階段下の空間を有効活用することで、住まいの実用性やデザイン性が上がります。
間取りによって階段の位置や形状は異なるため、空間に合った使い方をすることが大切です。
今回は、階段下スペースの活用方法について紹介します。
自分の暮らしが豊かになる使い道を考えてみましょう。
実用的!階段下スペースの使い方7選
使い勝手の良い階段下スペースの活用方法を紹介します。
①収納にする
1番オーソドックスな使い道は、階段下を収納にする方法です。
階段下に1m前後の高さが確保できれば腰高の収納として使うことができます。
低い位置の収納は子供の方が使いやすいため、おもちゃ入れとして活用しても良いですね。
上段の階段下で2m前後の高さができるなら、通常の収納と変わらない使い方ができます。
階段下でも、一般的な収納と同様に扉や棚をつけることが可能です。
日用品や掃除用具などをしまう場合は、扉やロールスクリーンをつけて目隠ししましょう。
②カウンターをつける
階段下をオープンなスペースにして、カウンターをつける方法もあります。
お子様が勉強に使ったり、テレワークや趣味のスペースにしても良いですよね。
カウンターは座った状態で使うため、天井が少し低くなった階段下スペースでも使い勝手は問題ありません。
階段の回り方や上り口によって、施工できるカウンターの幅は異なります。
間取りとの兼ね合いや、カウンターを一度に使う人数などを考えて、階段の形状を考えましょう。
③テレビボード置き場にする
カウンター下をテレビボード置き場にしても良いでしょう。
テレビボードが壁から出っ張らないため、すっきりとした印象を与えることができます。
シンプルな壁付けのテレビボードを採用してもいいですし、階段の高さに沿って棚を造作してもおしゃれです。
もちろん、オープンなスペースにしておいて、後からテレビボードを購入しても良いでしょう。
テレビボード置き場にするなら、リビングに階段を隣接させる必要があります。
リビング階段については、こちらのコラムをチェックしてみてくださいね。
▷コラム:後悔しないために知っておきたい「リビングイン階段」のメリット・デメリット
④ペットスペースにする
階段下の天井の低い空間を活用し、ペットスペースにしても良いでしょう。
犬の体高は40~60cm台のことが多いため、1m前後の高さが確保できる空間ならペットスペースを作ることができます。
ただし、犬種によって必要なスペースは異なりますので、慎重に広さを検討してください。
他にも、ネコのトイレやウサギのゲージ置き場など、さまざまなペットの空間として活用できます。
適した空間の広さを理解して、階段下スペースを無駄なく活用しましょう。
ペットと暮らすためには、間取りや設備などにさまざまな工夫が必要です。
詳しく知りたい方は、こちらのコラムをチェックしてみてくださいね。
▷コラム:ペットと暮らすための工夫やアイディア ワンちゃん編(前編)
▷コラム:ペットと暮らすための工夫やアイディア ワンちゃん編(後編)
⑤トイレや和室の一部にする
トイレや和室の一部に、階段を被せる方法もあります。
これらの空間は座って過ごすため、多少天井高が低くても気になりにくく、使い勝手も問題ありません。
また、パントリーやシューズインクローゼットなどの収納でも同様です。
天井付近に収納棚を作っても使っていないという方も多いですからね。
ただし、トイレに階段下スペースを使う場合は、便器側に階段を被せるようにしましょう。
入り口側の天井が低くなってしまうと、圧迫感を感じたり低いドアを付けなければならないからです。
空間のイメージがつきにくい場合は、住宅会社に内観パースを作成してもらってくださいね。
⑥冷蔵庫などの家電を置く
階段下をオープンスペースに仕上げ、家電を置く場所にしても良いでしょう。
冷蔵庫や洗濯機などは、上部のスペースが無駄になってしまいますよね。
そのため、これらの家電の上に階段がかかっていても全く使いにくさは感じません。
注意点は家電は故障や買い替えがあり、将来出し入れすることがある点です。
出し入れするときに不便がないように、ゆとりのある広さで設計することをおすすめします。
⑦ロボット掃除機の置き場にする
ルンバなどのロボット掃除機を階段下に置いても良いでしょう。
専用の置き場があると、壁から出っ張ることがなくすっきりと収納できます。
他の活用方法では使えない階段の1~4段目なども有効活用できる方法です。
おしゃれな階段下スペースの活用方法を紹介
おしゃれな階段下スペースの活用方法を紹介します。
棚をつけてインテリアを飾る
階段下に棚をつけてインテリアなどを飾れるようにしましょう。
オープンタイプの飾り棚なら、空間のアイキャッチポイントとして活用できます。
本などをきれいに並べて、見せる本棚にしても良いですね。
ヌックを作る
階段下にこもれるようなヌックスペースを作るとおしゃれです。
ヌックとは「小ぢんまりとした居心地の良い空間」のことで、スコットランド発祥と言われています。
ちょっとくつろげるおしゃれな空間として、日本の注文住宅でも取り入れられるようになりました。
階段下スペースは天井高が低く、1畳ほどの小ぢんまりとした空間なのでヌックに最適です。
おしゃれなクロスなどで仕上げ、お気に入りの空間を作りましょう。
子供の秘密基地に
天井高の低い階段下のスペースは、子供の秘密基地にもぴったりです。
子供が喜ぶ可愛らしい壁紙を選んで、おもちゃが収納できる棚を作れば、遊び場として活用することもできます。
秘密基地で遊ぶというルールを作れば、リビングにおもちゃが広がりにくくなるため部屋をきれいに保ちやすいです。
スキップフロアを採用すれば、階段下のスペースも広げることができますよ。
秘密基地は将来的に収納として使うこともできるため、スペースが無駄になることもありません。
子供がワクワクするような空間を取り入れて、楽しい思い出をたくさん作ってあげてくださいね。
オープン階段のときはどのように活用する?
階段が壁で囲まれていない、オープン(スケルトン)階段の場合はどのように活用したらいいのでしょうか。
オープン階段自体には棚やカウンターを造作できないため、基本的には家具を購入しましょう。
壁際にオープン階段を施工する場合は、壁付けで棚などを付けることが可能です。
骨組みだけのスケルトン階段は、造作の階段と比べて広々と感じられるはずです。
階段下に窓を施工して光を取り入れるなどして、より開放的な空間に仕上げても良いでしょう。
注意点は、造作の階段のように扉付きの収納を作ることは難しい点です。
生活感の出るものは、別の場所に収納を作って隠すようにしてくださいね。
また、階段下を動線として活用しても便利です。
廊下を作ることなく隣の空間とつなげることができます。
間取りに合った使い道を考えてみてくださいね。
【おわりに】
二階建て以上の家を建てるなら、必ずできる空間が「階段下スペース」です。
階段の位置や形状によって、確保できる階段下の広さも異なります。
自分の生活に合った活用方法を考え、使い勝手の階段下スペースを作ってくださいね。
階段下の空間までこだわって、お気に入りの注文住宅に仕上げましょう。
アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。
階段下スペースを有効活用した間取りを考えたいというはぜひお気軽にご相談ください。
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