皆さんは、憧れのマイホームを手に入れる際、どの様なポイントを重視しますか?
理想の家が出来上がるように家族でそれぞれ希望を言い合い、長い時間をかけて話し合いをするでしょう。
しかし、事前に十分話し合って建てたはずの家に住み始めてみると、様々な問題点が想像以上に出てくる…という話をよく耳にします。
実は、この様な「家が建った後の問題」は、マイホームの設計段階での打ち合わせの際、きちんと日常生活の動線や収納スペースの確保、来客時の配慮などが行えていなかった事が大きな原因になります。
これから家づくりを始めようとお考えの方に向けて、女性ならではの目線で考慮しておきたい設計上の工夫や住まいの機能など、ご紹介していきたいと思います。
日々長い時間を過ごすキッチンの工夫
日々の食事を用意するキッチンは、生活の中でも多くの時間を過ごす場所であり、家族のコミュニケーションをとる重要な場所でもあるので、使いやすさを重視した快適なキッチンを作る必要があります。
以下、具体的な工夫をいくつかご紹介します。
ゴミ箱置き場のスペース
一昔前はキッチンが1階にあり、キッチン横の勝手口から外に大きなゴミ箱を設置する事が出来ましたが、近年の戸建て住宅はLDKを2階部分に設置するケースが増えており、ゴミ箱の置き場にも配慮が必要です。
ゴミ出しの事を考え、きちんと分別出来る様に、大きなスペースが必要になります。
もちろん、動線や見栄えの事も考えて、ゴミ箱を見えない様に収納できるスペースにすることが大切です。
例えば、シンクの下など扉のある場所に大きなゴミ箱を隠して置けるようにするなどもオススメです。
2列タイプのキッチンが大人気
コミュニケーションを図る為に、一緒に料理をするというご家庭が増えています。
そこで、2列タイプのキッチンが急激に人気が高くなっている様です。シンクとコンロが分かれており、スムーズに共同作業を進めることが出来て、小さなお子様がいても火元に近づけずに安心してお手伝いさせる事が出来ます。
勘違いが多い収納スペース
注文住宅を建てる際には、収納スペースに関する要望が多いです。
多くの方にとって憧れの対象になっているウォークインクローゼットなど、「収納は大きければ大きいほど良い!」と考えてしまう方も多いようですが、実際の生活動線や利便性を考えた場合、意外に勘違いが多いのも収納スペースなので注意しましょう。
パントリーや玄関収納が人気
感染症対策などが目的で、パントリーや玄関収納の人気が高くなっています。
外出時にウイルスなどを家の奥まで持ち込まない様、玄関部分に収納を設置し、そこで上着や荷物を下ろすことが出来る様にすると便利です。
また、玄関収納内に簡易の手洗い場を設置すると、お子様への手洗い・うがいの習慣づけにも役立ちます。
場所に応じた収納の工夫が必要
注文住宅の場合、「それぞれの部屋にクローゼットを」と考える方が多いのですが、そういった考えが効率的なスペース活用であるとは限りません。
ご家庭ごとに荷物の量は全く違うわけですから、何をどの程度収納しなければならないか、最初にリストアップしておく必要があるでしょう。
基本的に2階部分などであれば、来客者の事など気にしなくても良い廊下部分に、ご家族共用のクローゼットを設置すれば、各部屋のスペースをもっと有効活用することができ、家族全員でスペースの貸し借りが出来たり、家全体のスペースを有効活用することにつながります。
また、人気のウォークインクローゼットは通路部分が「何も収納できない」無駄なスペースになります。
家の収納スペースをどの様にするか考えた場合、何を収納するのか、またどれぐらいの量があるのかを事前に考え、最も効率よく収納できる計画を立てる事が重要です。
生活動線の考慮はとても重要
家づくりを計画する上で、「住んでみるとここが不便だった…」という事にならないよう、生活動線をしっかりと考えておく必要があります。
例えば、都市部などは庭のない戸建て住宅が一般的で陸屋根を採用し、洗濯物を屋上に干したり、お子様を遊ばせるスペースとして活用する事も増えています。
その場合、何も考えず1階部分を洗濯機置き場にしてしまうと、毎日洗濯物を干す際に何度も階段を上り下りしなければならない…ということになってしまいます。
きちんと日常生活の動線を考慮して、住宅の間取りは快適な生活空間になる様に工夫する事がとても大事です。
パントリーを玄関部分に設置
現在では2階部分にキッチンがある住宅が増えています。
しかし、毎日の買い出しの際、荷物運びがとても不便だ…という声も多いのです。
そこで週に1度、車でまとめ買いをしておくという方も増えていますが、毎回2階のキッチンまで大量の荷物を運ぶのはとても大変です。
女性目線で考慮した場合、玄関部分に買い物した荷物をストックしておける収納スペースを設けておくととても便利です。
ガレージから直接出入り出来る様にしておけば、雨の日でも買い物が苦にならず、お米や水などの重いものを購入しても、必要な時に少しずつ運べば良いだけで、日常生活がかなり楽になります。
まとめ
今回は、収納やキッチンなどについて、女性目線で考えた家づくりの工夫をご紹介しました。
実際に、注文住宅の間取りの打ち合わせの際には、奥様が数々の希望を出される中で、「そんな所まで気にする必要があるの?」とご主人様が驚いてしまう事も多々あります。
しかし、毎日の家事を行う者からすれば、少しの工夫で日々の作業が楽になるのはとても重要なポイントになるのです。
もちろん、自分達だけでは気づくことが出来ない家づくりの工夫に関しては、アイリスホームがいろいろとご提案させていただきます。
これから、ご家族全員が快適にすごせる家を建てたいとお考えなら、お気軽にアイリスホームまでご相談ください。
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