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知ってる?無垢材の床のお手入れ術!様々なメンテナンス方法をご紹介!

無垢材は、一般的なフローリングと比べると、そのお手入れの方法に違いがあります。今回は、無垢フローリングのお手入れ方法から、トラブル解決法、無垢床の掃除まで、様々なメンテナンス方法について、見ていきましょう!

 

無垢材フローリングとは?

無垢材は、天然の木から切り出されたそのままの木材で、その美しい木目や自然の風合いが特徴です。フローリングの床材として使用することで、暖かみや温もりを感じることができ、自然素材の優雅さを室内に取り入れることができます。また、木の香りや足触りの良さも魅力として挙げられます。

 

一方で、無垢材のフローリングは一般的な合板フローリングと比べて、お手入れ方法に少し違いがあります。その理由は、無垢材の特性にあります。無垢材は、そのままでは乾燥しやすく、水分や汚れを吸い込みやすいため、適切なお手入れが必要です。

 

無垢材の「塗装」と、お手入れ方法の違い

まず、無垢材のフローリングを使用する前に、仕上げ塗装について理解しておく必要があります。無垢材は、そのままでは乾いた木の繊維が非常の水を吸い込みやすいため、水分や汚れも染み込みやすい状態になっています。

 

無垢材のフローリングの塗装は、大きく浸透系の塗装とコーティング系の塗装の大きく2つの種類にわけられます。

 

浸透系の塗装(自然塗装、オイル塗装)

浸透系の塗装は、自然塗装やオイル塗装とも呼ばれ、自然由来のオイルやワックスを使用します。この塗装は、木の表面を完全に覆わずに内部に浸透し、木の質感を保ったまま汚れにくくする効果があります。

 

また、木材の調湿性能を損なわず、自然の風合いを楽しむことができます。さらに、浸透系の塗装は、日常的なお手入れが比較的簡単であり、再塗装が必要な場合も自分で行うことができます。

 

コーティング系塗装(ウレタン、UVウレタン塗装)

一方、コーティング系の塗装は、ウレタンやUVウレタン塗装などが代表的です。主成分にポリウレタンを使用し、フローリングの表面に硬い膜を形成します。この塗装は撥水効果が高く、汚れがつきにくくなるため、お手入れが簡単です。ただし、コーティングの修復は専門業者に依頼する必要があり、費用や手間がかかる場合があります。

 

それぞれメンテナンス方法が異なりますが、この記事では、「(A)浸透塗料」のお手入れ・メンテ方法について見ていきますね。

 

無垢材フローリングの掃除&お手入れ方法

まずは基本的なお掃除から、無垢床の普段のお手入れ方法を見ていきましょう。

 

掃除機・ほうきをかける

掃除機やほうきを使用することで、日常的なゴミやホコリを効果的に取り除くことができます。

 

掃除機を使う場合は、床に傷がつかないようにソフトブラシの付いたアタッチメントを使用しましょう。ブラシはフローリングの表面をやさしくなでるように動かし、ゴミやホコリを吸い取ります。特に、隅や隙間にたまったゴミには注意し、丁寧に取り除きましょう。

 

ほうきを使う場合は、柔らかい毛のついたほうきを選び、フローリングを傷つけないように軽く掃きます。掃いたゴミは静電気で舞い上がることがあるので、定期的にゴミ取り用のシートや掃除機で吸い取ると良いでしょう。

 

乾拭きをする

乾拭きをするには、柔らかで乾いたクロスやモップを使用します。この方法は水を使わずに行うため、無垢材の吸湿性を考慮し、膨張や変形を防ぐことができます。

 

フローリング全体を軽く掃除機やほうきで掃いた後に、乾いたクロスやモップを使って、フローリングの表面を軽く拭きます。クロスやモップは繊維が柔らかく、フローリングを傷つける心配はありません。汚れやホコリが付着した場合は、クロスを頻繁にひっくり返したり、交換したりしながら作業を進めましょう。

 

特に、フローリングの隅や隙間、家具の下などにたまったゴミにも注意しましょう。手の届かない箇所には、細長い形状のクロスや専用のツールを使って掃除すると便利です。

 

乾拭きは、日常的なメンテナンスとして定期的に行うことが重要です。フローリングの美しさと耐久性を保つために、汚れやホコリをこまめに取り除きましょう。また、乾拭きの際には適度な力を加えて行い、フローリングに傷をつけないように注意しましょう。

 

吸着剤の含まれる化学モップに注意!

