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散らからない家にするためのアイデア10選|間取りや収納の作り方を解説

間取りや収納を工夫して散らからない家を建てよう!

マイホームを建てたら、きれいな状態を保ちたいと考える方がほとんどですよね。

しかし、実際には生活している内にものが溢れて、家が散らかってしまうというケースも少なくありません。

家が散らかる原因は様々ありますが、家の間取りや収納を工夫して片付けやすい工夫をすることで、改善できることもあります。

今回は、散らからない家にするための間取りや収納アイデアを紹介します。

自分の暮らしに合ったアイデアを、マイホームに取り入れてみてくださいね。

 

家はなぜ散らかるのか?

そもそも、なぜ家は散らかってしまうのでしょうか。

原因は、気持ちの問題と生活環境の2つが考えられます。

 

気持ちの問題とは、片付けをする心の余裕があるかないかです。

例えば、仕事や子育てに疲れてしまったときに、ものをきれいに収納する気にはなりませんよね。

逆に、ストレスがなく心に余裕があるときは、片付けに時間をかけることができるため、部屋をきれいに保つことができます。

「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉もあるくらい、気持ちの問題は部屋が散らかることと大きく関係しているのです。

 

生活環境とは、家の暮らしやすさや収納量などのことです。

例えば、どんなに片付けようという気持ちがあっても、収納が全然ない家ではものが溢れてしまいますよね。

収納が使いにくい場合も、しまうことが面倒になって部屋にものを置きがちになってしまいます。

そのため、家が散らかりにくいように間取りや収納を工夫して環境を整えることが大切です。

 

環境が整うと、日常的にものをしまう習慣が付くため、片付けに対するハードルが下がります。

家事も楽になるため、結果的に気持ちの問題も改善するケースも少なくありません。

つまり、散らからない家を作るためには、まずは暮らしに合った間取り・収納を作ることが大切なのです。

 

散らからない家にするための「間取り・収納」アイデア10選

散らからない家にするための間取りや収納のアイデアを紹介します。

 

①玄関にコート掛けを作る

リビングに脱ぎっぱなしのコートが置かれているという家庭はありませんか。

特に2階にクローゼットがある場合、毎日着るアウターをしまうのは面倒ですよね。

子供は高確率でアウターをリビングに脱ぎ捨ててしまうでしょう。

 

この問題を解決するためには、玄関にコート掛けを作りましょう。

シューズインクローゼットの棚を一部をパイプにするだけで良いので、広い空間は必要なく高い費用も掛かりません。

玄関にコート掛けがあれば、靴を脱いだついでにコートも脱いでハンガーにかけられます。

最悪、子供が脱ぎっぱなしにしても良いように、パイプの下に棚を1段だけ施工しておいてもいいでしょう。

リビングにアウターを置かない習慣ができれば、花粉やホコリ、ウイルスなどを持ち込みにくくなるメリットもあります。

 

②毎日使うカバンは玄関かリビングに定位置を作る

コートと同じく、毎日使うカバンも定位置を決めることをおすすめします。

シューズインクローゼットの近くにカバンを置いておけば、帰宅後の収納が楽です。

また、帰宅後もカバンの中身を使う場合は、リビングに定位置を作りましょう。

ランドセルなどは宿題をするときに使うので、リビングのスタディスペースの近くなどに収納があると便利です。

 

③玄関・洗面脱衣所・クローゼットを近づける

帰宅後の身なりを整えるときの動線を工夫することで、家が散らかりにくくなります。

具体的には、玄関・洗面脱衣所・クローゼットを近づけることです。

 

帰宅したら玄関で靴やコートを脱ぎ、洗面脱衣所で手を洗って洋服を脱ぎ、クローゼットでカバンを置いて部屋着に着替えるという動線を作ることができます。

また、朝の準備の効率も上がります。

クローゼットで着替えて、洗面脱衣所でパジャマを洗濯カゴに入れて身だしなみを整えれば、スムーズに出かけることが可能です。

 

この動線があることで、靴下やパジャマが脱ぎっぱなしになるという問題を改善することができるでしょう。

また、LDKに入るときには、手を洗って部屋着に着替えた清潔な状態になっているため、家も汚れません。

 

▷参考コラム:家事動線が平屋づくりでは重要!動線の良い間取りについて解説します!

 

④キッチン・洗面脱衣所には細々したものをしまえる収納を作る

キッチンや洗面脱衣所は、細々としたものが多い空間です。

そのため、奥行きの浅い収納を作ることをおすすめします。

奥行きが浅いと、調味料や化粧水などが取り出しやすく散らかりにくいです。

洗面台の鏡裏の収納は、奥行きが浅いため細々した物の収納に適しています。

壁を凹ませて作るニッチなどを活用しても良いでしょう。

 

⑤リビングに出し入れしやすい日用品収納を作る

▷建築事例|モデルハウス

 

間取りを考える際に忘れがちなのがリビングの収納です。

リビングは広さや日当たりを意識して間取りづくりをする方が多いですが、日用品が多くある空間なので収納を考えることも大切です。

筆記用具や郵便物などをまとめるられる収納や、テレビ周りの機器をしまえるテレビボードなどを採用しましょう。

テレビボードは造作にして壁付けにすると、見た目もスッキリするためおすすめです。

 

