階段と二階の各部屋をつなぐ空間。
ただの廊下にしても良いですが、ちょっとしたフリースペースを作って有効活用してはいかがでしょうか。
二階にフリースペースがあると、さまざまな使い方ができて便利です。二階ホールとも呼ばれる空間ですね。
今回は、二階にあるフリースペースの使い方や広さ、注意点と対策などを解説します。
二階のフリースペースの活用アイデア6選
二階のフリースペースを有効活用するアイデアを紹介します。
①洗濯物の室内干しをする
二階のフリースペースを洗濯物の室内干し場にしても良いでしょう。
日当たりや風通しの良い空間にフリースペースを作ることができれば、室内干しでも洗濯物をカラっと乾かすことができます。
二階の各居室にクローゼットがある場合は、乾いた洗濯物を収納するのも楽ですよね。
また、バルコニーに隣接させておけば、洗濯物をフリースペースで干してから外へ出せるため、日焼け防止にもなります。
取り込んだ洗濯物の一時置きの場に、フリースペースの物干しを活用しても良いでしょう。
▷おすすめコラム:洗濯物はどこに干す?さまざまな事例とメリット・デメリットを紹介
②棚を作って家族共有の収納にする
二階のフリースペースに棚を作って、家族共有の収納として活用しても良いでしょう。
家族それぞれが持っている本や漫画などをまとめておけば、わざわざ他の部屋へ借りに行く必要はありません。
フリースペースにイスを置いて、その場で読書を楽しんだりもできますね。
カバンや帽子などを共有している場合も、フリースペースの収納にあれば使いやすいです。
フリースペースを収納にすることで、家族の趣味をや持ち物を共有しやすい空間になるでしょう。
③カウンターを作って勉強やテレワークスペースに
二階のフリースペースにカウンターを作れば、家族みんなが使える机が完成します。
小さな子供であれば塗り絵や折り紙をして遊ぶ空間、小学生以上なら勉強スペースとして使えるでしょう。
テレワークをする夫婦であれば、ワークスペースにも活用できます。
二階のフリースペースなら、一階のLDKと距離を離すことができるため、仕事に集中できます。
2人以上横並びで座れる幅広いカウンターなら、仕事をしながら隣で子供の勉強を見ることも可能です。
将来は趣味スペースとして空間を使っても良いですよね。
二階のフリースペースにカウンターを1枚付けるだけで、利便性の高い空間が完成します。
具体的な用途を考えながらカウンターの幅・奥行きを決め、コンセントや照明などの設備を充実させましょう。
④チェアを置いてくつろぎの空間に
二階ホールはあえてカウンターや棚を作らず、本当の意味でのフリースペースとしても良いでしょう。
お気に入りのチェアなどのおしゃれな家具を置くことができます。
サイドテーブルも置けば、お茶を楽しみながらゆったり過ごすことができるでしょう。
また、子供の成長に合わせてフリースペースの使い方をカスタマイズできるため、可変性も高いです。
何もないフリースペースを作り、生活の中で作り上げてみてくださいね。
⑤畳スペースにする
二階のフリースペースの一部を、小上がりの畳スペースにする方法もおすすめです。
床から一段上がるため、仕切りのないフリースペースでも、別空間のように感じることができます。
子供とゴロゴロしてお昼寝をしても良いですし、遊び場としても活躍するでしょう。
また、バルコニーの近くに作れば、畳の上で洗濯物を畳んだりアイロンをかけたりすることも可能です。
可変性を求めるなら、フローリングで仕上げて入居後に置き畳を採用しても良いでしょう。
⑥ミニ洗面スペースに
二階のフリースペースに小さな洗面台を置いても良いでしょう。
セカンド洗面を作ることで、朝の身支度のときなどにストレスを感じることがありません。
洗面台が一階に1つしかないと、取り合いになってしまいますからね。
また、二階にも洗面台があると、家族がウイルス性の感染症にかかったときなどにも活躍します。
二階で歯磨きや洗顔、手洗いうがいなどができるため、家庭内での隔離がしやすいです。
さまざまなメリットがありますので、二階のフリースペースに洗面台を作ることも検討してみてくださいね。
▷おすすめコラム:もっと便利に快適に!子育て世代にお勧めしたいセカンド洗面の魅力
二階のフリースペースはどのくらいの広さが良い?