無垢材フローリングの掃除とお手入れ方法には、吸着剤の含まれる化学モップに注意する必要があります。一部の化学モップには、表面に吸着剤が含まれており、これはフローリングの木材に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

吸着剤は、フローリングの表面に付着したホコリや汚れを効果的に吸い取るために使用されますが、無垢材には自然の風合いを損なわず、木材の調湿性能を保つための呼吸が必要です。吸着剤がフローリングの表面に残留すると、木材が適切に呼吸できず、乾燥や変形のリスクが高まります。

 

そのため、化学モップを使用する際には、吸着剤の有無を確認しましょう。できるだけ吸着剤の含まれない、自然素材や柔らかな繊維のモップを選ぶことが重要です。

 

さらに、モップを使用する際には適度な力を加え、フローリングに傷をつけないように注意しましょう。モップが濡れた場合は速やかに乾かし、余分な水分がフローリングに浸透しないようにしましょう。

 

化学モップの使用には注意し、フローリングの特性を考慮した方法を選ぶことで、長く美しい状態を維持できます。

 

年に1〜2回のお手入れに「ワックス」を塗ろう

無垢材フローリングを美しく保つためには、年に1〜2回のお手入れで「ワックス」を塗ることがおすすめです。ワックスは、フローリングの木材を保護し、光沢を与える効果があります。

 

適切なワックスを選び、メーカーの指示に従って準備します。通常は、ワックスを均等に塗布するために専用のアプリケーターまたはクロスを使用します。

 

ワックスを塗る際には、木材の木目に沿って均等に塗布しましょう。一部分に過剰に塗るとムラができるため、注意が必要です。また、ワックスが完全に乾くまで放置し、指示に従って時間を置きます。

 

ワックスが乾いたら、布やワックス用のブラシを使って光沢を出すために磨きます。木材の表面が均一にツヤツヤと輝くまで丁寧に磨きましょう。

 

年に1〜2回のワックスのお手入れは、フローリングの木材を保護し、傷や汚れから守ります。また、ワックスによって光沢が生まれ、フローリングの美しさを引き立てます。

 

強い汚れ・油汚れの落とし方

ここからは、無垢床のトラブルへの対策をご紹介します。

 

まず、強い汚れや油汚れを除去するために、中性の木材用クリーナーを選び、木材用クリーナーを適量取り、濡れた雑巾やスポンジにつけます。木材用クリーナーを含ませた雑巾やスポンジで汚れの部分を軽くこするように拭き取ります。ただし、強く擦りすぎないように注意しましょう。

 

油汚れの場合は、木材用クリーナーの代わりに中性の洗剤を使用することもできます。洗剤を少量取り、水で希釈してから汚れに対処します。

 

拭き取りが終わったら、水で洗い流して汚れとクリーナーを完全に除去します。その後、乾いた雑巾やタオルで水分を拭き取り、フローリングを乾かします。

 

強い汚れや油汚れの場合は、擦りすぎると木材の表面が傷つく可能性があるため、注意が必要です。できるだけ早めに対処し、汚れを放置しないようにしましょう。

 

水をこぼした場合の対処方法

すぐに柔らかい布やタオルを使って水を吸い取ります。拭き取る際には、軽く叩くようにして水分を取り除きます。ただし、こすると水が木材に染み込む可能性があるため、注意が必要です。

 

その後、乾いた布でフローリングを拭き、水分を完全に取り除きます。床が乾いたら、フローリングの仕上げ塗装によって異なりますが、必要に応じてワックスやオイルを再塗布することで木材の保護を補強することができます。

 

ソース・醤油をこぼした時の掃除方法

まず、素早く柔らかい布やペーパータオルでこぼれた調味料を吸い取ります。こすらずに軽く押さえるようにすると、床に浸透するのを防げます。

 

その後、ぬるま湯を使った濡れた布で優しく拭き取ります。ただし、水分を多く含ませると木材に浸透する可能性があるため、注意が必要です。拭き取った後は、乾いた布で床を拭き、水分を完全に取り除きます。

 

まとめ

今回は、無垢のフローリングのお手入れ方法、トラブル解決法、掃除まで、様々なメンテナンス方法についてご紹介しました。正しいお手入れ方法を実践することで、無垢材フローリングを長く美しく保つことができます。自分でメンテナンスができるので、お手入れするごとに愛着が湧いてくるはず。

 

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この記事を書いた人

三階 真紀

間取り・外観・内観イメージなどCADを操り自由自在に作成します。 社内の仕事を多岐にわたりこなすパワフルウーマン。北海道生まれだという説もある◎