスを感じる理由とは?

窓がない部屋で過ごすことは、心身ともに悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。

では、具体的にどのような理由によりストレスを感じてしまうのでしょうか。

*常に暗い

窓がない場合、当然室内に太陽の光が入ってこないので、部屋が常に暗くなってしまいます。

朝・昼・夜の間ずっと、時間帯関係なく室内は暗いままなので、電気をつけない限り明るくなりません。

暗いと気分的に落ち込むだけでなく、1日中電気をつけっぱなしにしがちなので、毎月の電気代もかさんでしまうでしょう。

また、気分的に落ち込むことは、人体に悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。

例えば、冬場に太陽の光を浴びる時間が減ると起きる「冬季うつ」という病気も、実際に存在します。

*空気が悪い

窓がないと光が入ってこないだけでなく、換気ができずに空気がこもった状態になるというデメリットもあります。

室内の空気は想像以上に汚れており、その空気を吸い込み続けると健康被害を受ける可能性すらあるでしょう。

また、酸素が不足すると、脳の働きが低下して集中力が落ちるとも言われています。

そのほかにも十分な換気が行われない場合、乾燥したり湿気がこもったりして、カビやダニが発生する原因になります。

アレルギーを引き起こす可能性もあり、空気が悪い環境で過ごすと様々な悪影響を与えるので、ストレスを感じやすくなってしまうのです。

暗い部屋

□窓がない部屋で働く際も注意が必要?

ひと昔前では、地下部屋をオフィスにしている会社も多くあり、今でも多少は存在しているかもしれません。

オフィスでなくとも、地下に部屋をつくって作業をする際は、窓がないことにより人体に悪影響を与える可能性があるので注意が必要です。

窓がない部屋で働く際、社員に以下のような悪影響を与えると言われています。

・やる気の低下

・モチベーションの低下

・活力の低下

・睡眠障害

これらの症状が進行すると、うつ病を発症するリスクも高まってしまいます。

人体に悪影響を与える原因としては、太陽の光と自律神経の関係性から知ることが可能です。

人には「自律神経」と呼ばれる体の機能をコントロールする働きのある神経が存在し、この自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。

まず「交感神経」とは、活動している時やストレスを感じる時、緊張している時などに働く神経で、主に日中に動きが活発になる特徴があります。

一方で「副交感神経」とは、眠っている時やリラックスしている時などに働く神経で、主に夜に動きが活発になる特徴があります。

この2つの神経がバランス良く働くことにより、人は健康状態を維持しています。

そこで太陽の光が当たらない生活、つまり窓がない部屋で仕事をし続けると、このバランスが崩れてストレスと感じてしまうという仕組みです。

具体的には、交感神経がうまく作用しなくなり、日中からだるさを感じたり、やる気・モチベーションが低下したりすることにつながります。

また、太陽の光を浴びないと、睡眠を促す物質である「メラトニン」の原料「セロトニン」がうまく分泌されなくなります。

脳内に分泌されないと、寝付きが悪くなってしまい、睡眠障害を引き起こすリスクが高くなるので注意が必要です。

窓がない

 

□光が入らない部屋を明るく見せる方法とは?

窓がたくさんあり、日中はたっぷり太陽の光が入ってくる部屋もあれば、窓が開けられない部屋、そもそも窓がない部屋などもあるでしょう。

もしも光がうまく入らずに暗くなりがちな部屋があれば、少しでも明るく見せる工夫をすることが大切です。

以下では、部屋を明るく見せる方法を3つご紹介します。

*できるだけ明るい色調を室内に取り入れること

白や明るい色の壁や天井、床がインテリアの定番であるのには、いくつかの理由があります。

部屋に入り込む太陽に光を取り入れ、明るく見せるというのもその1つです。

賃貸住宅だったり、壁や天井の色を変えるのが難しかったりする場合は、白や明るい色のベッドやカーテン、インテリアを選ぶことをオススメします。

床の色が暗く感じるのであれば、明るい色のカーペットを敷くと効果的です。

*鏡を活用すること

あまり予算がない場合でも、リサイクルショップやDIYにより、鏡を安く入手できます。

鏡や反射する効果のあるオブジェクトは、太陽の光を反射して増幅してくれます。

例えば、鏡を廊下の光が反射する場所に置くと、廊下から離れた暗い部屋に光を取り込むことも可能です。

*窓がついたドアをつけること

可能であれば窓がついたドアを選ぶと、暗い部屋が一変する可能性があります。

プライバシーが気になる場合は、光を取り入れつつも外からは見えにくい、つや消しガラスや模様入りガラスの窓を選ぶと良いでしょう。

□窓をたくさん設けるメリットとは?