二階のフリースペースはどのくらいの広さが良いでしょうか。
洗濯物干し場や小上がり畳を作る場合は、広めのフリースペースが必要です。
2~4畳の空間があると使い勝手が良くなるでしょう。
対して、収納や洗面台を付ける場合は、そこまで広い空間は必要ありません。
1~2畳の空間でも十分です。収納するものや洗面台の大きさを考えて、必要な広さを考えましょう。
カウンターを付ける場合は、必要な幅によって広さも変わります。
1人座れればいいなら1畳のスペースでも良いでしょう。
2~3人座れるようにしたいなら、2~3畳の広さが必要です。
使い方に合わせて広さを考えて、使い勝手の良い二階のフリースペースを作ってくださいね。
フリースペースを二階に作るときの注意点と対策
二階にフリースペースを作るときの注意点と対策を紹介します。
寒さ・暑さ対策を行う
二階にフリースペースを作る場合は、寒さ・暑さ対策を行いましょう。
各居室にはエアコンをつけても、フリースペースには採用しない家庭が多いです。
長時間過ごすことを想定するなら、冷暖房器具を採用しましょう。
狭い空間には冷風機や電気ストーブでも良いですが、3畳以上の空間なら小型のエアコンをつけても良いと思います。
または、寝室のエアコンを活用し、ドアを開けたらフリースペースまで冷暖房できるような間取りもおすすめです。
注意点は、二階のフリースペースと階段が直結していると、一階の室温にも配慮しなければならない点です。
冬場は一階に冷気が降りるため、階段の近くは寒いと感じてしまいます。
反対に、夏場は二階に暖気が上昇するため、フリースペースは暑くなります。
これらを対策するために、階段の前に扉を付けて熱が行き来しにくい環境を作りましょう。
ロールスクリーンを付けるだけでも効果が期待できます。
また、あえて大きな吹き抜けを作り、天井にシーリングファンを付けて空気を循環させる方法も対策の1つです。
全館空調などを取り入れれば、1・2階関係なく全館が快適な温度になります。
二階のフリースペースで快適に過ごせるような寒さ・暑さ対策を考えてみてくださいね。
一階からの目線が気になる場合があるため注意
階段まわりに吹き抜けがあると一階から二階の様子が見えてしまい、フリースペースにいても集中できないという失敗例もあります。
読書や勉強、仕事などをするときは、周りの目線を気にせず集中したいときもありますよね。
一階から二階を見上げたときに、死角になるような位置にフリースペースを採用しましょう。
壁でフリースペースの一部を仕切るだけでも、目線は気にならなくなります。
逆に、フリースペースにいるときに、一階の子供の様子がわかるようにしたいという方もいますよね。
その場合は、吹き抜けのすぐ横などにフリースペースを配置することをおすすめします。
吹き抜けを腰壁で囲めば、一階の様子をすぐに確認できます。
音も聞こえやすく、コミュニケーションも取りやすいです。
フリースペースに求める条件を考えながら配置を決めましょう。
フリースペースに必要な設備を考える
フリースペースを作っても使い勝手が悪いと後悔している方も中にはいます。
原因は、広さや配置の他に「設備不足」が挙げられるでしょう。
設備とはコンセントや照明、窓の有無などです。
ただ、ごろ寝するだけではコンセントはいらないですが、スマホを充電しながらゴロゴロするならコンセントは必須ですよね。
カウンターを付ける場合は、カウンター上にパソコンやタブレット充電用のコンセントをつけるはずです。
しかし、寒いときは足元に電気ストーブを置く可能性があるため、カウンター上にしかコンセントが無いと不便に感じるでしょう。
照明も使い勝手によって選ぶべき器具は異なります。
くつろぐだけなら電球色の薄暗い照明が居心地良くて落ち着きます。
勉強や仕事をするなら昼白色の明るい電気にした方が、目への負担が少ないです。
使い勝手によって電球の色を考えましょう。
様々な用途でフリースペースを使うなら、調光・調色機能付き照明をおすすめします。
【おわりに】
二階のフリースペースは、コンパクトな空間でもさまざまな使い方ができます。
具体的な用途イメージしながら、広さや配置を考えることが大切です。
また、勉強やテレワークで長時間フリースペースを使う場合は、照明やコンセント、冷暖房のことを考える必要があります。
快適に過ごせるように設備を整えてくださいね。
フリースペースを有効活用して、家族全員が満足して過ごせるマイホームを作りましょう。
アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。
二階のフリースペースに興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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