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平屋の外観デザインは屋根で決まる!おしゃれに仕上がる屋根の形や勾配を解説

おしゃれな平屋の外観は屋根がポイント!

平屋は二階建てと比べて大きな屋根がかかるため、形状などによって大きく外観の印象が変わります。

すなわち、平屋の外観デザインをおしゃれにしたいなら、屋根にこだわることが大切です。

 

そこで今回は、平屋で採用されやすい屋根のかけ方や屋根材の種類を解説し、おしゃれな外観事例をご紹介します。

平屋の屋根を決める際の注意点もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

平屋で採用される屋根のかけ方

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平屋の住宅で採用されることが多い屋根のかけ方をご紹介します。

 

片流れ屋根

片流れ屋根は、1枚屋根を一方向に傾斜をつけてかける屋根形状です。

スタイリッシュな印象に仕上げたいときなどに採用されることが多く、平屋でも採用されることが多い屋根形状です。

また、建物の裏手側に向けて勾配をつけることで、キューブ型の平屋に見せることもできます。

 

切妻屋根

切妻屋根とは、屋根の頂点にある棟を中心として、二方向に傾斜をつけるかけ方です。

屋根が三角形のような形になるベーシックな屋根形状なので、様々なテイストの平屋に採用されます。

特に可愛らしい雰囲気やナチュラルな印象に仕上げたい場合などは、切妻屋根がおすすめです。

 

寄棟屋根

寄棟屋根とは、屋根の頂点にある棟を中心として、四方向に勾配をつけるかけ方です。

全ての方向に軒ができるため、重厚感のある印象に仕上げることができます。

和テイストや落ち着いた雰囲気の平屋に仕上げたいときに採用されることが多いです。

 

招き屋根

招き屋根とは、2つの屋根が段違いにかけられた屋根のことで、切妻屋根の2枚の屋根の高さをずらしたような見た目をしています。

2枚の屋根の間に隙間ができるため、その空間に窓をつけて上から光を取り込むことが可能です。

片方の屋根の面積を広くすることができるため、太陽光パネルなどを多く施工したいなどの理由で採用されるケースもあります。

 

平屋で採用される屋根の種類

▷施工事例:家族が集う中庭のある住まい

平屋で採用される屋根の種類をご紹介します。

 

瓦は日本の住宅で長く採用される屋根材です。

和テイストなら平板の日本瓦、可愛らしいテイストなら波を打った洋瓦など、デザインに合わせて形状を選ぶことができます。

瓦は重厚感や高級感のある外観に仕上がる点やメンテナンスがほとんど必要ない点がメリットです。

一方で、瓦は重量があるため屋根面積が広い平屋の場合は、建物に負荷がかかりやすくなる点が注意点として挙げられます。

 

スレート

スレートとは、粘板岩を板状に加工した屋根のことで、「コロニアル」や「カラーベスト」などと呼ばれることもあります。

瓦と比べて軽量で加工もしやすく、低価格なので採用する方も多いです。

商品によりますが、スレートは10~20年程度で塗装のメンテナンスが推奨されていますので、計画的に貯蓄しておくことをおすすめします。

 

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板とは、スチールに亜鉛とアルミニウムの合金を塗布した金属製の屋根です。

非常に軽量で耐久性も高いため、屋根面積の広い平屋にも適しています。

厚みがないためスタイリッシュな屋根形状と相性が良く、施工性も高いので様々な形状の屋根に施工可能です。

 

太陽光パネル一体型の屋根

太陽光発電システムを検討している方は、太陽光パネルが一体になった屋根も選択肢の1つです。

屋根材の家からパネルを施工する場合と比べて、すっきりとした見た目に仕上げることができます。

平屋の広い屋根を活かして自家発電をしたいなら、ぜひ太陽光パネル一体型の屋根も検討してみてくださいね。

 

屋根もこだわったおしゃれな平屋の外観事例

屋根にもこだわったおしゃれな平屋の外観事例をご紹介します。

 