窓がない部屋と比較して、窓がたくさんあると様々なメリットを得られます。

ここでは、窓をたくさん設けるメリットを3つご紹介します。

*開放感が出る

大きな窓が多い部屋は、視線が外に抜けるため、そうでない部屋と比較して開放感を得られ、実際の広さよりも広く見えます。

外の風景を楽しめるのはもちろん、庭で遊んでいる子供の様子をリビングやキッチンで伺うことも可能です。

*採光性が上がる

窓が多い部屋であれば、必然的に太陽の光を室内に多く取り込めます。

そのため、室内が常に明るく保てるので、日中は照明をつけなくても生活できるかもしれません。

時間帯によって光が入ってこなくなる東向き・西向きの家の場合は、天窓やハイサイドビューを活用すると良いでしょう。

*風通しが良くなる

換気をする際は、部屋の2面の窓を開けると風が十分に通り、効率的に換気が行えるようになります。

窓が多いとその分空気の出入りする場所が増えるので、室内の換気もスムーズに行えるのです。

窓がない部屋で過ごすとストレスを感じやすくなりますが、たくさん設けることで部屋を良い状態で保てるだけでなく、気分的にも明るくなるでしょう。

窓設置メリット

□室内窓を設けるメリットとは?

一般的な室内と室外間に設けられる窓ではなく、室内空間に設ける「室内窓」も非常にオススメです。

形状やサイズ、デザインの自由度が高いことが特徴であり、室内窓を設けることで様々なメリットを得られます。

まず、別空間とのコミュニケーションが円滑になることです。

LDKのような大きな空間を室内窓によって仕切ると、緩やかなつながりを維持できる効果があります。

別々の空間で過ごしている場合でも、窓の向こう側にいる家族の気配を感じられ、室内窓を通したコミュニケーションも取れます。

特にコロナウイルスの影響で在宅勤務をする時間が増え、家族の生活音を消しながら仕事に集中したい方、仕事をしながらでも家族の気配を感じたい方、子供部屋とのつながりが欲しい方にはオススメの窓です。

次に、暮らしのアクセントになるメリットもあります。

先に紹介したように、室内窓や形状やサイズ、ガラスの種類・枠の素材に至るまで選択肢が広い特徴があります。

デザインの自由度も高い特徴があり、ご自宅のイメージに合わせた窓を選べます。

そのため、基本的な窓の性能に加えて魅力的なインテリアとしての役割も担い、部屋のコーディネートを楽しくしてくれるでしょう。

例えば、ガラスにも多くの種類があり、ステンドグラスを取り入れた室内窓を設けると、個性的な雰囲気を演出できます。

また、ナチュラルカラーの家具が多い部屋では、ホワイトの枠を使用した室内窓を設けて柔らかい空間にしたり、水色やピンクなどで差し色を加えたりと、様々なアイデアがあります。

□窓をたくさん設けるとデメリットもある?

窓がたくさんある部屋のメリットについてご紹介しましたが、いくつかのデメリットもあるので注意が必要です。

ここからは、窓をたくさん設ける際のデメリットを3つご紹介します。

*外気の影響を受けやすくなる

家の中の熱の約70%は、窓から出入りしており、たくさん設けるとエアコンの効きが悪くなってしまう可能性があります。

また、冬場は窓に結露が生じやすく、放置しておくとカビの原因にもなるので注意が必要です。

*プライバシーや防犯への不安

窓が多いと外から中の様子が見えやすくなり、特に夜に電気をつける際は注意が必要です。

せっかく窓を設けたのに、外からの視線を気にしてカーテンを閉めたままの窓になることもあるので、周辺環境を考慮しながら設置する場所を考えましょう。

*掃除やメンテナンスの手間がかかる

たくさんある窓を掃除しようとしても、雑巾で拭くには手が届かない場所があったり、かなりの時間がかかったりします。

また、窓枠と外壁を固定している「コーキング」という部材は、経年劣化するので定期的なメンテナンスが必要です。

窓の数が多い分、メンテナンス費用もたくさんかかるので注意しましょう。

□まとめ

今回は、窓がない部屋でストレスを感じる原因や窓をたくさん設けるメリットについてご紹介しました。

たくさんあれば良いわけではありませんが、窓がない部屋で過ごすと人体へ悪影響を与える可能性もあるので、数や位置に注意しながらベストな窓を設置するようにしましょう。

当社では、住まいは「家族が安らぐ1番安心できるところ」という考えを軸に、素材や住宅性にこだわるのはもちろん、環境に適したフルオーダー住宅をご提供しております。

お客様の10年後、20年後を見据えた家づくりをしておりますので、これから家づくりを始める方はぜひご相談ください。

資金計画・土地探しから建設、お引き渡しまでトータルな提案をいたします。

この記事を書いた人

三階 真紀

間取り・外観・内観イメージなどCADを操り自由自在に作成します。 社内の仕事を多岐にわたりこなすパワフルウーマン。北海道生まれだという説もある◎