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大木戸S様邸現場レポート

秋も深まり段々寒くなってきましたね。
皆さん冬支度終わりましたか?
我が家は今週末に何とか頑張ろうと考えております。
大木戸S様邸では仕上げ工事が終わり、2回目の気密検査が行われました。

高気密と家の隙間とは?

各材料の取りあいなどに生じる隙間のことです。
例えば、柱とフローリングの隙間だとか換気扇のパイプと壁の面材との隙間。それが目に見えないぐらいの隙間でもたくさんあると家全体でコピー用紙1枚ぐらいの面積になってしまいます。
隙間が多いいと、暖房器具で家を温めても天井の隙間から暖気が逃げ、床の隙間から冷たい空気をひっぱってきたり、夏に冷房しても外部の蒸し暑い空気が入りエアコン効率を妨げます。そのほかにも、室内の計画換気ができなかったり、断熱材が本来の性能を発揮できなかったりということがあります。
なので隙間ができるだけ少ない家、高気密は、高断熱とともに快適な温熱環境に必要な要素になります。
家の隙間は「隙間相当面積(C値)」で表されます。
隙間相当面積(C値)とは?

気密検査ってどんな事するの?

気密検査ってどんな事するの?
あまり見たことがないと思いますが、こんな大きい機械を使って行います。
この大きなメガホンみたいな機械で家の空気を外に排出していきます。
家の中の空気を排出するので、宅内が負圧になって隙間から空気がはいってくる時間などを調べて隙間面積を想定するんですよ。
機械を設置して、窓やドアなど閉めます。

換気扇や給気口、排水口など、こんな風に穴が空いているところは大きな隙間なので、このようにテープで目張りしていきます。
※換気扇の写真撮り忘れしました(^^;
ここも隙間になるのでは!っと思いますよね。
気密測定は、想定外の隙間を測定するために行うので、このような意図した隙間は目張りして計算には含まれません。
排出する空気でできた負圧が隙間からの空気で圧が下がる時間と、メガホン横のこのチューブからも空気を吸って、排出する空気量の差も測りますということでした。このような計測を5回くりかえして、家の隙間面積がわかるという仕組みです。スイッチON

初めはゴーゥと空気を出す音がしますがすぐ消えます。
この音が少ないと結構数値が良いのですよ。
アッという間に結果が出ます。
C値=0.7cm2/m2 でした。
家全体で0.7cm2/m2と言う事は、家全体で携帯電話ぐらいの隙間です。
1回目の検査と同じ数値です。
気密の良い住宅づくり、職人さんのちょっとしたお気遣いでよい数値が保てます。

この記事を書いた人

三階 真紀

間取り・外観・内観イメージなどCADを操り自由自在に作成します。 社内の仕事を多岐にわたりこなすパワフルウーマン。北海道生まれだという説もある◎