注文住宅レポートREPORT

終の棲家

構造 テクノストラクチャー工法
階数 2階
間取り 3LDK
延床面積 39.07坪

居心地の良いリビング

10帖ほどのリビングダイニングにゆったりとした家具の配置。
無駄なスペースを生まないよう、空間を使えるように収納を多く配置して綺麗にしまえるようにしている。
南側からの日差しが明るくテーブルを照らし、居心地の良いぬくもりのある雰囲気を出してくれる。
少しでも快適に過ごせるようにと採用させていただいた吹き付け断熱。施主さんの話では真冬でも玄関で13~14℃の室温だったという。
一番生活の場になるLDKに床暖房を設置したのだけれど冬でもそれだけで、エアコンや他の暖房が要らなかったとの事。
やはり断熱は大事、というのを改めて認識させてくれる。座り心地の良いソファに座り、床を通してラグマットに伝わる
暖かさはくつろぎ感とともにとても優しいものがある。吹き付け断熱の二次作用で、窓の性能もあるけれど
外の音がほとんど家の中に聞こえてこない。静かに、とても静かに、優しい時間が流れている。

多彩な収納

収納率という言葉がある。家全体の面積に対して収納がどれくらいの面積を占めているかを表す数値になる。
アパートやマンションでは8%、一戸建てだと12~13%くらいが理想といわれている。
今回の住宅では約15%と若干収納に面積を割いた計画になっている。収納を多めにとって生活の場のリビングや各部屋をすっきり使えるようにしている。
ただ単に広さとして空間を増やすのではなくて、無駄なく使うことで広さを実現している。
造りつけの出窓は下を収納にして物をしまえるようにすると共に、奥行きを出して少しでも心に開放感を感じられるように。
奥さんの手入れが行き届いたガーデニングが部屋に緑の彩を与えてくれる。
対面キッチンにする場合、ダイニング側は壁になってデッドスペースが生まれがちだが
あえてキッチンにお金をかけて収納つきのタイプにすることで使いやすさやすっきり感を重視した造りに
なっている。キッチンの吊戸は収納としては優秀だけれど、無くすことでダイニングとキッチンに一体感が生まれる。

キッチン

今回のキッチンは先述したとおり収納重視。カウンターやシンク前の水切りなど奥さんが快適に家事が出来るように選択されている。
キッチン収納は家電収納式のもので、レンジや炊飯器がすっきり納まる形になっている。
立ち仕事で足から冷えないようここにも床暖房を設置してありその上にキッチン用のラグが置かれていた。
食洗機はあえてつけない選択をされたと記憶してる。つけるか、つけないか。一つずつ選択。
キッチンに求められるのは機能性やデザインだけれど、一番重視するべきなのは
家族のライフスタイルにあった物を選ぶことだと思う。例えば夫婦で共働きだったら、家事の分担をどうするかでも変わってくる。

フリースペース(多目的な)

無駄のない造りを強調してきたけれど、この家には2階に物干しをメインとしたフリースペースが設けられている。
観葉植物の手入れや梅雨時期に洗濯物のスペースなどささやかではあるが、あると便利なスペースである。
今回はこのフリースペースはバルコニーを介して寝室と行き来が出来るように計画された。
住む人が自由に使い方を決めるスペースというのは、無駄なようで実はとても便利な場合が多い。
(人によっては納戸が将来書斎になったりする)

この記事を書いた人

佐久間 岩男

アイリスホームの代表取締役社長であり、同時に「何でもします課」を自ら公言している。実直な性格だが(見かけによらず)同乗者にあたたかい飲み物を事前に用意しているやさしさを併せもっている。南相馬で生まれ南相馬で社長になった南相馬純血。実は24歳から社長業に勤しんでいるので社長歴20年のキャリアをもっている。とても人情豊かな社長である。

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