「シンプルモダン」の外観は、とてもスタイリッシュでかっこいいですよね。
デザイン性の高さから採用したいとの要望が多く、近年のトレンドの1つになっています。
シンプルモダンはどんな景観にも馴染みやすいため、採用しやすい点が人気の秘訣でしょう。
また、単調な形状なので比較的費用も掛かりにくいというメリットもあります。
今回は、たくさんのメリットがあるシンプルモダンの家の外観事例を紹介します。
設計するときのポイントも合わせて紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
【外観事例集】おしゃれなシンプルモダンの家
おしゃれなシンプルモダンの家の外観事例を紹介します。
事例① 白が映える塗り壁の家
真っ白な塗り壁を外壁に選んだシンプルモダンな建物です。
サッシの枠の色もあえてホワイトを選び、窓ガラスをアクセントにしました。
究極なシンプルにこだわりつつ、建物の形状で遊び心を入れたデザイン性の高い外観です。
事例② 白×木目のコントラストが美しい家
白の無機質な外壁に、鮮やかな木目を採用した外観です。
木の外壁の部分は、外から使える収納として活用できます。
また、建物左側の木製フェンスは、中庭の目隠し用に施工しました。
デザイン性だけでなく、使い勝手にもこだわり抜いた点がポイントです。
実例③ 黒の外壁が魅力的なガレージハウス
黒いガルバリウム鋼板の外壁が魅力的な、存在感のあるシンプルモダンな建物です。
玄関周りに木目を採用し、印象が重くなりすぎないように工夫しました。
オープンタイプのガレージは、車が出し入れしやすいく使い勝手も良いためおすすめです。
実例⑤ 様々な顔を持つシンプルモダン住宅
淡いグレーを外壁に選んだ建物です。
黒や白のモノトーンカラーと比べて、柔らかい印象を与えることができます。
玄関ドアやサッシはブラックを選び、全体がぼやけないように工夫しました。
正面からみると角ばったデザインが印象的ですが、横から見ると斜線が強調されたデザインになっています。
採用した外壁は同じですが、建物の形状によって印象は大きく変わります。
角地や二方向から建物が見える場合は、それぞれの見え方にこだわって設計してみてくださいね。
実例⑥ 窓が1つもない究極にシンプルモダンな家
北面の窓を一切なくしたり、正面から玄関ドアを見えないようにしたりして、生活感を隠しました。
ドアや窓がないシンプルな外観なので、外壁の素材感や建物の形状にこだわって設計しています。
建物全体の形は長方形ですが、1番手前に斜めの壁を配置したため個性的なデザインの建物に仕上がりました。
外構もコンクリート敷きのみで、シンプルにまとめた点もポイントです。
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シンプルモダンの外観を設計するときの5つのコツ
シンプルモダンの外観を設計するときのコツを5つ紹介します。
①四角形が美しく見えるシンプルな形状にする
シンプルモダンは丸みや凹凸感のある形状よりも、直線的なデザインの方がかっこよく仕上がります。
建物の形状を考えるときは、四角形が美しく見えるように意識しましょう。
例えば、凹凸のある間取りでも、建物の正面は四角形に見せることでシンプルモダンに仕上がります。
こちらの建物は、道路面から見ると長方形の真四角の家ですよね。
しかし、横から見るとコの字型になっています。
良く見える面だけでもシンプルな形に見えるようにこだわりましょう。
建物の正面に凹凸をつける場合は、箱が組み合わさっているようなデザインを意識しましょう。
直線的な箱型の形状はスタイリッシュな印象を与えるため、デザイン性の高い外観に仕上がります。
②屋根は片流れかフラットに、軒を無くしてシャープな印象を与える
シンプルモダンの外観をかっこよくしたいなら、屋根は片流れかフラットにしましょう。
どちらも緩い勾配の屋根なので、シンプルモダンにぴったりな直線的な外観に仕上がりやすいです。
ただし、フラットな陸屋根などは雨漏りリスクが高まるため注意が必要です。
建物の裏側に向けて勾配がついた片流れ屋根にすれば、フラットな屋根に見せることができます。
また、軒のない家の方がスタイリッシュに見えます。
上の画像は、建物の外壁面からほとんど屋根が出ていない「軒のない」の建物です。
軒のある家を作りたい場合は、建物を凹ませて奥行きを作りましょう。
建物のスタイリッシュさを残したまま、軒のある家を作ることができます。
軒の深い家は夏場の強い日差しを遮ってくれるため、暮らしやすい空間を作ることが可能です。
デザイン性だけでなく、耐久性や暮らしやすさも考えながら、屋根の形状を工夫してくださいね。
③色を使いすぎない
シンプルモダンは、その名の通りシンプルなデザインの建物です。
そのため、色を使いすぎるのはやめましょう。
外壁は単色で玄関ドアだけ違う色を採用するだけでも、十分にかっこいい外観に仕上がります。
ベースカラーは、白・黒・グレーなどのモノトーン系のカラーがおすすめです。
ネイビーやグリーン系の外壁を選ぶ場合は、ダークトーンを選んでください。
アクセントで色味を足すなら、シンプルモダンと相性が良い木目が良いでしょう。
茶系のアクセントは主張しすぎず、モノトーンカラーに馴染みます。
④窓の数やデザインの種類は最低限に
窓を少なくすると、形状や外壁の素材を楽しめるシンプルモダンな外観に仕上がります。
逆に窓が多いと中々シンプルなデザインに仕上がりません。
そのため、シンプルモダンな建物にしたいなら、家の正面が北や西側になるような土地をおすすめします。
こちらは北道路の土地に建てた、シンプルモダンな建物です。
北面や西面は、日当たりの重要性が低い水回りや収納などを配置することが多いため、窓の少ない外観を作りやすいでしょう。
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南面や東面が正面に来る場合は、暮らしやすさを考慮して大きな窓をつけるべきです。
大きな窓をたくさん採用する場合は、窓の種類を最小限にしましょう。
全て同じ高さの窓にすることで、統一感が出てシンプルな印象を与えることができます。
また、外構で高めの塀を施工して窓を隠す手法も効果的です。
大きな窓を見せたくないなら、ぜひ採用してみてくださいね。
高さのある塀があるとプライベートな庭も作りやすいため、使い勝手も良くなります。
⑤無機質な素材を取り入れる
シンプルモダンは、柄物や複雑なデザインよりも、スタイリッシュで単調なデザインが合います。
外壁は塗り壁やガルバリウム鋼板、玄関はモルタル仕上げなど、無機質な素材を取り入れてみてください。
下の画像は、ガルバリウム鋼板の外壁とモルタルの玄関を組み合わせた事例です。
玄関タイルがないだけでも、柄が無くなって無機質な印象になりますよね。
ベースをシンプルにした分、木の外壁が映えておしゃれです。
外構も建物の素材に合わせると、より統一感が出てかっこよく仕上がります。
色や形状だけでなく、素材にもこだわり抜いてシンプルモダンな建物を設計しましょう。
【おわりに】
シンプルモダンの家を建てるときは、色・形状・素材感が大切です。
窓が少なくする場合、建物の細部にまで目が届きやすいため、繊細な設計が必要になります。
大変な面もありますが、こだわり抜くほどかっこよさが際立つスタイルです。
自分達の要望を満たした、デザイン性の高いシンプルモダンの外観を作ってくださいね。
アイリスホームは、1棟1棟こだわり抜いたシンプルモダンの建物を建築しています。
今回紹介した実例で、シンプルモダンの魅力が伝われば幸いです。
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