キューブ型のように見える片流れ屋根の平屋

キューブ型に見える平屋

一見、長方形のキューブ型のように見える平屋の外観です。

建物の正面から見ると、屋根が地面と水平になっているように見えます。

 

建物を斜めから見てみると、建物の裏側に勾配がついた片流れ屋根がかかっています。

片流れ屋根の平屋

勾配をつけない「陸屋根」は雨漏りリスクが高くて施工費もかかりやすいですが、片流れ屋根をかける方向を工夫することで、キューブ型に見える外観に仕上げることが可能です。

▷施工事例:光と風が通る住まい

 

オリジナリティのある屋根が印象的な平屋

特殊な平屋の屋根

中央に背の高い壁を施工し、そこから両方向に屋根が流れている特殊な屋根形状の平屋です。

切妻屋根のようなデザインにも見えますが、屋根同士が棟でつながっているわけではありません。

デザイン性にこだわってオリジナリティを高めた、モダンスタイルの平屋の外観です。

▷施工事例:ガルバ×無垢材の中庭のある住まい

 

二階建てのように見える平屋の住まい

二階建てのような平屋

建物の高さがあるため、二階建てのように見える平屋の住まいです。

メインの建物の上に小さな箱を乗せ、それぞれに別の片流れ屋根をかけました。

上に載せた箱を活かして、勾配天井やロフトなどを採用した間取りを採用することが可能です。

▷施工事例:二種類の外壁材×回遊導線のある平屋の住まい

 

平屋の屋根に関する4つの注意点

平屋の屋根

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平屋の屋根に関する注意点をご紹介します。

 

①外観のテイストに合った屋根を採用する

おしゃれな平屋にしたいなら、外観のテイストに合った屋根を採用しましょう。

例えば、シンプルモダンの建物にしたいのに寄棟屋根を採用すると、スタイリッシュさが欠けてデザインがちぐはぐになる可能性があります。

シンプルモダンにしたいなら、直線的なデザインの片流れ屋根にするなど、形状にこだわることが大切です。

 

②屋根の勾配によって平屋の印象は変わる

平屋は同じ屋根のかけ方でも、勾配によって外観の印象を大きく変えることができます。

急勾配は建物が高くなるため存在感のある平屋をつくりやすいです。

また、急勾配の方が屋根裏のスペースを確保できるので、ロフトや小屋裏収納をつくりやすいというメリットもあります。

 

一方で、緩勾配にすると落ち着いた雰囲気の平屋に仕上げやすいです。

建物高が低くなるため、外壁面積が少なくなりコストの削減につながるケースもあります。

デザイン性や採用する間取りとの相性、コスト面などをトータル的に考えて、屋根の勾配を決めてみてくださいね。

 

③雨漏りのリスクを考えてシンプルな形状にする

二階建てと比べて屋根面積が広い平屋は、雨漏りするリスクも高くなります。

山や谷がたくさんある複雑な屋根形状の方が雨漏りしやすいため、平屋の屋根はシンプルな形状がおすすめです。

また、建物の健康を守るために、定期的に屋根の点検をしてもらいましょう。

 

④メンテナンス性を考慮して屋根材を選ぶ

メンテナンス性を考慮して屋根材を選ぶことが大切です。

平屋は屋根の面積が広くなるため、塗装の費用も二階建ての家と比べて高くなる傾向にあります。

メンテナンスがかかりにくい屋根材を選ぶことで、住んでからの費用を抑えることができます。

塗装が必要なスレートやガルバリウム鋼板でも、グレードによってメンテナンスの頻度は異なりますので、外壁材を決めるときは注意してチェックしましょう。

 

おわりに

平屋は屋根面積が広いため、形状や勾配によって大きく外観の印象が変わります。

今回ご紹介した事例や注意点を参考にしながら、おしゃれな屋根の平屋を建ててくださいね。

 

アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。

屋根にもこだわった平屋を建てたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。