マイホームを建てるときに次のような要望はありませんか?
- 大きな窓をつけたい
- 開放感のある明るいリビングにしたい
これらを叶えるために、南面のリビングに大きな窓をつけた間取りが採用されることは多いです。
しかし、住んでみたら外からの目線が気になって、カーテンが開けられないと後悔する方もいます。
せっかく大きな窓をつけて開放的な空間にするなら、外からの視線を気にせずに暮らしたいですよね。
今回は、外から家の中が見えない「プライバシーに配慮した間取り」について解説します。
外から家の中が見えない家の間取り実例3選
外から家の中が見えない家の実例を見てみましょう。
実例① 中庭を採用した壁に囲まれた家
まず紹介するのは中庭を間取りに取り入れた家の実例です。
正面の外観には玄関ドアと小さな窓以外の開口がありません。
外から見たら、どこに何の部屋が配置されているのか全く想像つかないですよね。
家の中に入ってみると、広々とした中庭が中心に配置されていることがわかります。
中庭の3方向から各空間に行き来ができるようになっていますが、どの部屋とつながっているのでしょうか。
1ヵ所目は広々としたLDKとつながっています。
天気の良い日は中庭のデッキに腰かけてくつろいだり、子供と遊んだりできます。
もちろん建物で囲まれている空間なので目線は気になりません。
2ヵ所目はテラスドアで脱衣所とつながっています。
洗濯物を洗ったら、そのまま中庭に出て干すことができて効率的です。
パジャマ姿で洗濯物を干していても、ご近所さんに見られることはありません。
もちろん洗濯物を見られることもないため、下着などを気兼ねなく干すことができます。
3ヵ所目は第2のLDKにつながっています。
実はこちらの家は二世帯住宅です。
中庭があるおかげで、どちらのLDKにも大きな掃き出し窓が施工できました。
空間はつながっていませんが、窓を通してお互いの様子が何となくわかる適度な距離感です。
中庭が二世帯をつなぐ共有スペースとして役立ちます。
外からの目線が気にならない、居心地の二世帯住宅の事例でした。
実例② 大きなフェンスで目隠しをした家
中庭を作らなくても外からの目線を遮ることができます。
こちらの外観を事例に見てみましょう。
建物を見ると窓が1つもなくて玄関ドアも見えません。
実は、玄関ポーチの横に玄関ドアは隠されています。
玄関ドアを開けたときに、道路から家の中を見えにくくするために工夫しています。
建物の西面には木目のおしゃれなアクセントがありますね。
実はこの木製フェンスの裏に秘密が隠されています。
建物をコの字にして1面をフェンスで覆い、中庭のような空間が作られているのです。
中庭の空間は玄関・LDK・洗面所につながっています。
LDKと洗面所は出入りができる窓をつけたため、アウトドアリビングや物干し場として中庭を活用できます。
中庭を作ると建物の面積が大きくなって採用できない場合に「コの字型+フェンス」は有効的な手法です。
▷この施工事例を詳しく見る【充実収納、家事導線がスムーズなお家】
▷おすすめコラム|プライバシー性が高く、明るく開放的な「中庭のある暮らし」とは?
実例③ 高窓で光を取り入れた家
限られた空間の目線だけを遮りたい場合は、天窓や高窓を取り入れた家をおすすめします。
こちらの家は、建物の一角をフェンスで覆って目隠しをした事例です。
南側は大きな窓がありますが、フェンスと建物で目隠しをしています。
採風を取り入れるために北側の窓にも窓を施工しました。
北面は目隠しが無いため、高い位置に窓を施工しています。
天井付近の窓なら、大きな人が外に建っていても中を見られることはありません。
また、目線を遮れる型ガラスを選んだため、将来北側に家が建っても外から見られる心配もないです。
洗面脱衣所も同様に高い位置に窓を付けています。
正方形の大きめな窓なので、採光もしっかりと確保できて明るいです。
さらに、こちらの家には将来店舗ができるようなスペースを設けました。
店舗スペースにも高窓を採用しています。
お客様にも目線を気にせずくつろいでもらえるような空間が完成しました。
▷この施工事例を詳しく見る【家族の時間を大切にした店舗付き住宅】
まだまだある!外から見えない家にするためのアイディア
事例では紹介できなかった、外から見えない家にするためのアイディアを紹介します。
外構で目隠しフェンスを作って囲む
建物の間取りを工夫するだけでなく、外構で目隠しフェンスを作って囲む方法もあります。
庭も目隠しすることができるため、BBQやプールなどを気兼ねなく楽しむことができます。
中庭の圧迫感が気になる方におすすめな方法です。
2階リビングにしてバルコニーの壁を高くする
リビングを2階に配置することで、外から見えにくくなります。
ただし、カーテンや窓を開けていると、2階でも目線は防ぎきれません。
カーテンを全開にして過ごしたいなら、リビング前のバルコニーの壁を高くしましょう。
フェンスと同じような役割を果たし、外からの目線が気にならなくなります。
建物の前にガレージを施工する
土地が広いなら、ガレージを目隠しに使う方法もあります。
ガレージは車をしまう用途なので、2~3m前後の高さが一般的です。
その高さを活かし、目隠しとして利用することができます。
南側からガレージ・庭(アプローチ)・建物の順で配置すれば、日当たりも確保できます。
庭も隠れるため、外でも気兼ねなく遊べますね。
ただし、ガレージは1方向の目線しか遮ることができません。
両サイドは目隠しフェンスなどの施工が必要なので注意しましょう。
【おわりに】
外からの見えない家は、開放的でゆったりとした暮らしを送りたい方におすすめです。
窓を開けてゴロゴロしても良いですし、周りからの視線を気にせずに庭で遊ぶこともできます。
また、外からは洗濯物も見えず、電気がついているかもわからないため、防犯性も高まります。
自分が理想とする暮らしが実現できるような、プライバシーに配慮した家を検討しましょう。
アイリスホームでは、敷地を有効活用した「外から見えない家」を多く提案しています。
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