▷参考コラム:【注文住宅】居心地の良いリビングの作り方|間取りやレイアウトのコツを紹介

 

⑥ダイニング横にニッチを作ればテーブル上がすっきり片付く

▷施工事例|K.K様邸 | SIMPLE NOTE

 

ダイニングをすっきりさせたいなら、テーブル横の壁にニッチを作りましょう。

ニッチにものをしまうことで、テーブルの上にものが散らかりません。

醤油や塩コショウなどの調味料、ティッシュなどの日用品など、入れるものに合わせて高さや幅を考えましょう。

ものが出し入れしやすいように、ダイニングテーブルの高さに合わせてニッチを取り入れてみてくださいね。

 

⑦1階にミニクローゼットを採用する

▷施工事例|K.K様邸 | SIMPLE NOTE

 

2階建てを建てるなら、1階にクローゼットを採用することをおすすめします。

もちろん1階に大きなファミリークローゼットがある間取りがおすすめですが、建物の大きさや費用面で採用が難しいという方もいるでしょう。

 

そのようなときは、1~2畳くらいのミニクローゼットを1階に取り入れてみてください。

上の画像のようなウォークインクローゼットではなく、壁付けのクローゼットでも問題ありません。

 

クローゼットがあると制服や仕事着、スーツなどの良く着る洋服をしまえるため、脱ぎっぱなしが減って部屋が散らかりにくくなります。

また、朝もサッと着替えることができるため便利です。

休みの日は比較的時間に余裕があるため、2階に服を持って行ったりしまったりしやすいですからね。

平日の忙しいときに気持ちの余裕を持てるように、ミニクローゼットの採用をおすすめします。

 

⑧キッチンの背面収納は引き出しタイプを選ぶ

▷建築事例|S.M様邸 | SIMPLE NOTE

 

キッチンの背面収納は引き出しタイプを選ぶと収納がしやすいです。

引き出しタイプの他に開き戸タイプもありますが、奥行きがあるとものを出し入れしにくく収納内が散らかりやすいというデメリットがあります。

そのため、奥の方にしまった食材の賞味期限が切れたり、使わない食器が置かれているだけの収納になりがちです。

 

引き出し収納なら、収納内のものが一気に見渡せるため、食材や食器の管理がしやすくなります。

出し入れもしやすくなるので、片付けようという気持ちも湧きやすいです。

開き戸タイプと比べて少しだけ価格が上がる点がデメリットですが、採用して損はないでしょう。

 

▷参考コラム:新築のキッチンはどうする?使い勝手のいいキッチンにするためのポイントをご紹介!

 

⑨クローゼットはパイプを多めにして掛けて収納する

▷建築事例|S.M様邸 | SIMPLE NOTE

 

クローゼットは「畳んでしまう」よりも「掛ける収納」をおすすめします。

なぜなら、掛ける収納の方が手間が少ないからです。

 

畳んでしまう場合、干してある洗濯物をハンガーから外して畳、引き出しを開けてきれいに収納するという手順があります。

洗濯物を畳むのが面倒で、ついついリビングなどに置きっぱなしにしておくと、家が散らかってしまいますよね。

また、畳んで収納するとシワができやすく、アイロンがけが必要になる点もデメリットです。

 

対して、掛ける収納なら干してある洗濯物を、そのままクローゼットのパイプに移すだけで片付けが完了します。

ハンガーにかかったままなら、洋服も探しやすいため朝の準備も楽です。

 

ただし、乾燥機を使っている家庭の場合は、乾いた後にわざわざハンガーにかけるのが面倒に感じるケースもあります。

家庭の洗濯状況に合わせて、クローゼットの仕様を考えてみてくださいね。

 

⑩ランドリールームを作れば洗濯物が散らからない

洗濯物の置き場を明確化させることで、散らからない家を作ることができます。

例えば、LDKの一部に室内干しをしていると、部屋が散らかっているように見られがちです。

洗濯物を干してないときにも、ハンガーなどを出しっぱなしにしてしまう方もいるでしょう。

すると、結果的に散らかった家になってしまいます。

 

ランドリールームを作れば、室内干しをしていてもすっきりとしたリビングを保つことができます。

ハンガーやアイロンなどを出しっぱなしにしていても、散らかっている印象を与えにくいです。

また、外干しの場合も取り込んだ洗濯物の一時置きの場として、ランドリールームを活用できます。

洗濯物が散らかるのを防ぎたいなら、ランドリールームの採用を検討してみてくださいね。

 

▷参考コラム:洗濯物はどこに干す?さまざまな事例とメリット・デメリットを紹介

 

【おわりに】

散らからない家にするためには、生活環境を整えて片付けに対する難易度を下げることが大切です。

注文住宅で自分に合った間取りや収納を作り、習慣的にものをしまえるような生活ができるようにしましょう。

LDK・玄関・水回りなど、家族が共同で使う空間の動線や収納を工夫することが、散らからない家を建てるときのポイントです。

家族の生活スタイルを考えながら、散らからないための環境を整えた家を作りましょう。

 

アイリスホームでは、お客様の暮らしに寄り添った家づくりをしています。

散らからない家に興味がある方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。

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この記事を書いた人

三階 真紀

間取り・外観・内観イメージなどCADを操り自由自在に作成します。 社内の仕事を多岐にわたりこなすパワフルウーマン。北海道生まれだという説もある◎