新築で後悔しがちなのが、コンセントの配置。
快適で機能的、そして見た目も美しい生活を実現するために、コンセントの位置や高さなど5つのポイントを見ていきましょう。
コンセントの位置を検討する際には、現在の生活スタイルを基に考えることが重要です。
コンセントの配置を適切に計画することで、部屋全体がすっきりとした印象を与え、生活感を最小限に抑えることができます。
新築でコンセントを後悔しやすい3つの理由
家を建てる際には、ほとんどの打ち合わせが図面を使って行われます。図面上では実物の立体的なイメージが得られないため、細かい部分を把握するのが難しいこともあります。
電気設備の計画は大まかに「照明」と「コンセント」の2つに分けられますが、照明の使用方法や配置は想像しやすい一方で、コンセントの配置は曖昧で見落としがちです。
後悔ポイント1:コンセントの数が不足
1つ目の後悔ポイントは、「コンセントの数が不足していた」。コンセントを必要とする家電製品は増えており、進化も目覚ましいものです。
例えば、テレビ周りのコンセント。テレビ本体以外にもレコーダーやプレーヤー、ゲーム機器、Wi-Fiルーターなども必要とされることがあり、これだけでも5つのコンセントが必要になります。
部屋全体を考えると、冷暖房設備や加湿・除湿機、空気清浄機なども電源が必要になるかもしれません。さらに、スマートフォンやパソコン、タブレットなども必要です。
後悔ポイント2:頻度の低い場所が見落とされがち
2つ目の後悔ポイントは、「使用頻度が低く、見落としていた」。
毎日使用するコンセントだけでなく、「時々必要なもの」「特定の季節にのみ必要なもの」といったものもあります。例えば、掃除時に使用するコンセントやドライヤー、髭剃り用など、頻繁に使用するが毎回プラグを抜き差しする必要があるものは、見落としがちです。
さらに、季節ごとに使用する家電がある場合もあります。夏は扇風機、冬にはストーブやコタツなどを見逃すと、毎年特定の季節にはコードが床に這ってしまうなどの問題が生じてしまいます。
後悔ポイント3:適切な場所に配置されていない
もう一つの後悔ポイントは、「必要な場所になかった」。コンセントの配置や場所自体が不要であったりすることが挙げられます。
例えば、「ドアの隣に設置されたが、ドアを開けるとコンセントが隠れて使えない」「配置した家具の裏側に隠れて使えない」といったケースがあります。
高さや配置を考慮!快適さを叶える5つのアドバイス
新築時には、電源コンセントの位置や高さを検討することが重要です。
さらに、新築時に検討することで、家全体の電力容量を考慮することができ、毎月の電気料金の基本料金が変わるため、正確に把握しておくことが重要です。
コンセントの位置や高さはカスタマイズ可能
コンセントの配置は、使用する個数だけでなく、場所も重要です。
例えば、エアコンや冷蔵庫などの専用コンセントは、一般的なコンセントの高さ(床から約25cm)よりも高い位置に取り付けられています。
一般的なコンセントの高さは「使いやすく、かつ、目立ちすぎない位置」に設置されています。
この基準を参考にしつつ、必要に応じて高さを調整することで、使い勝手の良いコンセント配置を実現できます。
カウンターや家具の上に配置
カウンターや家具の上にコンセントを設置すると、使い勝手が向上することがあります。
カウンターの上では、スタンドやPC類の使用、スマートフォンやタブレットの充電などが頻繁に行われるでしょう。
必要な場所が分かっている場合は、その近くにコンセントを配置することが理想的です。
これにより、「コードが床に垂れ下がって引っかかりやすい」「見た目がスッキリしない」といった問題を回避できます。
壁に設置するのではなく、「床」に設置する
コンセントは壁だけでなく、床にも設置することができます。埋め込み式の床用コンセントは、コンセントが床の中に隠れ、コードだけが見えるのでスッキリとした印象を与えます。
壁が近くにない部屋の中央などで電源コードを使いたい場合に便利です。
収納スペース内に充電スペースを確保
最近では、コードレスの家電製品が増えています。充電器がそのまま置き場所になるアイロンなど、使うときに充電できるものもあります。
また、ロボット掃除機も、充電場所を収納スペース内に設置するとスッキリします。収納家具の下にスペースを確保して、充電ができるようにしましょう。
玄関や屋外の設置も忘れずに
室内だけでなく、屋外にもコンセントが必要です。ガーデニングや掃除に使用することもありますので、カーポートの近くや玄関の近くなど、必要に応じて設置することができます。
コンセント計画は現在のライフスタイルに基づく
コンセントの配置を検討する際には、現在の生活を基にすることをおすすめします。これにより、暮らしの不便さを解消するだけでなく、考えやすくなります。
タコ足配線が見られる場所は?
タコ足配線が見られる箇所を確認していますか?
もしそれがある場合は、必要な電源の数を確認して解消する必要があります。例えば、「テレビの背面」は、コンセント不足が起こりやすい箇所です。また、「キッチン」では、炊飯器やポット、電子レンジ、トースターなどが集中するため、コンセントが不足しがちです。
コードが乱れている家電は?
今、部屋の中でコードが乱れて邪魔になっている家電はありませんか?
コードが乱れている場合は、コンセントの配置を見直してみましょう。特に季節物の家電は、コードが邪魔にならないような配置を心がけましょう。
まとめ
コンセントを計画する際には、単に必要な「数」だけでなく、「位置」や「高さ」なども重要です。
コンセントは見落としがちな部分でもありますので、現在の生活を基に具体的に考えてみることが大切です。
ご家族だけで考えることが難しいことも、アイリスホームにお気軽にご相談ください!
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